まとめ ベストバイ

平成29年 ファッショングッズ「ベスト・バイ」

投稿日:平成29年(2017) 12月31日  更新日:令和2年(2020) 3月9日 

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今年も残り数時間になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

3年前から、年末にその年のベストバイを考えてきました。

今回も、今年買って良かった、オススメしたいアイテムを3品、購入後の状況も補足しながら、ランキング形式でご紹介します。

<参考:各年のベストバイ>

第3位:脇汗パッドが秀逸!「グンゼYG 清涼カットオフ」

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実は、昨年のベストバイで第1位に選ばれたのもグンゼYGで、2年連続の登場です。

昨年の当選理由は、肌着が透けない「SEEK」とほぼ同一の品質で、手頃な価格というコスパ重視のものでした。

しかし、今回の「清涼カットオフ」タイプは、その向上した機能性に注目しています。

透けない・染みない・涼しい+安価

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SEEK譲りの「透けない」に加え、吸汗パッドが標準装備されたことで、夏場の見苦しい脇汗を殆どブロックしてくれました。

そして、強撚糸(きょうねんし)を用いたことで風がよく通り涼しく、さらに汗によるベタつきも無くなり、とても快適になりました。

晩夏から売り切れ、来年に期待

3月に発売、6月にレビューしたグンゼYG 清涼カットオフですが、ネット上では夏の終わり頃には既に売り切れが続発し、今は購入出来なくなっています。

メーカー側は、夏専用商品として製造数を絞ったのかも知れませんが、個人的には通年で使える良いシャツだと感じました。

これだけ売れ行きが良かった(と思われる)のですから、来年の春には販売が再開(またはリニューアルが発表)されるのではないかと、期待しています。

強撚糸+ワキ汗対策が凄い「グンゼYG 清涼カットオフ」シャツ

グンゼのYGカットオフから、清涼タイプを謳う製品が発売されていたので、従来品との比較を交えつつ、レビューしてみます。

 

第2位:快適で美しい!「REGAL TOKYO 九分仕立て」

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2位は、先月レビューした、リーガルトーキョー(REGAL TOKYO)の九分仕立てです。

見た目の美しさは当然、履き始めから足へ完全にフィットし、そしてその歩きやすさにとても驚きました(グッドイヤーウエルテッド製法の「育てる」感覚も好きですが、これは別格といった感じです)。

リーガル4足分の価値

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とはいえ、標準仕様で11万円~という値段は、一般的なリーガルの4足分に相当します。

従って、「どんな人にもお勧めできる」物ではありませんが、単身で可処分所得に余裕のある方や靴好き(かつブランド名に固執しない方)にとっては間違いなく納得できるものです。

年間に履くことが出来る靴の数は有限です。少なくとも私にとっては、リーガル4足よりもこちらを選びます。

追加するか、フルビスポークにするか

未だ、「この次」をどうするか結論は出ていません。

どうも自分の足形がREGAL TOKYOと好相性のようで、このまま九分仕立てを追加するのでも良いのでは? とも思いますが、他店のビスポークにも走りそうな気もしています。

REGAL TOKYO「工房九分仕立て」体験記(後編)

リーガルのビスポークサロン「REGAL TOKYO」の工房九分仕立てオーダー体験記。工房九分仕立てを選んだ理由、オーダーの流れ・ポイントなどを紹介した前回に引き続き、納品された靴の外観や履き心地のレビュー、既製靴との違い等について、考えます。

 

第1位:抜群の使い勝手と色合い!「イングリッシュギルド ビーズリッチクリーム」

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今年、一番の「買い」だと思ったのがこちら。イングリッシュギルド ビーズリッチクリームです。

