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クールビズをだらしなく見せないドレスダウンの工夫(4)[靴、その他のアイテム編]

投稿日:令和元年(2019) 8月18日

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クールビズの工夫について過去3回に亘って取り上げてきましたが、今回は最終回として靴、腕時計、かばんにフォーカスします。

当サイトに寄せられた読者のみなさんからのコメントも交えつつ、クールビズにおける各アイテムの工夫について、考えてみます。

<これまでの記事↓>



1.靴

クールビズ、普段の革靴でOK?

服を軽装にしたのに、靴はスーツ用のビジネスシューズですか?

もちろん、クールビズにおいて「確実に正解」という靴は無いですし、また、あえてハズシとして軽装にきっちりとした靴をあわせるという手法もあります。

ただ、一度はそのコーディネートについて考えてみることが必要だと思います。

それでは、いったいどうすれば良いのでしょうか。

服と靴のドレス度をあわせる

靴のドレス度

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靴のドレス度は概ね上の図の通りです(異論は沢山ありましょうが、とりあえず仮置きで……。)。

 

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これに、外羽根、内羽根、モンクストラップかという要素が加わります。

 

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そしてややこしくするのが、黒靴の他に茶靴やスエードもあること。さらに、茶色には色の濃さがあると言うことです。

このあたりは深く論じると記事が数本書けてしまいますので詳述しませんが、色や素材の観点を加えると概ねこんな感じでしょうか。(なお、図はあくまで各カテゴリーごとにドレス度を表しただけで、横軸での位置に意味はありません。)

例えば、スーツをジャケパンに切り替えた場合、色を黒から焦げ茶に変えてみようとか、上着も取った場合ローファーにしてみようとか、服に合わせた靴選びが大切だと思います。

必ずしもセットがあるわけではない

なお、必ずしも「この服装にこの靴」というセットがあるわけでなく、あくまで素材感やドレス度に応じて都度考える必要があります。

とはいえ、よく分からないという方は、あまり難しく捉えず、「靴は服に比べて硬すぎないか」くらいを考えるだけで十分です。

その上で、色のコーディネート(例えば、薄い色のズボンには茶靴が合いやすい)を決めていけば良いのではないでしょうか。

基本ルールは守ったほうが良い

なおビジネス現場ですので、靴は綺麗に保ち、すね毛は見せない、というこれまでの革靴に用いられる基本ルールは健在です。

当然ロングホーズで。ハリソンのリネン混のものが丈夫でサラサラしてておススメ。ネイビー5足そろえて毎日ローテーション。

――basicmanさん

スニーカーはクールビズにOKか?

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靴の最後に、スニーカーの是非について触れておきます。

週の2〜3日はレザースニーカーを履いています。

今年の流行らしいですが、レザーにすることでカジュアルからドレス側にシフトしてクールビズにも対応出来ると個人的に思っています。靴紐を白からレザーと同じ色もしくは黒にすることで更にドレス側に寄ります。ついでソールも白では無く黒を選ぶと良いかも。

――イノウエさん

コメントにあるとおり、革靴に近いレザースニーカーという選択肢もありますが、普通のスニーカーも場合によってはアリだと思います。

例えば、業種業態によってはポロシャツ×チノパンのクールビズもあろうかと思いますが、この場合むしろスニーカーの方が合わせやすいでしょう。

 



2.腕時計

次に考えるのは腕時計です。

靴と同様、腕時計にもカジュアル度が存在し、ドレスダウンをする上でのコーディネートを考える必要があります。

腕時計のドレス度

これも革靴と同様、精査すると記事が数本書けてしまうのでエッセンスのみで。

基本的には、

  1. ケースサイズ:大きければカジュアル度UP
  2. 文字盤色:白以外でカジュアル度UP
  3. 針の数:多くなるとカジュアル度UP
  4. バンド素材:革(黒→茶)→金属→布/樹脂の順にカジュアル度UP
  5. 種類:潜水士や航空士用を出自に持つものはカジュアル度UP

といった感じです。

ただし、境界は曖昧になりつつある

近年はスーツスタイルに大きく厚みのあるダイバーズウォッチをあわせたり、さらにスマートウォッチの登場などにより、コーディネートのセオリーは曖昧になりつつあります。

従って上述のドレス度はあくまでも目安程度に考えて、あまり神経質にならずに、自分のしたい腕時計をつけていく位の勢いでも良いと思います。

クールビズらしい工夫

とはいえ、クールビズらしい工夫をすることで、オシャレを楽しむことが出来るのもまた事実ですので、いくつかご紹介します。

革の色、素材

たとえば茶靴を取り入れた場合、ズボンのベルトに加えて腕時計のベルトも色と素材感を揃えるとオシャレに見えます。

また、薄い灰色や水色などの明るい色も、クールビズのアイテムと合わせやすく清涼感のある雰囲気になるのでオススメです。

ただし、夏場の汗対策は重要。革ベルトであればラバーを貼ったような防水の物がおすすめです。また、外出が多い場合は実用性や通気性を考え、金属ベルトへの交換も視野に入れます。

