レビュー

First Experienceのカジュアルシャツ「Chemise247」レビュー

投稿日:平成29年(2017) 4月30日  更新日:平成30年(2018) 5月28日 

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今月の11日に、オーダーシャツ屋First Experienceのカジュアルシャツライン「Chemise247」がデビューしました。

人柱を兼ねてすぐに注文。先日納品されましたので、レビューしたいと思います。

 

Firest Experienceって?

※ 例によって、ご存知の方は読み飛ばして下さい……

First Experienceは、大阪にあるWEB専業のオーダーシャツメーカーです。

5年ほど前、読者からレビューして欲しいとコメントをいただいたのが、知った切っ掛けでした。以来、当サイトでも複数回に亘って、レビュー等で扱ってきました。

安価で、デザインや縫製も良く、生地も国産のしっかりした物から海外製の高級品・珍品まで多く扱っており、今では注文するシャツの半分くらいがFirst Experienceになっています。

……と、ここまで持ち上げていますが、私はこの会社の関係者でも無く、一銭も戴いていませんのでご安心下さい^^;

また、下記の記事に書いた理由から、オーダースーツは試していませんし、今のところ予定もありません。
参考記事:通販型のオーダースーツはアリか

 

1.外観フォトレビュー

Chemise247は、First Experienceのカジュアルラインです。パターン(型紙)もイチから起こしたとのことで、ドレスシャツとは違う雰囲気が味わえそう。

今回は、初夏の週末カジュアル用として、水色オックスフォード生地のボタンダウンシャツをオーダーしてみました。

 

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いつもの通り、オリジナルの段ボールに入って到着。注文したのは4月11日で、発送は27日でした。

生地は一番基本的なグレードで、オプションも\756のボタン(高瀬貝3mm厚)のみ。合計\7,581でした。丁度、ネクタイのセールもやっていたので、合わせ買いで1万円以上にし、送料は無料に。

 

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「35歳を過ぎたら、カッコ良さは服装だ。」と記載されたオリジナルのチラシが。このくらいの年齢をターゲットにしていると言うことでしょうか。

 

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いつもと同じ不織布に入っています。

 

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こちらが中身。

普段、ドレスシャツしか注文しないため、ウォッシュ加工に一瞬ドキッとします。

 

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カジュアルシャツらしい、洗いざらしの状態です。

 

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トルソーにかけてみます。ジャケットを羽織るのでは無く、このシャツを上着代わりに着るくらいの印象です。

 

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一応カジュアルなジャケット(ウールシルク麻混、バスケット地、似たような色のステッチ)を羽織らせてみました。

うーん……。まだジャケットのカジュアル度が足りない感じです。今手元に無いので写真は撮れませんでしたが、もし羽織るとしても、綿のジャケット(シアサッカーとか)の方が良いかもしれませんね。

 

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生地はFJS21000-24を使いました。綿100%、水色のオックスフォード生地です。

 

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オプションの3mm厚、高瀬買ボタンです。白蝶貝の3mm厚ボタンはありませんでした。

 

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袖の部分。カジュアルラインとはいえ、縫製はとても綺麗です。

なお、カジュアルラインはドレスラインとは別に採寸データを保持する仕組みになっています。ゆとりの多さや、着丈の長さを一々いじらなくても良いので、便利だと感じました。

 

2.着心地レビュー

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着心地は非常によい

オックスフォード生地の番手の低さとウォッシュ加工が相まって、肌触りはかなりザラザラとしています。

しかし、この肌触りが、今の季節にはとても良く合います。生地は厚手ではありますが、7月前半くらいまではいけそうです。(個人的には、真夏は麻の方が好きです。もちろん、Chemise247でも選べます。)

また、内側の縫い目も伏せ縫いになっており、肌へのアタリが少なくなる配慮がありました。

小ぶりなボタン

ボタンも、ドレスシャツのものより若干小ぶりなため、掛け外しが非常に楽です。見た目も、カジュアルであれば、この程度の大きさの方が合うと思います。

ちなみに、ドレスラインの3mm厚高瀬貝は11.5mm程度、こちらの3mm厚高瀬貝は10mm(第一ボタンなどの小ボタンは8.8mm)でした(いずれも実測値)。

 

