グルーミング

電気シェーバー? カミソリ? 自分に最適なヒゲソリを考える

投稿日:平成26年(2014) 3月29日  (更新:平成26年5月18日)

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皆さんはどんなヒゲソリを使っていますか?

髭剃りは、成人男性、
それもスーツスタイルのサラリーマンならほぼ毎日行っている動作です。

しかし、スーツや靴そのものが注目され、ブラッシングや靴磨きが注目されないのと同様に、
髭を剃った状態であるかどうかのみ注目され、
「剃ること」「剃り方」についてはあまり注目されません。

そこで今回は、自分に合ったヒゲソリの見つけ方を考えるべく、
その道具や道具の使い方にはどの様な物があって、
それぞれどんなメリット/デメリットがあるのかを中心に考えます。

 

 

 



1.髭剃りの道具には何がある?

まずは、髭の剃り方にはどの様な方法があるのか、洗い出してみましょう。
主力方法としては、以下の通りです

    • 電気シェーバー
    • T字カミソリ
    • カミソリ(西洋カミソリ、日本カミソリ)
    • 毛抜き

このうち「カミソリ」と「毛抜き」はあまり推奨されていません。

カミソリは、床屋で髭を剃って貰うときに使うアレです。
これがおすすめされない理由は、剃るためには一定の技術が必要な上、
あごの裏側など、自分自身では剃りづらい為です。

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また、毛抜きを“剃り方”に含めるのも微妙ではあるのですが、
この方法は、肌を傷つける「埋没毛」を誘発するため、かなり危険な処理方法だと言えます。
(埋没毛は、髭を抜いた時に毛穴が傷つき、次に生えた毛が、外に出られずに発生します)

ということで、今回は電気シェーバーと、T字カミソリに選択肢を絞り、
考えていきます。

 

 

2.電気シェーバー? T字カミソリ?

それぞれを深く見る前に、まずは電気シェーバーとT字カミソリの特徴をおさらいしてみます。

  • 電気シェーバー
    ○: 肌の負担が少ない、手間や時間がかからない、どこでも使える
    ×: 深ぞりしにくい、音がうるさい(一部方式)、初期投資が高い
  • T字カミソリ
    ○: 深ぞりしやすい、趣味性を高められる、初期投資が安い
    ×: 肌の負担が大きい、手間や時間がかかる、洗面所が必要、ランニングコストが高い

ご自身の注目するところ、無視しても良いところなどを当てはめながら、
電気派の方はT字カミソリを、T字派の方は電気シェーバーの利用を検討してみて下さい。

 

 



3-1.電気シェーバーの種類と剃り方

シェーバーの種類

男性用電気シェーバーには、大まかに以下の3つの種類があります。

  1. 往復式
    ブーンという音と振動で、日本では電気シェーバーの代表格といっていい方式。
    パナソニックブラウンといった主要メーカーの主力品が、全てこれです。
    日本で発売されているシェーバーの種類のうち、約8割弱がこの方式です。
    ○: 種類が多く選びやすい、短時間で剃れる
    ×: 音がうるさい、髭のカスが飛び散る、ヘッドが大型の物が多い
  2. 回転式
    シャリシャリという音と少ない振動で、海外ではメジャーなのに日本ではマイナーな方式。
    主力品ではフィリップスのみ。携帯用としてはその他のメーカーも発売しています。
    日本で発売されているシェーバーの種類のうち、約2割がこの方式です。
    ○: 静か、肌に優しい、刃が長持ち(往復式の倍以上)
    ×: 往復式より時間がかかる、剃るのに慣れが必要
  3. ロータリー(輪転)式
    現在発売しているのは日立の4機種のみ(生産終了品をのぞく)。
    ネットの評判を見る限り、良い評価と悪い評価に二分されていますが、
    どうやら慣れないと出血することがあり、それが一因のようです。
    ○: 短時間で剃れる、静か
    ×: 種類が少ない、替え刃が高い、メンテナンスが面倒(注油など)