なお、革ベルトと汗については以下の記事で言及していますので、興味があればご覧下さい。

NATOベルト

さらにカジュアル側に倒して布製のベルトを使うという手もあります。

時計のNATOベルト交換などです。

――たらりこさん

NATOベルトとは、ナイロン製のストラップのこと。ミリタリー要素が強く、かなりカジュアルに見えますが、とても涼しげです。

普段のスーツスタイルには難しいコーディネートですが、かなりカジュアルに倒したクールビズであれば、色柄も豊富にあるため合わせやすいです。

サイズの工夫

いわゆるデカ厚時計では下品に感じられるので、小さめの時計をさりげなく着用しています。私の場合は、ロレックスのオイスターデイトという34ミリの時計を愛用しています。

黒文字盤のバーインデックスのモデルですが、ぱっと見ロレックスとわからないくらいシンプルで、大きさも小さいので、上品にまとまってると思っています。

34ミリというと最近の時計としては小ぶりですが、ワイシャツとスラックスだけという簡素な服装ですと、この大きさが逆にオシャレかな? と思っています。

――ブレゲ好きさん

半袖や腕まくりの状態だと腕時計はかなり目立ちます。

冒頭で、ケースサイズが大きくなるとカジュアル度がUPすると記載しました。しかし、クールビズだからといって十把一絡げにデカ厚にすればよいというものでは無く、個人の体格に合わせたサイジングが優先です。

 

3.かばん

こちらも、普段のスーツスタイルで使っていたかばんを、そのままクールビズで使ったときにちぐはぐに見えないかを考える必要があります。

基本的には、靴に色と素材を合わせる

かばんには多種多様な色や素材があるため、文章化が難しいのですが、簡単なのはやはり靴の色と質感をあわせてしまう事です。たとえば、クールビズで茶靴を履く場合は、似た様な色の革が使われた(全体ではなく一部でもOK)かばんを合わせるとしっくりきます。

とはいえ、多くのビジネスマンがナイロン製のバッグを多用している昨今。ナイロンバッグはカジュアル度がある程度高いため、クールビズでも違和感が無く、そのままでも十分なケースが多いでしょう。

また、これはクールビズに限らないのですが、かばんはサイズ感がとても重要で、体の小さな方は小さめを、大きな方は大きめを選ぶと見栄えが良くなります。

リュックサックはありか

「ビジネスにリュックサックはありか」という問題はいずれ記事にしようと思いますが――ことクールビズに限定すると、私はアリだと考えています。(異論はあると思いますが……。またスーツスタイルにあっても「肩掛けかばんで肩を潰すくらいだったら、リュックサックにすべき」という考えです。)

本当は革製のクラシカルなデザインのリュックサックが格好良いのですが、価格はもちろん、重さや色移りなどの使い勝手を考慮すると、あまりこだわらずに、化繊でタウンユースのスッキリとしたデザインを選べば良いと思います。

 



4.おわりに

今回のまとめ

靴、時計、かばんに共通するのは、自身が着る服と違和感が無いかどうか、という点でした。

つまり「スーツから上着を脱いだだけ」はもちろん、「トップスとボトムスだけクールビズ仕様」も一度立ち止まって考えるべきということ。

春先までのスーツスタイルに合わせていたアイテムをそのままクールビズで使って大丈夫か再点検し、必要(と好み)に応じて変化をつけていくことが重要ではないでしょうか。

もちろんビジネスの現場ですので、ある程度の「清潔感」「礼儀/礼節感」といった”きっちり要素”を残しつつ、クールビズ化した服装にどう合わせるかもポイントです。

シリーズ全体を通して

スーツスタイルはおおよそルールが決まっており、そのルールを理解し実行すれば(ある程度まで)スタイリッシュにみせることは簡単でした。

一方で、クールビズはその定義すら曖昧で、業種業態、そして個々人によって崩し方やスタイルは千差万別です。

そのため、まだまだ検討する要素は多数あり、また拾いきれなかったコメントもありますが、一旦はここでシリーズを完結させたいと思います。

 

謝辞

読者の皆様からは、予想を上回る大変多くのコメントをいただきました。そして、そのコメントを元に本シリーズを構成することが出来ました。深く御礼申し上げます。

8月も終わりを迎えようとしていますが、残暑の期間、そして来年にむけたクールビズの参考になりましたら幸いです。

 

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