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若手は美容院より床屋!? 散髪頻度、金額、年代別アンケート結果(2/2)

投稿日:令和6年(2024) 8月12日 

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前回は、アンケートの投票内容を中心にご紹介しましたが、今回は自由記述欄にいただいたコメントやご意見をご紹介しつつ、サラリーマンの散髪に関する頻度、費用、さらに千円カットの活用法についても分析したいと思います。

なお、前回の記事を未読の方は、ぜひそちらを先にご覧下さい↓。

1.散髪の頻度に対する読者の意見

投票では1ヶ月に1回が43%と、他の選択肢をダブルスコア以上で抑え、最多の結果となりました。

その投票に関連するコメントの中から、いくつかピックアップしてご紹介します。

※ 以下全て、引用コメントの太字強調は、本稿筆者によるものです。

自分で散髪する

頻度と金額は便宜上の入力です。髪が薄い為、短い坊主頭です。短い分、伸びた感も出る為、水曜と日曜に風呂場で自分で手入れしてます。(笑)

――50歳代/埼玉県、1週間に1回:床屋派、会社員/公務員(外回りの多い職種)

脇と後ろを、シェーバーのもみあげカッター部分で、時々自前でカット。4ヶ月おき位に床屋?に行ってます。髪型・毛質・毛髪の生えてくる方向などにより、かなり個人差のある事項だと思われます。

――60歳代/青森県、それ以上:床屋派、専門職

散髪に行くのは2~3か月ですが、ツーブロックっぽく仕上げているので、3週間に1度は自宅でバリカンで刈っています。さすがに、トップと後ろは自分では切れないので、トップが長く見た目が重たくなってきたら散髪に行くという感じです。

――40歳代/群馬県、3ヶ月に1回:床屋派、会社員/公務員(内勤の多い職種)

髪が少なくなってしまったので、自分でバリカンで刈っています。なので今は、自宅派で費用もゼロ円です。

――40歳代/東京都、1週間に1回:床屋派、会社員/公務員(内勤の多い職種)

自宅でバリカンや電気シェーバーを使って散髪しているという方も複数いらっしゃいました。自宅で散髪しつつも数ヶ月おきに床屋で整えるというパターン、全て自分でやるというパターンの2派に分かれるようです。

髪の毛が薄くなってきたら、潔く坊主頭にしてしまうというのは良い作戦ですよね。(わたしも薄くなったらそうしようと思います。私のまわりにも何人かいますが、その方が清潔感もあって、とても格好良く思います。)

髪型で変わる頻度

フェードカットの為、散髪から10日程度で髪を切りたくなりますが、行き過ぎるとお金ばかりかかるので3週間に1回の頻度にしています。

――20歳代/大阪府、3週間に1回:床屋派、会社員/公務員(外回りの多い職種)

髪の短さでも頻度は変わりますが、髪の毛の仕上げでも変わることがわかります。

フェードカットは、毛量が多い方を中心に、髪の毛が重たく見えないようにする仕上げ方法ですが、髪が伸びると梳いていない部分が一気に増えるため、変化の度合いが激しくなるという欠点があります。

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△ イメージ。密度の多い部分が増えるため、変化量が多い。

短い髪でセルフケアの頻度を上げる

短髪です。たしかおーはしるいのOL漫画だったと思いますが「短いと伸びが目立ちやすく、自分の生活の荒み具合のバロメーターとなる。自分を労る機会を知るのにちょうどよい」みたいな話があり、それ以来マメな散髪(とセルフケア)に気をつけるようにしています。このサイトだと靴でそうやってる方が多そうですね。

――30歳代/神奈川県、3週間に1回:床屋派、会社員/公務員(内勤の多い職種)

短髪にすることで、意図的にセルフケア頻度を上げる、という作戦ですね^^;

確かに、髪の毛の状態は、生活のすさみ具合が如実に表れる場所ですので、そういう作戦もアリかもしれません。

おっしゃるとおり、靴の状況(磨かれ具合、本格靴か否か、靴底の状況等々)を見ると、その方のファッションに対するモチベーションを知ることに繋がるのと同じですね……。

季節によって頻度を変える

前髪が邪魔になったら散髪しているのですが、概ね1ヶ月半のペースになっています。冬は少し長めでカットするので、ペースは若干短くなりますね。

――30歳代/岐阜県、1ヶ月半に1回:美容院派、会社員/公務員(内勤の多い職種)

