平成26年/2014年も残すところあと僅かになりました。
みなさま如何お過ごしでしょうか?
当サイトでは年間を通して、様々なグッズを人柱と称してレビューしていますが、今年は一年の振り返りとして、それらの中からベストバイを発表します。
<参考:各年のベストバイ>
第3位 WOLY「スエードカラーフレッシュ リキッド」
第3位は「スエード靴の手入れ方法を考える」(8月24日)でレビューした、ウォーリー・スエードカラーフレッシュ リキッドです。
※H30.8.14追記:現在この製品は取り扱い中止になっていおり、後継製品は「ファマコ スエアドカラーダイムリキッド」です。
スエードはブラッシングによって毛並みを整えるだけという、手入れがとても簡単な皮革ですが、それでも時が経つと日光や風雨で色があせてしまいます。
そこで、保革、補色、防水という、ブラッシングに足りていなかった3点を同時に補うことが出来るのが本製品です。
本製品を使うことで、見違えるほどスエード靴が蘇りました。
前々から気になってはいたものの、他社から似たような製品が出ていなかったのでスルーしていました。
もう少し早く手を出しておけば良かったと思っています^^;
なお、日々のブラッシングや防水スプレーも重要ですし、コバ部分は普通の革靴と同じように、油性靴墨やコバインキによる手入れが重要なことを附記します。
左がBefore、右がAfter。
第2位 LifeValue「オリジナル レッドシダー シューキーパー」
続いて第2位は、「贈答品としても使えるようになった、進化したライフバリューシューツリー再レビュー」(6月29日)にてレビューした、ライフバリューのオリジナルレッドシダーシューキーパー(シューツリー)です
僅か\2,580とは思えない完成度で、私も常時3~4セット使い回す程になりました。
この製品自体の初レビューは2年前、「ライフバリューのオリジナル激安シューツリー(シューキーパー)を買ってみた」(H24年8月18日)なのですが、今年からパッケージが一新され、贈答品としても耐えられるようになりました。
「シューツリー」は「乳化性クリーム」「ブラシ」と並んで、靴好きの三種の神器であると考えています。
ご友人を「靴好きの沼」へ引きずり込むため、ぜひプレゼントして差し上げてください。
新しくなったパッケージ
第1位 ユニクロ「AIRism」
ベストバイの1位にファストファッションとは、本サイトをご覧の方の中には、落胆する方がいらっしゃるかも知れませんが^^;、私にとっては、今年かなりインパクトのあった製品でした。
「ユニクロの涼しい機能性下着「AIRism」フォトレビュー 」(6月15日)、にてご紹介したのが、このユニクロのAIRismです。
綿100%の肌触りにはやはり敵いませんが、その薄さ、価格、吸水性、消臭機能、洗濯の容易さなどなど、かなり優秀です。
特に、こういったシャツには珍しく、下着が透けないベージュがあるのが秀逸。
また、電車やオフィスの中など、我々サラリーマンは冬でも汗をかく機会が多いため、一年中活躍しています。
本品に含まれるポリウレタンは経年劣化があるため、ぜひ通年で使い倒しましょう。
ユニクロの他の製品は、諸手でベストバイなわけでは到底ありませんが、少なくとも下着については優秀な製品が多いと感じています。
皆さんの今年一年のベストバイは何でしたか?
レビューグッズでは無いため上記の候補には入っていませんが、私の中での本当の1位は、葛利毛織の三杢のスリーピーススーツでした。
しっかりとした打ち込み、美しい光沢、ハリとコシ。とても素晴らしいです。
日本製の服地は、以前は「品質は○、色柄は×」とか、「ガラパゴス的機能性素材ばかり」とか批判されてきましたが、最近は正統派で勝負する織元が増え、色柄/品質共に○な生地が多くなってきました。
そこで提唱したいのが、日本製服地の見直し(再評価)です。
雑誌やセレクトショップの影響で、舶来製生地がもてはやされてきましたが、日本製服地は、よくよくみると、素晴らしい物がとても多いのです。
特に、来年は円安の影響で舶来製生地の大幅な価格上昇が予想されます。
複数の店で話を聞いたところ、春物、遅くとも夏物からはかなり価格が上がってきそうです。
もちろん、日本製であっても羊毛は輸入原料であるため、舶来ほどでは無いですが、多少の価格上昇は避けられないかも知れません。
しかし、それでも日本製服地は高コスパで、相当に掘り出し物だと感じています。
それでは、皆様よいお年をお迎えください。