新入社員向け

新入社員向け「スーツスタイルと仲良くなる」方法

投稿日:平成29年(2017) 3月12日

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今年の初めに、4月から社会人という方から「カジュアルだと上手くいくのに、スーツ姿だとダサくみえる。なにか手っ取り早く改善できる良い方法はないか」といった主旨のメッセージを戴きました。

正直、瞬時に実現できる方法は見当たりませんでした。ただ、スーツに初めて触れる方が、効果的にスタイリングを改善する方法をなんとかひねり出し、ご返信しました。

4月まで残り僅か。今回は、新入社員向けの記事を増やして欲しいという要望もいくつかいただいていることもあり、その時の内容を記事にしてみます。かなり大きなテーマですが、皆さんと一緒に考えたいと思います。



1.店員(テーラー)と仲良くなろう!

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プロの意見を聞く

自身のスタイルが確立しているのなら別ですが、まずはその道のプロに頼るのが簡単な方法です。

そして、一番身近にいるプロがスーツ店/セレクトショップの店員やテーラー。彼らと仲良くなることが、自身のスタイリングを改善できる近道だと考えます。

ポイントは、自分と同じ年齢より少し上の店員(=自分の年齢を体験し、知識はあるが感覚はズレていない)を見つけること。新入社員なら20代後半から30代前半くらいが良いと思います。

自分を覚えてもらう

「仲良くなる」というのは、単にその店で買ったり、顔を見せたりすることだけではありません。自分の業界や、持っている服、そして自身の好みを伝え、店員と共有することを言います。

最初のうちは、最近の流行や、店が推奨するアイテムを基に提案してくることでしょう。しかし、ある程度客の状況や好みが分かると、個々人にあった服を提案してくれるようになります。

もちろん、店員の優秀さや、自分とフィーリングが合うかも重要なポイントです。参考までに、チェーン店の場合、主要駅など繁盛している店に優秀な店員が配置されることが多いと感じます。

スタイリストとして活用する

このように、店員をスタイリストとして活用することが重要です。今はスーツもネットで安く購入出来ます。試着/返品も自由な店が沢山あります。ただ、この「スタイリスト」が上記に加え、以下の重要な役割を担うため、今のところネットでスーツを購入するのはお勧めしません。

1つ目は、適切なサイズを把握しやすいこと。自分で、自身の正確な寸法を把握していたとしても、ブランドやラインナップ、さらに製品個体差からスーツのサイズ表示は信用できません。また、試着には慣れが必要で、かつ遠目で見られないなどセルフチェックにも限界があります。

2つ目は、コーディネートの助言が得られること。吊し(既製服)はもちろん、オーダー時のデザイン――裏地やボタンなどを選ぶ際の助言は、とても参考になります。これは、どんなに優秀な指揮官であっても優秀な参謀が必要なように、どんなに自身がファッションの知識や技術を身に付けたとしても助言は必要だと思います。

 

2.靴に気を配ろう!

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スーツスタイルなのに靴? と思うかも知れませんが、良い靴を選ばないとスーツスタイルは完成しません。

本格靴から選ぶ

街で、高そうな(恐らくブランド物の)スーツを着ている人を見ていて、なんかしっくりこない……というとき、大抵は靴が安物か汚いケースが多い様に思います。

「本格靴」の定義は難しいですが、簡単に(乱暴に)言うと、百貨店で3万円以上の価格帯の靴です。革靴と名のつくものは3千円代から購入できますが、同じスーツを着ていても、見た目は段違いです。

個人的には、この価格帯ではリーガルスコッチグレインが間違いが無くて好きです。

また、安い靴を履きつぶすのでは無く、本格靴を手入れしながら永く使うことは、所作としても好感が持てます。

正しいサイズを知る

ポイントとしては、初めての本格靴はシューフィッターの居る店で、それ以降も必ず試着が出来るところで購入することです。

革靴、とりわけ本格靴の正しいフィッティングには、慣れが必要です(カジュアルとはサイズが違うことが多いです)。新宿伊勢丹や有楽町阪急といった、男性専用のコーナーが広くとられた百貨店や、靴ブランドの直営店などで、専門の係員にフィッティングを任せてみましょう。

また、通販で購入するときも、Amazon Fashionリーガル直営店など、返品交換が無料で出来る店を選ぶことが重要です。

 



3.雑誌との付き合い方を学ぼう!

