左からホコリを落とす用のブラシ(チャーチの馬毛ブラシ)、
乳化性クリームを塗ったあとにかけるためのブラシ(モウブレイの豚毛ブラシ)
後半の今回は、靴を長持ちさせるための初歩TIPSの残り2つの紹介と、まとめをしたいと思います。
「お金と手間を最小限に」、を念頭に考えてみました。
←前回「靴を格好良く見せ、長持ちさせるために(上)」へ
4.ブラッシングする
→靴の見た目を維持する最も簡単な方法です
靴は地面に近く、泥やホコリ、排ガスのスス等が簡単に付着します。汚れは靴の見栄えを悪くするばかりか、放置することで寿命を縮めます。
そこで、帰宅後に片足10秒、両足で20秒ブラッシングすれば、見た目を維持できます。(靴クリーム用とブラッシング用のブラシは、分けることをお勧めします。)
※時間がない時に、手っ取り早く靴を磨く方法は、まさに「ブラッシング」です。
5.リーガル(REGAL)を買う
→日本で安くて品質の良い靴を買う最も簡単な方法です
靴は、製法や素材によって、寿命や輝きが全く違います。
製法はグッドイヤーウェルテッド、皮革は銀付きの本革が絶対にお勧めです。見分けがつかない場合、この2つの条件を満たし、一番安価な靴を買う最も簡単な方法が、日本製のリーガル(REGAL)/[official site]の靴を選ぶことです。もう少し出せる場合は革とデザインに優れる同じく日本製のスコッチグレイン(SCOTCHGRAIN)/[official site]もお勧め。
※注意※ 靴は木型ごとに表記サイズと異なることが多いので、慣れないうちは通販をお薦めしません。最低限、実際のオフィシャルショップ(専門のシューフィッターが居ます)で装着感を確かめたあと、同じ木型の靴を通販で買うようにして下さい。(出来ればそのお店で買ってあげて欲しいですが、通販の方が通常安く買えます)
追記:リーガルの公式通販サイト「シューズ・ストリート」の場合、無料でサイズ交換が出来るのでオススメです。
まとめ
お金と時間が無くても「靴を格好良く見せ」「長持ちさせる」ためには――
- ローテーションを組む
→最低3足で履き回しましょう。持ちが全然違います。 - シューキーパーを使う
→保管時や手入れをする時はシューキーパーを使いましょう。ひび割れを防ぎ、靴を美しく保ちます。 - 靴クリームを使って磨く
→乳化性クリームが皮革に油分を与えることで長持ちし、ロウ分が靴を美しく光らせます。 - 履いた後ブラッシングする
→放置した汚れは靴の寿命を縮めます。 - リーガル(REGAL)を買う※
→長持ちさせやすい靴を買うのも一つの方法です。
※日本国内で本格靴を買う上で、一番安く、迷いなく買うことが出来ると言う意味での選択です。従って、お金に余裕がある場合は、日本製ならスコッチグレイン、イギリス製ならアルフレッドサージェントなどがコストパフォーマンスが良く、さらに出せるならチーニーやクロケット&ジョーンズなどがお薦めです。
それぞれのTIPは本当に奥が深く、上記すべてを実践した上で、更に探求してみて下さい。今回ご紹介した方法を一つも実践していない状態を0,靴の手入れが完璧な状態が100だとすると、今回のだけでもすべて実践すれば70位の達成状況になるはずです。
格好いい靴を履いているだけで、普段のスーツ姿が格段にクールになるとおもいますよ。