3.気になったポイント

続いて、こうすれば良いのに……というポイントを見ていきます。

第2ボタンはデフォルトで少し高めの方がよさそう

カジュアルシャツは基本的に第1ボタンを開けて着ると思います。

その時に、第1~2ボタンの間がドレスシャツくらい空いてしまうと、少しだらしがない雰囲気になります。また、ボタンダウンシャツだとしても、生地によっては襟が立たなかったりします。

もちろん、オプション料金を払うことで第2ボタンの位置を変更することはできます。しかし、カジュアルラインを謳うのであれば、デフォルトで位置が高いか、または無料化した方が良いように感じました。

ネーム・刺繍が欲しい

ドレスラインではオプションで入れる事のできる、刺繍やネーム。Chemise247だと、選べないようになっていました。

ネームや刺繍に、カジュアルもドレスも関係ないと思うので、あると嬉しいなぁと感じました。

 

サイズが大きい……?

写真からお気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、シャツのネックサイズがかなり大きめでした。

ネックサイズ(ヌード寸ではなく指示寸)39cmで注文したのですが、納品されたシャツは実測で44cm。縫製誤差ではあり得ない数値で、システムのバグや、職人への指示ミスの可能性が濃厚です。

そこで、サポートに問い合わせてみたところ、休日にもかかわらず15分でメール回答が。見ると、システム不具合が原因の可能性が濃厚、早急に作り直しをしたいとのことでした。

念のため確認すると、現在は同様の事象は発生していないとのことで、本記事をご覧の方が、同様のトラブルに見舞われることはなさそうです。(ドレスラインとは別にデータを保持する設定にしたことが、かえって仇となったのでしょうか?)

今回は、初回生産分の人柱覚悟のレビューという主旨もあって、トラブルは覚悟の上。バグ潰しとして、記事をご覧の方へ貢献できていると思えば、悔いはありません^^;

また、以前トラブルがあった際にも、とても誠実に対応頂いたのでこの店を使い続けています。今回の作り直しの結果については、後日Facebookページで皆さんにお知らせしたいと思います(※Facebookページで「いいね!」をすると、投稿内容が自動で配信されます)。

 

4.こんな人におすすめ

Chemise247ですが、こんな方にオススメです。

  • 既製のカジュアルシャツでは袖丈などサイズが合わないことが多い
  • 夏場は会社でもカジュアルシャツが主流
  • 高級素材や珍しい柄のカジュアルシャツが欲しい
  • 植物素材系のラフなジャケットが好き

私を含むスーツ愛好者にとって、オンの日に多用する機会は無いかも知れませんが、スーツを着る機会の少ない方や、週末にはシャツ一枚のカジュアルスタイルが多い、という方にはオススメです。

テーラーで作ると、布地に気をつけたとしても、デザインからどうしてもドレス感が出てしまいますが、これなら大丈夫そうです。

また、カジュアルシャツの多くは、S、M、L、XLの4つくらいしかサイズが無く、サイズの少なさに悩んでいる方には朗報ですね。

リンク

 

(おまけ)セール情報

ゴールデンウィークフェアとして、First Experienceの全商品10%OFFになるクーポン(04287549)が配布されています。5月7日までです。

また、リネン生地が3,000円引きのセールも同時に開催されています(5/8 午前10時まで。Chemise247もセール対象のようです)。

クーポンは「一部フェアは対象になりません」と注意書きがありましたが、リネン生地のシャツを購入したところ、3,000円引きと10%OFFが両方適用されました(いまのところ……)。

アルビニの\13,900の麻シャツが\10,900で、さらに10%引かれて1万円を割ります。デパートだと2万円以上しますから、かなりの割引率です。

特に、麻の生地は他店を含めてセールにかかることが非常に少なく、かかったとしてもこんなに種類は多くないため、とても貴重なセールだと思います。

ご参考まで。

 

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