インターネットが発達した現在でも、ファッション雑誌をスタイリングの参考にしている方も多いのでは無いでしょうか。

方向性をあわせる

カジュアルファッションと同じように、スーツスタイルをメインに扱う雑誌も、対象とする年齢、家族構成、カジュアル度、収入ラインといった方向性があります。

書店やネットの試し読みなどを活用して、好みの雑誌を見つけることが重要です。

なお、私の独断と偏見による、スーツの取り扱いがあるファッション誌のターゲット層は、こんな感じです。

  1. メンズ・イーエックス:30代後半~50代、クラシカル/スーツ好き、管理職以上
  2. メンズクラブ:30代~40代、ジャケパン、イタリア北部好き
  3. LEON:40代~50代、若い女性にモテたい、イタリア南部好き
  4. メンズプレシャス:40代~50代、クラシカル、お金持ち
  5. (番外:半期刊ムックですが)FINEBOYS+plus SUIT:20代~30代、スーツの基本、新入社員向け

本稿の内容からすると、1番か2番、番外ですが5番あたりがオススメです。

雑誌は商品カタログだと割り切る

一方で、殆どの雑誌が、ファッションブランドとセレクトショップによる広告収入で成り立っていることに注意する必要があります。

掲載商品はもちろん、ファッション業界や流行に対する批判を含む客観的記載は期待できません。また、掲載されている文章も、スポンサーのチェックが入っているはずです。

また、その記事にノンブル(ページ番号)が無ければ、タイアップ記事という名前の全面広告で、ノンブルがあっても「商品のお問い合わせ先」がある場合は、いわゆる提灯記事だという前提で読む必要があります。

まぁ、あれだけ様々な商品が毎月登場して、全面カラー印刷で、低価格という事を考えると、闇雲に批判は出来ません^^;

ただ、広告一切無しでガチンコ批評を標榜(ひょうぼう)する雑誌――古くは暮しの手帖、イマドキは家電批評MONOQLOといった物もあるため、ファッション誌としてもそういうビジネススタイルがあって良いと思うのですがどうでしょう……

流行の確認と意思疎通に使う

そんなファッション雑誌ですが、個人的にオススメの読み方は次の2つ。

① 流行の確認に使う

こんなにも、ファッションブランドやセレクトショップの最新広告・最新商品が揃った媒体はありません。いま、業界がどの様な製品を売ろうと(流行らせようと)しているのか、確認するのには最適です。

② 店との意思疎通に使う

こういった服が欲しい、こういった生地でこのスタイルの服を作りたい、といった、言葉では伝えにくい事も、雑誌を一冊持ち込めば簡単にできます。

店を訪問する前に電話やメールで「○○誌×月号△ペーシ右上のスーツに似た生地があればセレクトしておいて下さい」などと連絡することで、当日のオーダーを円滑に進めることも出来ます(メジャー誌限定ですね^^; なお、大抵のテーラーにはメンズイーエックスが有ります)。

 

4.人の服装を観察しよう!

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スーツ店やセレクトショップの店員はもちろん、社内や街中でスーツ姿の人をそれとなく観察することが大事だと考えます。

靴から見る

靴でアタリを付けるのがおすすめ。個人的感想ですが、靴に気を遣う人の殆どが服装にも気を遣う人のように感じます。

事実、街中で足下を眺め、良い靴だなぁ……と思って視線をあげると、大抵は参考になるスタイリングをしています^^;

メモをとる

ただ眺めるだけで無く、参考になるスタイルがあったら、メモをとるようにします。

次回購入する(または作る)スーツにはこの生地が良さそうだ、とか、こういった組み合わせも合いそうだ、などと書きためておきます。

実際、私がスーツをオーダーするときは、殆どそういったメモをもとにしていたりします……。

 



5.自分から発信してみよう!

今回は様々な方法を考えてきましたが、長期的に一番伸びるのがこの「自分からSNSで発信する」というやり方だと思います。

目的は発信そのものでは無く、あくまで自身の感度を高めるため。そして、同好の士と繋がることにあります。

今ならInstagramが始めやすい

かつては、Weblog(ブログ)やBBS(掲示板)という方法が主流でしたが、文章にしなければならないのがネックでした。ただ、今から始めるならインスタグラムがオススメです。

ご存知の通り写真がメインですので、手っ取り早く自身のスタイリングを発信することが出来ます。

 

おわりに

他にも、スーツスタイル好きの友人を見つけるという方法もあります。ただ、現状ではカジュアルスタイルが好きな方は沢山いるものの、スーツスタイルとなるとかなり限られるため、本編からは除外しました。(ファッション雑誌売り場を見渡してもスーツスタイルの表紙は稀で、スーツ好きの少なさを感じます……。)

また、最後にちゃぶ台返しをするようで大変恐縮ですが、結局はスーツスタイルを好きになる事が一番の近道だと思いますが、いかがでしょうか^^;

皆さんはどう思いますか? オススメだと思う方法があれば、是非コメントからご意見をお寄せ下さい。

 

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