みなさんは、靴をどの様に保管していますか?
今回は、靴の収納に役立つ製品をレビューしてみます。
その名も「靴ホルダー」。実は前々から気にはなっていたのですが、自宅玄関の靴入れは斜めに立てかけるタイプなので、利用する機会が無いな、とスルーしていました。
しかし、クローゼットの整理をしていたとき、一部の靴を靴箱に入れてクローゼットの上で保管していたことに気づき、ここで使えるのでは? ということで、試しに購入してみました。
見せるのも恥ずかしいのですが、こんな感じに乱雑に置かれている状況。これを上手く整理できるか、試してみたいと思います。
1.製品情報
いきさつは後ほど書きますが、今回は3タイプの靴ホルダーを試してみました。
① 靴ホルダー スリム
- 製品名:Like-it 靴ホルダー スリム 6個入
- 製品番号:197449
- メーカー:ライクイット(吉川国工業所)
- 材質:[本体]ポリプロピレン、[ストッパー]EVA樹脂
- 色:ベージュ
- 生産国:日本
- 購入価格:\1,268(税込)
- リンク:公式、Amazon.co.jp
② 靴ホルダー ワイド
- 製品名:Like-it 靴ホルダー ワイド 2個入
- 製品番号:176857
- メーカー:ライクイット(吉川国工業所)
- 材質:[本体]ポリプロピレン、[ストッパー]EVA樹脂
- 色:ベージュ
- 生産国:日本
- 購入価格:\594(税込)
- リンク:公式、Amazon.co.jp
③ 靴ホルダー 高さ調節機能付き
- 製品名:Like-it 靴ホルダー 高さ調節機能付き 6個入
- 製品番号:197449
- メーカー:ライクイット(吉川国工業所)
- 材質:ポリプロピレン
- 色:ベージュ
- 生産国:日本
- 購入価格:\1,826(税込)
- リンク:公式、Amazon.co.jp
それでは、早速①からレビューしたいと思います。
2.① 靴ホルダースリム を試す
外観レビュー
とりあえず購入してみたのは省スペースを謳うスリムタイプ。6つ入りで千円ちょっとでした。
横から見るとこんな感じ。使わないときに嵩張らず仕舞えるのは好印象です。
取り出してみたところ。表面は滑り止めでしょうか、ボツボツになっています。靴底が濡れているときの乾燥にも効果がありそうです。
当然、それだけでは滑ってしまうので、靴の踵を押さえるビニル製のストッパーが附属します。
実際に使ってみる
乗せてみると……
なんか、かなり、ぐにゃっています^^;
もちろん、下に靴を入れると、靴自身が支えてくれます。しかし、これが正しい利用方法か不明なわけです。
そこでパッケージをよく見てみると、「細身の靴に最適!」と書いてあります。大きな靴には不向きと言う事でしょうか。
つづいて公式ページを見たところ、幅10cmの通常版(Amazonや本稿ではワイド版と表記)と、ブーツも収納可能な高さ調節機能付の種類も有ることが判明。
気になったので、追加でこちら2つも購入してみることにしました。
3.② 靴ホルダー ワイド
こちらが靴ホルダーワイド。
外観はスリムと殆ど同じですが、幅が2センチ大きくなっています。
「スリム」(上の写真)に比べると、「ワイド」(下の写真)の方が安定感があります。
しかし、結果は御覧のとおり。スリムよりも沈み込みは少ないですが、それでもかなり曲がってしまいます。
まぁ、強くあたっているわけでも無く、かつ裏はつるつるなので、傷がつくわけでもなさそうです。見た目のインパクトが大きいだけで、気にしすぎかも知れません。
4.③ 靴ホルダー 高さ調節機能付き
もうひとつ、追加で購入してみた靴ホルダー「高さ調節機能付」も見てみます。
さきほどの2つに比べて、サイズは小さくみえますが重さがあります。
開けてみると、パーツがぎっしりと箱に入っていました。収納時には一番嵩張らないタイプです。
(この種類だけではありませんが)日本製という事でバリやゆがみなどがなく、とても綺麗です。
下は共通の差し込み口に挿入しますが……
このように、上の差し込み口は3つに分かれていて、左からローファー用、普通の靴用、ブーツ用と使い分けることが出来ます。
ここまで来ると予想は出来ますが、やはりぐにゃりとしてしまうのは仕様のようです。
念のため、シューツリーをとってみましたが、あまり変わりませんでした。
短靴を収納するとこんな感じですが……
チャッカブーツもいけるのは嬉しいですね。(ただし、これより背の高いブーツは難しそうです。)
5.買いかどうか
最初、ぐにゃりと曲がった瞬間、「また失敗したかな……」と感じてしまいました。
世間一般で言う「靴」と、いわゆる本格靴とはサイズ感や重量に大きな違いがあり、そのギャップから「靴用だけど本格靴にはあわない」というような経験を何度かしていたからです。(直近ではSuperfeetの話ですね……記事参照)
そのため、今回もグッドイヤーウエルテッド製法の靴には向かない製品かと考えてしまっていましたが……実ははそんなことはありませんでした。
下の靴の負担はそれほどでもない
「上の靴に下の靴が踏みつけられている!」という見た目のインパクトから、最初はビックリしていましたが、よくよく見てみると、押さえつけられている力は樹脂の反発もあってかなり軽いのです。
念のため複数の靴で使ってみましたが、甲に跡が残っている物はありませんでした。
取り出しやすく、整理しやすい
ということで、気を取り直して当初の予定通り、クローゼットの上を整理してみました。それがこちら。
置くことの出来る靴の量が増えたことはもちろんですが、最大のメリットは、履きたいときに目当ての靴を探しやすくなったことでした。(靴箱に入れておくとどの靴をしまっておいたか、分からなくなってしまうんですよね……。)
ディスプレイ性も高いので、玄関の見えるところに置いておいても違和感がないのもよいですね。なお、あまり使わない靴は、上からクロスを掛けておくとホコリかつかず良いと思います。
こんな感じに、インデックスを作ってみるのも良さそうです。
お薦めは高さ調節タイプ
価格は若干高くなりますが、チャッカブーツにも対応していること、予備が嵩張らないこと、見た目が格好良い(色違いの茶色もあります)ので、お薦めは高さ調節タイプです。
スリムタイプはサイズの節約にはなりますが、横幅が狭く、靴を取り出したときに不安定になりやすいため、あくまで婦人/子供用と考えた方が良さそうです。
6.まとめ
- 靴ホルダーは片足分のスペースに靴一足を収納できる安価な器具
- 本格靴の場合、上側の板がしなってしまうが、そこまで気にする必要は無い
- スリムタイプは男性用革靴には安定感が無く不向き
- 高さ調節タイプが一番お薦め
靴の保管場所に困っている場合は、参考にしてみて下さい。
なお、靴は買ったときの靴箱に入れて保管する際、蓋を閉めてしまうとカビの原因になるので、開けておいた方がよいです。この場合、上に積み重ねていくことが難しくなるので、棚と靴ホルダーを組み合わせる方法が、今後一つの解になりそうです。