※ 注意:この記事は男性のムダ毛に関する話題です。不快な方はブラウザバックをお願いします。
この製品は、そもそもレビューするつもりで購入したものではありませんでした。
また、家電量販店に専用コーナーができるほど一般化したとは言え、男性のムダ毛ネタは、冒頭に注意書きをした方が良いよね……となる話題で、かつ文章にするのも恥ずかしくもあり、これまで避けてきました(ヒゲが精一杯でした)。
しかし、実際に使ってみて、これまでの問題点をほぼ解消するくらいに快適だったので、ノウハウ共有のために記事化しました。
(はじめに)そもそもこれは何だ
市民権を得つつある、男性のグルーミング
かつて、男性のグルーミングと言えばヒゲ一択でした。
しかし時代は移り変わり、四肢はもちろん、欧米のように脇や陰部における男性の毛の手入れ(剃毛や切りそろえ)がかなり一般化してきました。
実際、半袖を着る機会が多くなる夏、私のように他人よりも腕が毛深い人間は、長い毛を少し切りそろえると、かなり清潔感が向上します。
また、陰毛もある程度減らすと、夏場のムレを軽減することができます。
私の経緯
私はガジェット好きということもあり、これまでにパナソニック、フィリップス、ブラウンなど計7~8機種程度の男性用ボディグルーマーを所有してきました。
しかし、どれも納得のいくものではなく、最終的には部位別に2台使い分けるという状況が続いていました。
そんななか、冒頭の通り、これまでの問題点をほぼ解消し、納得のいく機種ができたので思い切って紹介することにしました。
それが、フィリップス ボディーグルーマー 7000シリーズです。(私が購入したのはBG7020でした。今回登場する写真もこれです。)
凄い1:剃るスピードが速い(毛を上手くキャッチし、そり味が落ちない)
続いて、何が凄いのかを5つに分けて紹介します。
とはいえ、一番の納得ポイントがこれ、「剃るスピードが速い」です。
途中で剃るスピードが遅くなる問題
これまでのグルーマーは、出だしはしっかり剃れるが、途中で息切れしてしまうという問題がありました。
例えば、フィリップスのBG1024は安価でそり味も良く、とても人気の機種なのですが、ある程度まとまった毛を刈っていると、歯に細かい毛が詰まっていき、剃るスピードが格段に落ちていくのです。
フィリップス ボディ トリマー ボディーグルーマー お風呂使用可(カラダ用)乾電池式 BG1024/17 ブラック/ブ...
柔らかい毛を上手くキャッチできない問題
毛の詰まりを解消出来た機種もありました。こちらは人気のパナソニックのボディトリマーER-GKシリーズです。
しかし、長さ調節のアタッチメントを付けた状態では上手く毛が刃に当たらず、腕の毛など柔らかい部分は何往復もしないと上手く剃れないという課題がありました。
両方解消できた
今回購入したフィリップス7000シリーズは、トリマーに搭載されたコームが毛をしっかりキャッチし、かつ、刃の部分もそり味が落ちないものでした。
二者択一だと思っていたので、まさに目から鱗でした。
従来機種の5000シリーズに似ているのですが、特にコーム部分は全く別物と言って良いほど、改善されたと感じました。
凄い2:1台で2役
これまで、「肌をツルツルまで剃るのが得意だが長い毛は苦手」なシェーバー派生型(勝手に命名)と、「長い毛は得意だが、ツルツルは無理」なバリカン派生型(こちらも勝手に命名)の2択でした。
かなり強引な手法ですが、この2製品を両端に装備することでどちらにも対応できるようにしてしまったのです……。
フィリップスのグルーマーを使った方はピンときたかもしれませんが、シェービングヘッド側が旧3000シリーズ、トリマー側が5000シリーズをもとにしたキメラ、ということですね。
凄い3:アタッチメント不要
既に髪の毛用のバリカンで似た様な機構のものがありますが、アタッチメント不要で毛の長さを変えられるのが画期的です。
従来のボディグルーマーは、残す毛の長さにあわせ、アタッチメントを付け替える必要がありました。
しかし、見えにくい文字で「3」とか「5」とか書いてあって分かりづらいですし、いざ使うときに無かったり、そもそも装着が面倒だったりと、かなり不便でした。
本機は、3mm~11mmで2mm単位に5段階調節が可能なコームがついています。しかも片手、ワンタッチで長さを変更出来ます。
さらにこのコームは、「凄い1」でも記載したとおり、毛をとても上手く集めてくれるのです……。
凄い4:メンズシェーバー並みの剃り心地
シェービングヘッド側は、その名前の通り電気シェーバーとほぼ同じ機構です。(フィリップスの電気シェーバーは回転刃が特徴なのですが、ここは他社と同じ仕組みですね。)
そのため、電気シェーバー並みにツルツルになります。しかも、両側にトリマー刃が備えられているので、長い毛も関係無くどんどんツルツルになります。
長い髭を一気にツルツルにするのにも向いていると思います。
実はこのシェービングヘッド、以前発売されていた機種(3000シリーズ)で採用されたヘッドですが、7000シリーズではそれこそ電気シェーバーと同様に首振りヘッドに進化していて、普通に髭剃りとしても使えます……。
凄い5:メンテナンスが楽
反対側のトリマーは、従来の5000シリーズと同じかと思いきや、なんと、手入れのために刃の部分を分解すると、蝶番で繋がっているではありませんか。この工夫で、とても洗いやすいのです。
ボディグルーマーで面倒なのはやはり手入れです。そのなかでも、刃を外して洗って、戻してというのはデリケートかつ危険な部分だけにとても気を使いました。
風呂場の硬い床に刃を落とすと、一発でダメになりそうですし。この気遣いは良いですね。
また、フィリップスお得意の自動研磨刃のため、油を差す必要が無いのも良いポイントです。(パナソニックはこれがネックでした……。)
△ これまで露出していた充電プラグ穴にも蓋が。錆びやすく良い気遣い。
要改善点
そんな7000シリーズですが、もちろん改善点もあります。
1)ヘッドが大きい
シェービングヘッドですが、首振りヘッドにしたことで旧3000シリーズよりも大型化してしまいました。
VIOをツルツルにしたい方にとっては、取り回しが悪くなっていると思います。
2)音がうるさい
これはどのボディグルーマーにも言えることですが、反響しやすい風呂場でこの作動音はあまり心地の良いものではありません。(体感的には、パナソニックが一番静かです。)
フィリップスのシェーバー(回転刃のタイプ)ほどの静かさ位あると良いのですが、仕組み的に難しいかも知れません。
とはいえ、他のボディグルーマーに比べると短時間で作業が終わるでしょうから、幾分マシなのかもしれませんね。
おわりに
今回は、フィリップスのボディグルーマー7000シリーズについて取り上げました。
当初取り上げるつもりは全く無かったのですが、私と同じように「最初はよく剃れるのに、途中で剃るスピードが遅くなる」「柔らかい毛を上手くキャッチできない」といった悩みを持っている方もいらっしゃるのではと思い、思い切って記事にしてみました。
男が体毛を整えるなんて……と不快に思われた方は申し訳ありません。