冬と夏でボリュームを変えている方もいらっしゃいました。

このコメントでもう一つ注目したいのは、長い髪型にしている冬の方が散髪のペースが短くなる、と言う部分です。

基本的には、短髪の方が散髪頻度は高くなるのですが、「前髪が邪魔になる」という観点では、スタートが長い方が、頻度がたしかに高くなりますよね。

他にも、耳に髪がかかったら散髪する、など、顔のパーツのいずれかに髪の毛が到達したら散髪するというパターンもあるため、十把一絡げに「長髪は散髪頻度が少ない」と言いきるのは、実は不正解だということがわかります。(言いきることが多く反省しています。)

子育てで変わる頻度

昔は月イチでちゃんたした美容院に行っていましたが、結婚して子供ができておこづかい制になってから2ヶ月に一度になりました。要は1000円カットの散髪代でも毎月だとバカにならないので、カットする時はかなり短めにして2ヶ月に一度になっています。(かなり短めにカットするので、2ヶ月に一度でもいい感じの長さに収まります)

――40歳代/千葉県、2ヶ月に1回:美容院派、会社員/公務員(内勤の多い職種)

結婚と子育てによる緊縮財政で、散髪の回数や金額を減らさざるを得ないという、子育て世帯の会社員あるあるな展開に、涙が止まりません。(趣味への支出はもちろん、昼食代も削られるパターンですよね……。)

当然、髪の毛の長さだけを考えれば、髪の毛は短くカットすればするほど頻度は伸ばせますが、整って見えるかどうかは別問題だったりします。(相当理容師の技量が高く、毛量も適切で、かつご本人の整髪が上手くないと、2ヶ月後の髪の毛をベストな状態に持っていくのは難しい高等テクニックです。)

 

20代から30代半ばまでは美容院、結婚後は1000円カット(ただし2~3週間に一度と頻度多め)、40代に入ってからは顔剃りもあるフルサービスの床屋、と変遷してきました。美容院をやめた理由は、若い女性が多いサロンに、おじさんがいたら嫌かなぁと気になり始めたから、1000円カットをやめた理由はスタイリストによって技術の差があるのと、コロナ禍で店の外の行列に並ぶのがなんか恥ずかしいから、でした。今は3500円の床屋に行っていますが、丁寧に切ってくれるので満足しています。どこで切っても同じになりそうなごくごく普通のツーブロックなのですけれど。

――50歳代/東京都、1ヶ月半に1回:床屋派、会社員/公務員(外回りの多い職種)

このように、年代によって行く店を変える方もいらっしゃいます。

子育て世帯は、子育てが一段落するとフルサービスの床屋に行けるようになるかもしれませんね。それまでは頑張りましょう!

 

2.散髪費用に対する読者の意見

1回当たりの散髪費用は、投票では5千円台が最多でした。(ついで4千円台と6千円台。これら3つを合わせて約6割を占めました。)

 

2か月に一回はパーマをしています。カットのみは4千円、パーマ込みで10千円ですので、平均7千円と記載しました。

――40歳代/滋賀県、1ヶ月に1回:美容院派、会社員/公務員(外回りの多い職種)

パーマや白髪染めなど、オプション料金で高額になるケースが多いのは前回の記事でも、上記以外にも複数いただいたコメントと併せて言及しました。

私自身はパーマも白髪染めもしていなかったため、アンケートの金額レンジを千円~1万円に設定していたのですが、もう少し広めにとっておけば良かったと反省しています。

 

月に一回5100円は高い、なんとかならんかと思いつつも我慢している。

――40歳代/神奈川県、1ヶ月に1回:美容院派、会社員/公務員(内勤の多い職種)

たしかに、年間に換算すると6万円を超えますからね……。さらに小遣い制の場合、可処分小遣い(造語)に占める割合はかなりのものになりそうです。

 

