一応、このサイトにもアクセス分析がついているのですが、
毎年この時期になると「新入社員 スーツ」や「社会人 スーツ」で検索してくる方が多く見えるようです。
そこで、いっそ新入社員向けのスーツスタイルガイドを作ってしまえ! ということで、今回の話題です。
このスーツを買えばいい、あのタイを買えばいい、というガイドも考えました。
しかし、初任給前の新入社員or学生の懐事情でそれは酷というもの。まずは手持ちのアイテムを使って、「如何にコストパフォーマンスを高くスーツスタイルを構築していくか」をテーマに書きたいと思います。
■最初にメンテを覚える
さて、手持ちのアイテムを着るにしても、新しいものを混ぜていくにしても、一つ大事なことが有ります。
それが、アイテムのメンテです。
幾ら良い物/似合う物を買ったところで、汚れている物を着ていては、全てが無駄になります。
逆に言うと、メンテ一つで見違えるほど格好良く見え、アイテムが長持ちするのです。
まずは、メンテで使う道具を示した上で、次にその使い方を考えていきます。
■手持ちのスーツ/アイテムを格好良くするアイテム
まずは以下の物を購入/用意して下さい。
・洋服用のブラシ(なるべく大きく、毛足が長い物)
・靴用の乳化性クリーム(靴にあった色を)
・靴用ブラシを2本(出来れば化纖でないものを)
・シューツリー(プラスチックでも可)
そして、余裕があれば以下も購入/用意して下さい。
・厚手のハンガー(スーツの着数分、まずはプラスチックでも良いです)
・スラックスハンガー(これも着数分、クリップで挟むタイプ)
・ハンディスチーマー
では,詳しい使い方を見ていきましょう。
■スーツスタイルを綺麗に保つ10のコツ(1~5)
家に帰ってきたところを想定して,その順番でご紹介します。
1. 帰宅後は靴用ブラシその1で靴をブラッシング
2. 靴には必ずシューツリーを入れて収納
3. 帰宅後はスーツを洋服用ブラシでブラッシング
4. スーツは必ずハンガーに掛け,風通しの良いところで一晩おいてから収納
5. 連日同じスーツや靴を履かない(出来れば中2日開ける)
以下、補足と理由説明です。
泥道を歩かなくても、靴や服には大量のゴミや埃が付着します。
一見綺麗に見えても、一日外出するとかなり汚くなっているはずです。
これらの汚れは、見栄えが悪くなるばかりか、服や靴の寿命を縮めるので注意しましょう。
→参考:靴を格好良く見せ、長持ちさせるために(下)
# 靴用ブラシその1があるのは、後日靴のメンテで利用するその2と分けて使う必要があるからです。
なるべく大きなものを使った方が楽
左はモゥブレイの靴ブラシ(日;コシが強い豚毛のブラシ。平野ブラシとのコラボ。靴クリームを塗るときにも使える)
右はチャーチの靴ブラシ(英;柔らかい馬毛のブラシ。埃を取るときに丁度良い)
そして、脱いだらハンガーやシューツリーといった、型崩れ防止をした上で収納して下さい。
→参考:シューツリー(シューキーパー)を考える2 「シューツリーの使い方」
→参考:スーツを長持ちさせるための5つの方法(初級編)上
また、一日着倒した服や靴は大量の汗を吸っていますし、寿命とおしゃれの観点からも、連日着用は避けて下さい。
靴用と同様、大きい方が使いやすく、また毛足が長い方が服地を傷めづらくて良い
手前は洋服ブラシDX(日;天然豚毛で1本千円程度。コストパフォーマンスは抜群)
奥はKENTブラシ(日;大きさが丁度良く、静電気防止設計で埃がつきにくい)
ズボン(トラウザーズ)用ハンガー
裾からつり下げるとクリースがピンと張って伸びるので良い
ジャケット用ハンガーのズボン掛けは、落下したりシワがつきやすいので注意