男性の清潔感にとって最も重要な作業の一つが髭剃りです。
そして、毎日数分間(それも貴重な朝の時間)を費やす髭剃りを、極力快適にしたいと思うのは、みなさん共通した思いでしょう。
今回キャッシュバックキャンペーンに便乗する形で、5枚刃→6枚刃に進化したパナソニック「ラムダッシュ」を購入してみましたので、レビューします。
5枚刃からの買い換えを検討している方の参考になりましたら幸いです。
1.購入の理由
※ 単純にレビューだけご覧になりたい方は、本項目は飛ばして下さい。
なぜこのタイミングで買い換えるに至ったかを、ご紹介します。
理由1:替え刃交換タイミング、6枚刃化、そしてキャッシュバックキャンペーンが重なった
私は、メイン機として3年半前に購入した5枚刃のラムダッシュ(LV-7C)と、サブ機としてフィリップスの9000シリーズ、出張用/会社デスク用としてブラウンミニとM-90を愛用しています。
そして、一番使用頻度の高いラムダッシュについて、2回目の刃の交換が迫っていたタイミングに、丁度メジャーバージョンアップ(初の6枚刃化)とキャッシュバックキャンペーンが重なったのが、購入に至った一番の理由です。(まんまとパナソニックのマーケティングにハマりました^^;)
理由2:自動洗浄器が欲しくなった
現在使っている5枚刃ラムダッシュ、実は購入後2年ほど経った段階で、自動洗浄器が壊れていました。
自動洗浄器は、経験上、電動シェーバーで一番壊れやすいアイテムです。先代のラムダッシュも、並行して使っているフィリップス、そしてその前に使っていたブラウンも、購入1~2年後に何れも壊れています。
もちろん、自動洗浄器が無くてもハンドソープを使って水洗い可能なのですが、洗浄後に注油が必要だったり、毎日洗うのも手間だったりと、自動洗浄器の手軽さになれてしまうと意外と面倒です。
この機会に、(とはいえ1~2年で壊れるのは覚悟ですが)自動洗浄器がまた欲しくなったのも購入の理由でした。
理由3:テレワークでも髭剃りが重要
色々な方の話を伺うと、テレワークに伴うテレビ会議で「顔出し(=ビデオON)」にするかは、企業ごとにかなり文化が異なるようです。(企業内でも、部署や担当毎で異なるようです。)
私の所属する部署では、途中からビデオONが半ば強制化されたこともあり、テレワークといえども毎日の髭剃りは必須となりました。
顔のそり残しは、相手の印象にかなり影響を与えます。そのため、身だしなみやファッションの観点からも、髭剃りへの投資は意味有るものであり、新しい技術や製品はぜひ取り入れて行きたいと考えています。
2.外観レビュー
まずは、開封時の写真を見ながら、外観をレビューしていきます。
かなりスタイリッシュな箱です。
中身も黒で統一。
旅行用のハードケース入りです。
デザインは従来のプラスチッキーな感じから、ずいぶんと良くなりました。
こちらが噂の6枚刃。圧巻ですね^^;
ただし、スムースローラーが2本から1本に減っています。
左が本機(LS9N)、右が従来機(LV7C)です。
充電時間は変わらず1時間です。
キワ剃り刃のギミックも従来と同様。
パッケージの内容はこんなかんじ。こちらも従来と変わらずです。
自動洗浄器もプラスチッキーな感じからシックに格好良くなりました。
充電時の様子。バッテリー表示が逆さまになってしまいました(06%ではなく、90%です)。デザインを追求したのですから、もう一歩踏み込んで欲しいですね。(ちなみに、フィリップスの9000シリーズは反転してくれます。)
持ち運び用のハードケース。皮革調で格好が良いです。
6枚刃のインパクトが強いですが、デザイン面でもかなり進化したように感じます。
所有欲をそそられますし、贈答品としてもよいと思います。
3.使用感レビュー
実際に1ヶ月程度使ってみての感想をご紹介します。
正直、剃る早さは変わらなかった
6枚刃のラムダッシュへの一番の期待は、剃る時間が短くなることでした。
しかし、実際にはわずかに早くなったかな? 程度で、そこまで変わりませんでした。
まぁ、よく考えてみると当然のことです。5枚刃から6枚刃(1.2倍)になり、剃るスピードも1.2倍になるかと思いきや、顔の面積とストロークの範囲の関係で、全てのヒゲに全ての刃が当たるわけでは無いからですね。(下の図を参照。)