この中で、私は往復式でパナソニック2台、ブラウン2台を、
回転式でフィリップス3台を使ってきました。(常に2~3台を並行して使っています)

 

剃り方の種類

次に、剃り方(使い方)の分類をします。

  1. そのまま
    何もせず、電気シェーバーを使う方法です。
    ○: コストが安い、手軽
    ×: 肌への負担が大きい、深ぞりできない
  2. プレシェーブローションの利用
    事前に滑りをよくする化粧液を塗布し、剃る方法です(但し、剃るときは乾燥させてから)。
    ○: 比較的手軽、シェーバーの滑りがよい、ある程度深ぞりできる
    ×: まれに肌が荒れたり体質によって避ける必要がある(エタノールが含まれるため)
  3. シェービングフォームやジェルの利用(ウェット剃り)
    T字カミソリと同様に剃る方法です。一部(主に主力機)の電気シェーバーで対応しています。
    ○: 深ぞりが可能、肌の負担が小さい
    ×: 時間がかかる、使用後のシェーバーの手入れが面倒(洗浄/注油が必要など)

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プレシェーブローション(資生堂 ウーノ)の例
液体の物と、ジェル状の物が有る
肌にのばすとエタノールが揮発して、粉状になる

 

3-2.電気シェーバーの種類と剃り方を選ぶ

シェーバーを選ぶ

朝時間がない方は往復式(かロータリー式)をお薦めします。
これは、回転式の場合慣れた人でも最低で5分、人によっては10分以上かかるからです。

肌が弱い方には、回転式をお薦めします。
回転式は強引に毛を引っ張ったりすることが少なく、
また、仕組み上、刃が常に研がれた状態になるため、”なまくら”による肌への被害が少ないからです。

上記2点を中心に選ぶとスッキリすると思います。

ネット上では、回転式は深ぞりが出来ない、髭の濃い人は往復式がよい等の情報もありましたが、
回転式は深ぞりが出来ないのでは無く、深ぞりするのに時間がかかる、というのが正しいです。
また、髭の濃い人について、たしかに新品の刃の時は往復式の方が良いのですが、
使い続けていくと、常に刃が研がれる回転式の方が相対的に良くなるため、こちらも好みの問題です。

 

剃り方を選ぶ

まず「いまそのまま剃っている」と言う方には、
エタノールが苦手な方を除いて、ぜひプレシェーブローションの利用をお勧めします。
肌への負担が、格段に減るからです。

特に、ドライシェーブ(水で濡らさないで剃る方法。前項の1番と2番が該当)で
深ぞりをするためには必須です。
また、何もつけないよりも早く剃ることが出来ます。

次に、朝シャワーを浴びることが多い方などは、
シェービングフォームやジェルを使った、いわゆるウェット剃りをお薦めします。
おそらく、一番肌の負担が少なく、かつ、深ぞりが出来るでしょう。

ただし、お使いのシェーバーがウェット剃りに対応している事が必要です。
また、シェービングフォームやジェルを利用した場合の、
所定のメンテナンス方法を取扱説明書などで確認してください。

お薦めの種類、剃り方は?

参考までに私が採用している組み合わせは、
・忙しいとき → 往復式 + プレシェーブローション
・時間に余裕があるとき
→ 回転式 + シェービングフォーム or プレシェーブローション
です。 特に後者の(プレシェーブローションの)組み合わせを常用しています。

メーカーについては、回転式はフィリップス一択、
往復式はかつてはブラウン派だったのですが、現在では性能の向上でパナソニック派です。

いずれも自動洗浄装置がついていますが、
フィリップスのみ、薬液にエタノールが含まれておらず、
コストパフォーマンスが高い印象です。

 

 



