さて、昨日に引き続き、ライフバリュー製オリジナルシューツリーのレビューをしたいと思います。
今回は、880円と2480円の2種類のうち、前者の安い方を取り上げてみます。
880円のシューツリーと聞くと、プラスチックのシューツリー(ツリーじゃ無くてシュープラスチック?)のように思ってしまいますが、実は全部木製。しかも、靴の履きじわを伸ばすのに重要なスプリング付き。
1足で880円弱な上に、2000円で2足+送料無料というとんでもない製品なワケですが、
失敗してもネタにはなるだろうと、とりあえず買ってみたので、レビューをします。
他の記事でも書きましたが、シューツリーの材質には2種類あります。
プラスチックと木材です。
巷に流通するほぼ全ての激安シューツリーがプラスチック製。スコッチグレイン(日本のシューメーカー)は全ての靴がシューツリー付きで売っているという、「分かっている」メーカーなのですが、それでも安いラインはプラスチック製です。
それだけ、木材はプラスチックに比べ加工がしにくく、重いため輸送費が嵩張り、価格が高くなりがちです。一昔前にAmazonで流行った激安木製シューツリーも、アレはアレで良いのですが、踵の部分が薄い棒のため靴が変形しやすく、非常にちゃちなモノでした。
■ スリットで湿気を逃がす構造
木製と言うだけでも意欲作なのですが、このシューツリー、甲の部分にスリットが、そしてその裏にくぼみがあり、靴の中の湿気対策を意識した作りになっています。
それぞれ縦に長いスリットが3本ずつ入っています。店のウェブサイトによると、以前は短かったものを、改良して長くしたとのこと。
裏側。くぼみになっていて、蒸れにくい構造になっています。
■ スプリング機能も問題なし
シューツリーの役割は、大きく分けて「甲ジワを伸ばす(屈曲を防ぐ)」「調湿」の2つの役割があります。前者の重要な役割を果たすのが、スプリング機能です。
このように、甲の部分と踵の部分の2パーツを、真鍮製の棒とスプリングで伸ばす仕組みになっています。使用してみたところ、十分なテンションがかかっており、問題ありませんでした。勿論、真鍮棒の付近の木材処理が甘いなどの細かい指摘は出来ますが、880円という値段を考えると十分すぎます。
踵の部分。
フチの部分など、ヤスリがけが甘い部分もありますが、この完成度なら3000円でも文句は無いはず。
ちなみに、このフックがあると、靴の持ち運びやツリーの陰干しをするときに非常に便利です。
■総評
実際に靴に入れてみました。靴のサイズは25cmで、購入したシューツリーはMサイズです。
Mサイズで、若干ゆとりがある感じです。
25cmを越える場合は、Lサイズを買った方が良さそう。
とにもかくにも、880円という、どうしたらこんな価格のモノが出るのか不思議なくらい。
コスパは最高でしょう。
シューツリーを使っていない方、プラキーパーで我慢してきた方は、買って損は無いと思います。
防臭/防かび効果のあるシダーウッドじゃ無きゃ嫌。と言う方は、2480円の方を検討するか、防カビスプレーを自作するor買ってきて併用すれば宜しいかと思います。
それでは、次回はシダーウッドを使った2480円のシューツリーをレビューしてみたいと思います。
■備考
ショップへのリンク:
・単品の880円シューキーパー
・2つセットが2000円で送料無料
※今回は下のセットと、次回レビューするシダーウッドの計3足を買っています