下着

暑い時期、アンダーシャツの選び方(前編)

投稿日:平成30年(2018) 5月13日  更新日:平成31年(2019) 3月1日 

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先月の衣替えを扱った記事の中で、アンダーシャツ(いわゆるインナーシャツ、要は下着)について少し触れたことろ、複数の方から結局どれがオススメなのかという質問を戴きました。

本サイトではこれまで、いくつかのアンダーシャツをレビューしてきましたが、最初に回答してしまうと、個人的にはグンゼのYGに落ち着いています。

とまぁ、これだけでは記事として味気ないので、この機会にアンダーシャツを選ぶ際のポイントをまとめてみました。そして、なぜ選んたのか、優位性、そしてグンゼYGの中にも複数ある種類の整理(結局どれを買えば良いのか)をしてみたいと思います。

※ご注意:本記事は、前半にアンダーシャツの選び方を書きつつも、最終的にはこの2年ですっかりハマったグンゼYGカットオフをゴリ押しする内容になっています。SEEK教徒、エアリズム信者の方は寛容な目でご覧下さい……。

1.アンダーシャツ、選び方のポイント

スーツスタイルはもちろん、夏季のクールビズ(そしておそらくはその他のきれいめカジュアルファッションも)における、アンダーシャツの選び方をまとめてみました。

ポイント1:シャツが透けないこと

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まず大切なのは、アンダーシャツは他人に見せる物ではないと言う事。すなわちアンダーシャツの「存在」を隠すことが重要です。

良くあるのが、シャツ(いわゆるワイシャツ)にアンダーシャツのシルエットが浮かんでいたり(ヒドイ場合にはランニングシャツの線がくっきり見えていたり)、第1ボタンを開けた際にアンダーシャツの首周りが覗いていたりすることです。あまり格好の良い物ではありませんよね……。

従って、シャツから透けて見えるようなデザインのアンダーシャツは避ける必要があるのですが、具体的にどの様な基準で選べば良いかを、次に考えてみます。

① とりあえずベージュを選ぶ

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まずは、ベージュ――薄茶色のアンダーシャツを選ぶことが重要です。これは、ベージュは肌色に近く、胸や袖など、肌とアンダーシャツとの境界が透けて見えにくくなるためです。

これまで白いアンダーシャツを着ていた方にとって、ベージュのシャツは、高齢のご婦人用に多いという先入観からか、抵抗があるかもしれません。

しかし、近年のお洒落を気にする男性用アンダーシャツの多くでベージュのラインナップがありますし、また売れ線とのこと。そして、実際に一回着てしまえば全く気にならなくなります。

② 開襟にはVネックが重要

シャツの第一ボタンを開けて着る場合は、Vネックのシャツを選びます。

クールビズになって「ネクタイを外し、シャツの第1ボタンあけただけ」のスーツに多いのが、開けたシャツからアンダーシャツが見えてしまう現象。これを防ぐためには、Vネックが重要です(深いUネックでもよいです)。

③ カットオフタイプであれば尚良い

アンダーシャツと肌との境界を見せなくするためにはベージュのシャツが良いと先述しました。

ただ、もう一歩見えなくするためには「カットオフ」とよばれる、フチが切りっぱなしのタイプを選ぶと良いです。

自身の肌色との兼ね合いもありますが、ベージュ+カットオフにすることで、透けやすい薄手の麻シャツを着ても、ほぼアンダーシャツの存在を隠すことが出来ます。

ポイント2:着心地が良いこと

続いて重要なのが、着心地です。

アンダーシャツは、その全てが肌と密着し、着心地に直結するアイテムです。特に、朝出勤し夜帰宅するまでを考えればかなりの時間――前日の風呂上がりから翌日の入浴まで着っぱなしの方もいらっしゃると思いますから、1日のほぼ全ての時間――同じアンダーシャツを着続ける事になります。