3.店選びに対する読者の意見

店選びについても、多数コメントをいただきました。

先に数ヶ月分予約しておく

いつも楽しく拝見しております。散髪は、当時住んでいたところに近かった理容室(店主1人とのマンツーマン)に行ったところ、腕も確かですが人柄もとても良く、散髪している時間がとても楽しく感じられたので、引っ越してからもずっとお世話になっています。その後予約が取りづらくなったので、3ヶ月先まで予約するようになりました。これからもためになる・楽しい記事を期待しています。ご無理なさらず。

――30歳代/愛知県、1ヶ月に1回:床屋派、会社員/公務員(内勤の多い職種)

店によってルールはあるかも知れませんが、一般的には何回分か予約は可能です。

予約が取りにくい店や理容師の場合は、複数回先まで予約を入れてしまうことで、自分の都合に合った時間に行くことができます

わたしも2回先まで予約を入れていた派です^^;

QBハウス(千円カット)を使う際のテクニック

千円カットの代名詞(すでに千円ではなくなってしまいましたが)QBハウスについてもいくつかコメントをいただきましたので紹介します。

いつも楽しみにしております。もみあげが長いなと感じると散髪に行きます。2~3年前までは男性専用のバーバー(1.3万/回)に行っていましたが、高いので最近は近所の美容室やQBハウスに行っています。妻曰く、仕上がりが大して変わりないとの事。

――30歳代/東京都、2ヶ月に1回:美容院派、会社員/公務員(内勤の多い職種)

社会人なりたての頃から折に触れて拝読しております。頭髪が薄くなるにしたがい、せめて清潔感だけでもと散髪の頻度を上げております。いわゆる1000円カットでも旗艦店は腕のよいスタッフ揃いで(例えばQBハウス丸の内店)、費用対効果もよいと思います。

――30歳代/東京都、2週間に1回:床屋派、専門職

QB Houseのようなカット専門に通い続けています。上手い人に当たると、普通の美容院以上のレベルでカットしてもらえる印象です。

――40歳代/愛知県、2ヶ月に1回:美容院派、会社員/公務員(内勤の多い職種)

千円カットでも変わらないというご意見、さらには旗艦店は腕が良いというコメントをいただきました。とても参考になります。

なお、私も何度か利用した事がありますが、洗髪がないとどうしても不快感があるので、結局美容院(その後理容院)に戻ってしまいました。

高級店との使い分け

大きく髪型を変える時のみ高級店で指名カット、それ以外はQBハウスでこまめに整えるようにしています。

――30歳代/東京都、3週間に1回:床屋派、会社員/公務員(内勤の多い職種)

これは良いアイデアですね。

靴に例えると、つま先と立ち上がり部分の鏡面磨きは専門の靴磨き店で入れて、普段の手入れは自宅玄関で、と同じですね(ぇ

 

4.その他のコメント

ご質問

いつも楽しく拝読しています。さて、私は地方に住んでいるのですが、ここ数年、従前のビジネススタイルの着こなしとの変化をあまり感じません。つきましては、Shichilieさんがこの変化を感じてらっしゃる場合は、変化の様子、その是非などを考察いただけますと幸いです。

――30歳代/山口県、1ヶ月に1回:床屋派、専門職

散髪とは関係無いコメントでしたが、ここ以外で回答する場所が無いためこの場を借りて返信します。

私の周囲ですと、圧倒的に軽装化が進んだように感じます。特に、メガバンクを中心とした固めの金融機関でスーツ着用廃止の動きが進んだことで、彼らに合わせる形で取引先や業務委託先も一気に軽装化したように感じます。

一方で、軽装化によって装いがより難しくなったと感じます。スーツやジャケパンであれば、ルールに則れば誰もが簡単にオシャレに見せることができましたが、軽装化に伴う私服化や体のライン露出によって、コーディネートが難しくなります。

お褒めの言葉

このサイトを見つけてから約10年弱。今は落ち着きを見せましたが、あなたのおかげで当時はスーツやジャケットに熱狂していました。この場を借りて御礼申し上げます。

――30歳代/三重県、3週間に1回:床屋派、専門職

その他にもたくさんのコメントや応援メッセージをいただきました。ありがとうございます!

文字数の都合上、全てご紹介することはできませんでしたが、いただいたコメントは全て拝読し、今回の記事や今後の記事執筆の参考とさせていただきました。

この場を借りて深く御礼申し上げます。

 

 

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