これまでサフィールノワールを主に使っていました。しかし、光沢感はよいものの潤いが足りない事があり、デリケートクリームを併用していました。

保革・光沢・色合いのバランスが良い

そんな時、昨年購入し、しばらく放置していたビーズリッチクリームを使い始めまたのですが、とても使いやすくビックリしました。

まず、水分/油分がふんだんに含まれ、また革への浸透も優れているため、保革に最適だったことです。

そして、往々にして保革重視のクリームに足りない光沢も優れていました。ストッキングで磨くと、つま先/かかとの靴墨でのポリッシュも不要なほどです。

また、素晴らしいのが仕上がりの「色合い」です。ビーズリッチクリームの黒色には(恐らく)青の色素が含まれているのですが、黒の革をとても上品に引き立てるのです。

香りも良し

なお、保革と光沢について、その性質はコロニルのディアマンテとよく似ています。

しかし、香りは断然ビーズリッチクリームの方が好みです^^;

汚れも良く落ちる

ニュートラル(白色)のクリームを使うとよく分かるのですが、前回塗った靴墨が良く落ちます。

当然、(塗布専門のペネトレィトブラシではなく、布を使った場合ではありますが)ブラッシング後のステインリムーバーの回数が減りました。

弱点は水濡れ

ただし、そんなビーズリッチクリームにも弱点が。水で濡れたときに色落ちしやすいのです。

従って、雨ぬれを想定した靴の手入れには、従来通りサフィールノワールを利用しています。

特に、週末の色の薄いズボンで雨に濡れると、色がかなり移るので注意します。

そういえばレビューしていなかった……ので、レビュー

今更で大変申し訳ないのですが、実は本製品、記事で一度もレビューしていませんでした^^;

ということで、この場を借りて写真でご紹介します。

 

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こちらがブラック(黒色)。フタをみると分かるのですが、かなり青みがかっているのが分かります。

 

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ニュートラル(白)もあります。

いずれも一瓶2,000円(税抜)と、一般的な靴クリームよりは若干高めです。

しかし、靴クリームはそうそう減らないので、高い物を買っても永く使えるのと、この靴クリームは汎用性(これ1本で手入れが完結)を考えると、コスパは良好だと思います。

 

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ライトブラウン(薄茶色)です。黒色には、隠し味(色)として青色が入っていましたが、こちらは薄い赤色が入っているように感じます。

ほかにも、ネイビー、バーガンディ、ミディアムブラウン、ダークブラウンの計7種類があります。

今年後半の靴磨きは、約半分がビーズリッチクリーム一本という状況になったほど、私の中ではベストバイになりました。

特にブラックはかなりオススメです。

リンク

以上、平成29年のベストバイでした。

皆さんにとって、今年のベストバイにはどんなものが有りましたか? 宜しければコメント欄から情報をお寄せ下さい。

 

年のおわりに

改めて見ると、例年に比べて今年はレビュー記事が少なかったかな……と感じました。

新商品がそれほど多くなかったのもありますが、質問を沢山戴くようになり、その回答としての記事が多くなった一年でした。

一方で、質問の回答が、私の力不足で難しいなど、その全てが記事化にまで至らなく申し訳ない限りです(メールアドレスを記入してのご連絡には、原則全て返答している……はず)。

また、レビューの依頼も多数戴いていますが、こちらも全てに対応できておらず、この場を借りてお詫びいたします。

来年は……

引き続き「サラリーマンのファッション」を良く/楽しく/快適にするための課題と、その解決を考えていくと共に、アンテナをより高くして、今年少なかった役に立つファッションアイテムのレビューも拡充させていこうと思います。

また、(これは昨年の抱負と丸かぶりで恥ずかしいのですが)初めてご覧になった方が体系的に記事を読み進められるよう、サイトの情報/構成をもう少し構造的にしたいです。

 

皆さんのコメントや叱咤激励に支えられ、平成22年の正月から丸8年、来年で9年目になります。

ファッション業界とは関係のない一人のファッション好きの立場から、これからもサラリーマンのファションについて、皆さんと一緒に考えていけたらと思います。

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