そしてこの着心地は、延いてはビジネスの生産性や、日常のストレスにも関係するでしょう。

そう考えると、アンダーシャツの快適性は、他のアイテムにも増して重要であることが分かります。

① 綿や再生繊維の混紡率が高いものを選ぶ

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下着の肌触りをどこまで重視するか、という好みの問題もありますが、基本的に天然繊維の方が着心地が良い傾向にあると思います。これは、肌触りや吸湿性の問題が大きいです。

もちろん、合成繊維もかなり改良が進んでいます。特に合繊を活用した機能性素材は、汗をかいた際の吸汗/放湿にめざましい進化があります。とはいえ、平常時の肌触りではどうしても天然繊維には敵わないため、個人的には天然繊維派です。

(なお、同じ合成繊維であっても、石油を主原料とする化学繊維ではなく、キュプラ等の天然繊維を原材料とする再生繊維は、比較的肌触りが良好です。)

メモ:汗をかいた際の吸汗/放湿について

難しいのが、吸汗/放湿の観点から言うと、旧来の綿100%のアンダーシャツよりも、オール化繊の機能性下着の方が快適である点です。従って、発汗時と平常時の何れもが快適であるためには、吸汗/放湿が考慮され、かつ綿や再生繊維の混紡率も高い製品を選ぶことが重要です。見分け方は難しいですが、「○枚千円、綿100%!」などの激安品は避け、吸汗/放湿の工夫がされている製品であることを確認してから購入することが大事でしょう。また、綿のみでこれらの工夫をすることは大変難しいので、綿100%にこだわる必要は無いと思います。

② 縫製が良いものを選ぶ

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快適性は素材だけで無く、当然縫製も重要です。

人体にフィットしたパターン(型紙)を使っているか、そして縫い目が皮膚にあたらないような工夫がされているか、と言う事です。

ただ、試着しないと分からないということもあり、購入前の、見た目での判断は難しいかも知れません。

とはいえ、皮膚に刺激を与えない縫い方については、各社ともアピールしどころであるため、パッケージやWEBサイトが参考になると思います。

③ 伸縮性は好みに応じて

硬い下着を好む方と、柔らかい下着を好む方がいるので、どちらが良いとは断言できません。

ただ個人的には、伸縮性があって体にピタッとフィットするタイプが好みです。これは、体に生地が密着することでシャツの中でのだぶつきが無くなり見た目が良くなること、そして汗が出た瞬間に吸いとられ、気持ち悪い思いをすることがないからです。

 

2.グンゼYGカットオフが優れている理由

さて、本日は冒頭ですでに答えを出してしまっていますが、ここ数年様々なアンダーシャツを着て、最終的に落ち着いたのがグンゼYGのシリーズ、特にグンゼYGカットオフでした。(ちなみに、私はグンゼの回し者ではありません^^;)

それは、上記「アンダーシャツの選び方」で示したポイントが概ね網羅されているからなのですが、それに加え、下記のメリットもあったからです。

その1:高いコスパ

一つ目は、高いコストパフォーマンスです。

カットオフシャツはとても画期的で、スーツスタイルには欠かせないアイテムなのですが、価格が高いというデメリットがあります。

また、カットオフという仕様上、どうしても耐久性は通常のアンダーシャツに劣ります。

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▲ 1年ほど使用したSEEKのカットオフ。耐久性が比較的高いと言われているSEEKのカットオフでも、裁ち切り部分がほつれたり、脱ぐ際に油断していると胸部分が裂けたりする。

最初にカットオフアンダーシャツとして有名になったグンゼのSEEK(シーク)は、1着3,000円という下着としてはかなり強気な価格で登場しましたが、日本のビジネスマンからは高い支持を得ました。しかし、消耗品である下着に対して、金銭的に余裕の無い若手には手を出しづらい価格でした。