4-1.T字カミソリの種類と剃り方

T字カミソリの種類

  1. 両刃カミソリ
    一枚刃なのですが、安価なプラスチック製製品の1枚刃ではなく、
    いわゆる安全カミソリを装着するタイプの一枚刃です。(下のイラスト参照)
    高価なグルーミングセットなどの多くはこの方式です。
    ○: 替え刃が安価、深ぞりできる、高級感がある(趣味性が高い品がある)
    ×: 上手く剃るために慣れが必要、剃るのに時間がかかる、取扱店が少ない
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  2. 多枚刃カミソリ
    2枚刃~5枚刃のものまで存在します。
    日本でT字カミソリと行ったらほぼこのタイプです。
    3枚刃までは深ぞりを、4枚刃以上は肌への負担軽減が謳われることが多いようです。
    ○: 剃るのが早い、種類が多い、(両刃にくらべ)肌の負担が小さい
    ×: ランニングコストが高い(替え刃が高価、交換頻度が高い)

 

剃り方の種類

  1. 何もつけない(あるいは水のみ)
    流石にやっている人はいないと思いますが、肌への負担を考えると絶対に止めるべきです。
    ○: 剃毛後に顔を洗わなくて良い
    ×: カミソリ負けする、時間がかかる
  2. 石けん
    昔ながらの、普通の石けんを泡立て潤滑剤とする方法です。
    ○: コストが安い、刃の手入れが楽
    ×: 肌荒れしやすい、カミソリ負けしやすい
  3. シェービングフォーム
    スプレー缶などから泡や、泡になるジェルを出して、これで剃る方法です。
    なお、シェービング専用と称している石けんを使う場合も本項と同様です。
    ○: 肌への負担が少ない、手軽
    ×: 剃る部位の確認をしづらい
  4. シェービングジェル
    最近主流になりつつある方法で、ジェルを潤滑剤として剃る方法です。
    ○: 剃る部位を確認しやすい、手軽
    ×: 刃の手入れが面倒、剃っている最中にジェルが乾燥しやすい

すこし比較しにくいので、表にしてみました。image

 

 

4-2.T字カミソリの種類と剃り方を選ぶ

正直、無難な選択は3枚刃~5枚刃を選ぶことだと思います。
そのなかで、ランニングコストを考えると3枚刃が一番です。

一方、趣味性を考えると両刃も視野に入れることになります。
一度購入してしまえば、ランニングコストは多枚刃よりも安いのは嬉しいところです。

そして、剃り方はシェービングフォームかジェルを、
両刃で趣味性を重視するのであれば、シェービング専用の石けんを使うのがお薦めです。

 

順ぞりと逆ぞりについて

本稿での「剃り方」は何を使って剃るか、という意味ですが、
T字カミソリを使う場合、もう一つの剃り方、カミソリを走らせる方向が重要になります。

髭の生えている方向に剃ることを「順ぞり」、その逆を「逆ぞり」と言いますが、
一般に、
順ぞり: 肌への負担は優しいが、深ぞりが出来ない
逆ぞり: 肌への負担は大きいが、深ぞりが出来る
とされています。

床屋などに訊くと、順ぞりをしてから逆ぞりをするのが一番とのことでした。
逆ぞりで肌を傷める原因が、刃が毛を持ち上げすぎてしまい、皮膚まで切ってしまうからで、
順ぞりをした後、毛が短くなってからだと、持ち上げすぎがなくなり、負担が減るとのこと。

 

 


如何でしたでしょうか。
私個人としては、「回転式+プレシェーブローションの利用」の組み合わせがおすすめです。
T字カミソリも良いのですが、皮膚に負担がかかる点、剃る場所が限られる点がマイナスでした。

 

さて、今回は文字数が多くなった関係で、あくまで概説的な話にとどめ、
具体的な機種名の紹介や解説を敢えて避けましたが、今後、具体的な製品のレビュー記事を、
シェービング/グルーミングに関するエントリーとして追加して行ければよいなと考えています。

男性は思春期を迎えてから死ぬまで、特にサラリーマンは毎日髭剃りとつきあうわけで、
ヒゲソリを「面倒な朝の一手間」から、趣味性の高い「朝の儀式」にしてしまえば、
毎日がいまよりももっと、良い気分で始められるかも知れませんね。

それでは。

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