皆さん、髭剃りは電気シェーバー派ですか?
それともカミソリ派ですか?
私は一時期カミソリ派だったこともありますが、
早い/手入れがしやすい/肌に優しいということで、
ここ数年は電気シェーバーを使っています。
ただ、いくら優しいとは言え、ただ使うだけでは肌はヒリヒリしますよね。
そのため、私はプレシェーブローションを使っているのですが、
大抵はアルコールがキツく、冬は乾燥を助長して逆効果になることも。
そこで、刺激性の少ない、電気シェーバー用プレシェーブローション、
アラミスLABの「エレクトリックシェーブソリューション」について、
試しに買い、実際に使ってみましたので、レビューしたいと思います。
1.プレシェーブローションの分類
ご存知の方も多いですが、念のため。
電気シェーバー用プレシェーブローションの種類を簡単にまとめると、
上記の図の通り分類できます。
※ 詳細は電気シェーバー用「プレシェーブローション」を考えるを参照ください
パウダー有りのタイプ
電気シェーバーの滑りを良くするために、細かい粉が入っています。
この粉を塗る基剤として、すぐに揮発するアルコールが使われているわけです。
ローションタイプは、このアルコールが液体のもの、
ジェルタイプは、垂れにくいジェル状のアルコールというだけで、
いずれにせよ、冬のこの時期、肌を乾燥させることに違いはありません。
パウダー無しのタイプ
こちらは、粉を塗布する必要が無いため、
パウダー有りタイプほどアルコールによる刺激を受けないのですが、
同時に、粉による滑りの良さを期待できるものではありませんでした。
アラミスLABという選択肢
今回レビューするアラミスLABのプレシェーブも、パウダーなしに分類されます。
パウダー無しタイプは日本製には殆ど無く、高価で、選択肢は限られます。
その中でも、ウェレダなど数種類を(個人輸入などで)試してきたのですが、
その殆どがアフターシェーブローションとしても使える、収斂作用を謳ったものばかりでした。
ということで、プレシェーブローションの主力からは除外していたのですが、
パウダー有りタイプが、冬のこの時期、あまりにも冷たく、肌ががさがさするので、
ダメ元でまだ試していないアラミスLABを購入した、というのがレビューに至る経緯です。
2.外観レビュー
価格は\3,240(100ml)でしたが、
Amazon定期便で\2,916でした。
とはいえ、
この価格は国産のプレシェーブローションの価格と比べると、
だいぶ高価です。
高いと言われるDHCプレシェーブでさえ140mlで\719、
花王のサクセスプレシェーブが100mlで\483から見ると、
4倍~7倍の価格です。
無香料はうれしいところ。
アラミスはアメリカの化粧品ブランドなので、
アメリカンな香料入りを想像すると、けっこうゲンナリします^^;
ブランド自体はアメリカなハズですが、
製造国はイギリスになっていました。
取り出したところがこちら。
綺麗な青い色をしています。
WEBの商品画像からはガラス瓶を想定したのですが、
プラスチックボトルでした。
安っぽくはなるものの、軽く、出張の際には便利そうです。
海外の薬入れによくある、押して廻すタイプのキャップです。
注ぎ口。
液だれすることは無いですが、バシャバシャ使う物でも無いので、
ポンプ式など、滴下できるタイプだと尚良かったと思います。
3.使用感レビュー
パウダー有りタイプと比較すると分かりやすいので、まとめてみました。
以下、一般的なパウダー有りタイプと比較して――
深ぞりできるか: ○ 遜色なし
肌への負担: ○ 軽い
使用中の感触: △ パウダー有りタイプの方が軽く剃れる
使用後の感触: ○ 肌がモチモチした感じ
価格: × 値段が4倍くらい違う
主な欠点は価格ですが、その他のポイントは概ね高得点です。
乾燥させず滑りを良くする?
アラミスLABにもアルコールが含まれているものの、
パウダー有りタイプのように大量に入っておらず、肌が乾燥しません。
むしろ、塗った当初はベタベタして、剃り終わるとしっとりします。
このベタベタ感と、シェーバーがサラサラ滑らない事については、
人により好みが分かれるかも知れません。
私も1~2回使った段階では、かなり違和感がありました。
しかし、1週間くらい使い続けると、シェーバーの滑らせ方にも慣れ、
そして、シェービング後も肌がいつもよりもモチモチしている事に気づき、
もしかして良いかも? と、考えが変わってきました。
冬場、価格が気にならなければ常用したい
肌がモチモチし、かつパウダータイプ並みによく剃れるため、
パウダータイプのローションを使っていた場合で、
寒く乾燥する冬場、ヒンヤリ&カサカサが嫌な方には朗報だと思います。
昨年の記事「電気シェーバー用「プレシェーブローション」を考える」では、
パウダー無しタイプの入手しづらさや、その価格から、
パウダー有りのジェルタイプが一番良いと結論づけました。
しかし、今回アラミスLABのプレシェーブを使ってみて、
若干、その考えが変わりつつあります。
かなりよく伸びるので、一度に少量しか使わないとはいえ、
3千円超の価格はネックで、大きなデメリットの一つです。
最近増えている男性用化粧品の値段と比較すると、
ボリュームゾーンの価格帯なのかも知れませんが、
パウダー有りタイプの4倍以上という価格差は、躊躇すると思います。
調べると、アメリカ本国では定価18ドル。
いくら円安が進んだとはいえ、倍程度の価格差があることは確かです。
輸入元には、もう少し値段を下げてくれる事を望みます……。
なお、個人的には、真冬のこの時期限定で、
使い続けても良いかな……? と考えています。
実店舗でも試せるところがあると思いますので、興味のある方は是非どうぞ。
公式サイト:店舗情報