そこで同じグンゼから登場したのが、YGカットオフでした。価格はSEEKの半額で1,500円(今では1,300円まで下がっています)。

SEEKと遜色の無いクオリティで、この値段であれば、ビジネス用の下着は全てグンゼYGカットオフにすることも可能であると考えます(私も当初はSEEKを買っていましたが、ランニングコストの都合もあり、8割方YGカットオフになりました)。

その2:良い着心地

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同じカットオフの下着で同価格帯の強力なライバルが、ユニクロのエアリズムです。ユニクロ大嫌いのテーラーやアパレルショップ店員をも「ユニクロも下着だけは良い仕事をする」と言わしめるほど、同社の下着は優秀です。

事実、私も一時期ヒートテックとエアリズムばかり着ていた時期があり、当サイトでも何回かレビューしました。しかし結局、グンゼYGカットオフに収束しました。

理由は、着心地です。これは好みの問題もあるかも知れません。

着心地、ユニクロ対グンゼ

ユニクロは比較的ゆったりふんわりとした作りに対し、グンゼ系(SEEKやYG)のカットオフ下着はピッタリ肌に吸い付く作りになっています。

部屋着のように、ゆったりと着たり、ルーズなトップスと組み合わせるのであれば、恐らくユニクロの方が良いのでしょう。

しかし、ビジネススタイル(スーツやジャパン)と合わせるに当たって、シャツをなるべくダブつかさず、サラっと着たいのであれば、グンゼ系の着心地の方が快適だと感じます。

機能性素材志向のユニクロ、天然繊維志向のグンゼ

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また、素材/原材料に対する考え方にも、両社には大きな違いがあります。

ユニクロは、先進的な化学繊維を多用し、機能性を前面に押し出した素材を使うポリシーであると感じます。一方でグンゼ系は、極力天然繊維(ないし再生繊維)を多用し、純粋な下着メーカーとしての肌触りを追求しているように思います。

この点において、私は後者に魅力を感じましたし、実際に肌触りは日々のパフォーマンスにも直結すると思い、YGを選びました(また、化繊は静電気が起きやすく、この点もNGポイントでした)。

 

3.製品比較

グンゼYGカットオフについて触れてきましたが、一つ気になる点があります。それは、ラインナップがかなり複雑なことです。

次々出てくる製品型番

グンゼYGカットオフを購入したことがある方はおわかりかも知れませんが、ネットショップ等で探すと、似た様な製品が沢山出てきます。

これは、グンゼ側が組成や付加価値の異なるバージョンを複数出したり、または価格改定時に型番を変更したりと、もともと種類が多い上に新旧の製品が併存しているためです。従って、どれを買うのが一番良いのかが分からない状況が起きます……。

グンゼYGガットオフ同士を比べる

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先日も、グンゼストアのリニューアル閉店セール(今はリニューアル後の開店セールをしています)で、YGカットオフを買おうとしたのですが、「Vネック+YG+カットオフ+色選択:ベージュ」のand検索だけで10種類前後も表示される始末。

そこでこの際、(冬用と表示されている製品を除く)5種類のグンゼYGカットオフを購入し、比較検討してみることにしました。

買ったYGカットオフは、以下とおりです。

  1. 通常タイプ(YV1515、1,300円)(グンゼ公式Amazon.co.jp

  2. 清涼タイプ(YV1915、1,500円)(グンゼ公式Amazon.co.jp

  3. 清涼タイプ+脇汗パッド付き(YV1912、1,500円)(グンゼ公式Amazon.co.jp

  4. 通常タイプ(YV0415、1,500円)(グンゼ公式Amazon.co.jp

  5. 4の色違い(ヌードベージュ)(グンゼ公式Amazon.co.jp

――と、ずいぶんと長くなってしまいましたので、今週はいったんここまでにします。

引き延ばしてしまい申し訳ありませんが、次週、上記製品のレビューや、個人的なオススメの選定、そして上位製品であるSEEKとの比較をします。

もう少し、下着ネタにお付き合い下さい。

 

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