基本的に顔は鼻、目、口、耳、髪の毛など、シェーバーの「障害物」が多数存在しています。
そのため、(この図は極端に描いていますが)6つの刃全てが当たる箇所はけっこう限られてくるのです。しかもこれは、刃を多くすればするほど、狭くなります。
深ぞりも変わらない
私のヒゲが濃いせいかもしれませんが、深ぞりにも変化を感じることは出来ませんでした。
このあたりは「個人の感想です」の範囲ですからなんとも言えないのですが、先々代(5年前)から先代(3年前)に買い換えた時の感動はありませんでした。
刃そのものの構造が変わっていないのかもしれません。
肌に優しくなった
ネガティブな感想が多くなってしまいましたが、一方で肌への負担は減ったように感じました。
密着フロート刃機構のおかげか、単純に当たる面積が増えたことによるものか、はたまた搭載された「ラムダッシュAI」の働きかは不明ですが、ヒリヒリ感が明らかに減少しました。
(どうでもいいですが、「ラムダッシュAI」は、人工知能の名の通り、使用者の肌や剃りクセなどを学習してくれるのでしょうか……。 説明を見ると、「ヒゲの濃さを1秒間に約220回高精度にセンシングし、ほぼ同時にその濃さに応じたパワーへすばやくコントロール」とあるので、単純な条件分岐のにしか見えないのですが、気のせい^^;?)
メンテがやりやすくなった
今回のラムダッシュ、「6枚刃への変更」と同じかそれ以上の変更点が、「内刃/外刃がモジュール化された」ことです。
従来は、上の写真の通り、内刃と外刃(網刃)に分かれており、それぞれに清掃や交換が必要でした。
取り外して洗おうとすると、内刃を触ってしまいそうで結構怖かったのです。
しかし、今回のモデルからはこちらの写真の通り、内刃と外刃が一体化されたため、かなりメンテナンスがし易くなったように思います。
タッチセンサーも面白いが、故障しないか心配
もう一つ面白いのが、タッチセンサーです。
従来は、メインスイッチを長押しすることで誤操作ロックをONにしていました。しかし、このモデルは人が触れることで操作可能になるのです。
つまり、なにもしなくても、出張時に鞄の中で勝手に「ウィーン」とならないような、誤操作防止を図れるのです。
とはいえ、大抵この手のギミックから故障していくので、今後の耐久性に要注目です。
4.買いかどうか。5枚刃から買い換えるべきか?
それでは最後に、結論を。
結論1:無理に買い換える必要は無い。
正直、そり味や剃る早さに関して、過去に「密着4Dヘッド」や、「スムースローラー」が誕生したときのような、機能面での劇的な進化はありませんでした。また、その他の進化ポイントについても、かなり緩やかなものです。
従って、現用の5枚刃ラムダッシュに満足しているのであれば、無理に買い換える必要は無いでしょう。
ただし、デザインが改良されたことと、肌のダメージは減ったことは検討ポイントに入ります。格好良さを求める方や、肌が弱い人は、買い換え時の加点になるでしょう。
結論2:刃の交換タイミングで、かつキャッシュバックとセットで交換するのはあり
一方で、刃の交換タイミング(6~8千円の出費が確実になっている)と、キャッシュバックのタイミング(5千円がもらえる)が重なる場合は、この機会に買い換えるのはアリだと思います。
私か購入した金額は約38,000円でしたが、ストアのポイントで実質32,000円程度、そこから替え刃の7千円とキャッシュバックの5千円を引くと実質2万円です。
2万円で、最新の自動洗浄器つき6枚刃ラムダッシュが手に入るのであれば、買い換えや現用機をサブ機とした買い足しは、十分検討に値すると思います。
5.リンク
※ 私が応募したキャッシュバックキャンペーンはまだ開催されていて、来年(令和4年)1月10日までの購入分に適用されます。
おわりに
私は、ブラウン、日立、フィリップスと様々な電気シェーバーを試してきましたが、深ぞりと肌の優しさを両立できる観点から、最終的にはパナソニックに落ち着きました。
ただ、以前から比べると進化のスピードが遅くなった気がします。単純に刃の枚数を増やすよりも、他の観点から革新的な、そり味を向上させる技術が出てくることを願います。
みなさんのオススメの電気シェーバーがありましたら、ぜひコメント欄から教えて下さい!