レビュー

First Experienceの新襟型「NEWセミワイド」を試す

投稿日:平成30年(2018) 4月15日

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オンラインオーダーシャツ屋のFirest Experienceを気に入っている理由の一つが、襟型が綺麗というところ。そんな同店の襟型に、先月17日、新しい「NEW セミワイド」が登場しました。

早速人柱として1枚誂えてみましたので、レビューしてみたいと思います(当然自腹で、利害関係もありません^^;)。

また、従来のセミワイドカラーや、ワイドカラーとの比較も、写真を交えつつご紹介します。

同時期に「オペラワイド」も出ていますが、こちらはビジネス用としては少し違う気がするので、今回レビューは見送っています。



従来の「セミワイドカラー」の課題

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△ 旧来のセミワイドカラー

襟が大きすぎる

これまでも「セミワイドカラー」という名前がついた襟型がメニューにありました。しかし、剣先(襟羽根の長さ)が8.8センチと、一般的なセミワイドに比べると少し長めです。

体格や顔が大きな方ならば問題無いかもしれませんが、一般的なサイズからすると少々大きすぎる気がしていました。

私の場合はスリーピーススーツを着ることが多いため、影響は限定的だったものの、ツーピースで上着を脱いだ場合に目立つ、特徴的な襟の大きさでした。

「ワイドカラー」は広すぎ?

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△ ワイドカラー

セミワイドに近い襟型にワイドカラーがあります。

こちらは剣先8センチと一般的なのですが、文字通り開きが大きいという特徴があります。

個人的にはこの襟型が一番好みで、これを選ぶことが多いのですが、人によっては少し開きすぎに感じるかもしれません。

NEWセミワイドは襟羽根の短いセミワイド

そこで今回登場したのがNEWセミワイドカラーです。襟羽根は7.6センチと、従来の8.8センチから1.2センチも短くなっています。

個人的には、少し短くしすぎかな……という危惧がありましたが杞憂でした。

詳しくは次章以降で説明します。

 

外観レビュー

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注文から約3週間で到着しました。段ボールを開けると、いつも通り不織布の袋に入っています。

(余計な附属物が無く、ゴミが少なくて助かります。。。)

 

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ちょうど海島綿(シーアイランドコットン)のフェアをやっていたので、生地はそれを選びました。

 

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正規輸入品ということで、協会のカードも入っています。(海島綿については、後日改めてご紹介しようと思います。)

 

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肝心の襟はこちら。衿芯の堅さはミディアムを選びました。

上級ライン(UEMACHI MODELING)の縫製のため、ミディアムとはいえ一般的な衿芯から比べると若干堅めだと思います(ビジネス寄りですね)。

なお、NEWセミワイドは上級ラインだけの扱いとのことです。

トルソーに着せる

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後ほどワイドカラーや従来のセミワイドと比較してみますが、まずは単体で見てみます。

正面から見た限りでは、心配したほど襟の長さは短く見えません。

 

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襟先が浮くこと無く、ピタッとボディに吸い付いています。この辺のカッティング/縫製はさすがだと感じます。

 

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真横から。とても綺麗です。

 

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紺色のジャケットをあわせてみました。

 

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ウェストコート(ベスト)の襟も、特に干渉するようなことはありませんでした。

三つ揃い(スリーピーススーツ)でも安心できます。

 



従来のセミワイド、ワイドカラーとの比較

続いて、従来のセミワイドカラーと、ワイドカラーとの違いを見てみます。

シャツ単体

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上から今回購入したNEWセミワイド、従来のセミワイド、ワイドです。

やはり、シャツ単体で見ると、大柄な方でない限りは、セミワイドよりもNEWセミワイドの方が好みですね……。

なお、いずれもUEMACHI MODELINGで、衿芯はミディアムです。

ジャケットを羽織ってみる

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ジャケットで襟羽根を隠してしまうと、NEWセミワイドもセミワイドも変わらないかな……と思ったのですが、よく見るとセミワイドの方が、襟羽根がやや直線的な感じがします。

 

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ということで、もう一度確認してみると、確かにNEWセミワイドの方が少し丸みを感じますね。

これは、襟腰(襟の高さ)が関係しているかも知れません。というのも、セミワイドは襟腰4.5センチに対し、NEWセミワイドは0.4センチ低い4.1センチだからです。

たかだか4ミリと思われるかも知れませんが、襟の高さはずいぶんと違って感じられました。

 

着心地レビュー

続いて、着心地を確かめてみます。

いつもと変わらない寸法で仕立てたので、そこまで変化はないと思ったのですが……。

首が楽に

前項で襟腰が4ミリ短くなったと記載しましたが、数字以上に首の感触が変わったように感じました。

というのも、とても首が動かしやすいのです。

見た目優先で、多少タイトなネックサイズにしているということもありますが、やはりセミワイドの襟腰である4.5ミリは一般的な襟腰(国内製だとだいたい3.5センチ~4センチ程度)に比べて高く、首に若干抵抗感があります。

強いてたとえると、詰め襟を着ている感覚に似ていますね(とはいえ、個人的にはあまり苦になりませんが……)。

従来のセミワイド(襟腰4.5センチ)やワイド(襟腰4.3センチ)より、楽に首を動かしたいという方にもオススメできそうです。

 



まとめ

新たなメインストリーム

従来、First Experienceでオススメの襟型は? と訊かれたら、ワイドかセミワイドと答えていましたが、これにNEWセミワイドを追加することになりそうです。

しかも、オススメの順番は、派手目が良い場合はワイドがイチオシですが、おとなしめが良い場合はNEWセミワイドが一番になりそうです。

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※ 襟腰と剣先のサイズについては、本稿初出時点でのサイズです

体が大きな人は引き続き旧来のセミワイドを

とはいえ、体が大きな(身長が高い)方は、旧来のセミワイドがオススメです。

特に、襟腰の高さ4.5センチは国内縫製では珍しく、貴重な存在です。また、首が長い人も、NEWセミワイドよりもセミワイドが似合うと感じます。

以上、オーダーの際の参考になりましたら幸いです。

なお、First Experienceは、オプションで襟腰と襟羽根の長さを変更出来ます。ただ、一般的に、こういったデザイン性が求められ、かつ目立つ部分におけるサイズ変更は、元々の完成度が高ければ高いほどデザインが崩れる恐れがあるため、よほどの理由が無い限りオススメしません。出来れば、用意された襟の種類/サイズを元に、これを選択した方が良いと思います。

 

(おまけ)旧セミワイドはリゾート用途にも?

ノーネクタイ時のシャツも気まぐれで撮影したのですが、意外と旧セミワイドは開襟シャツ的な一面があって面白いです。

 

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これ、実は本稿の比較写真で使用した旧セミワイドのシャツです。開襟状態にするとこんなに綺麗な感じで開きました。

先述の通り、写真のシャツはUEMACHI MODELINGのミディアム衿芯ですが、麻100%にした上でソフト芯を使うと、オンオフ兼用で使えそうな襟型だなぁと感じました。

 

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上からセミワイド、ワイド、NEWセミワイドです。

(個人的には余り好きではありませんが)ノーネクタイで、いわゆるクールビズ的にワイシャツ一枚で仕事用に着る場合は、セミワイドだとリゾート感が出すぎるかも知れませんね^^;

この場合は、襟羽根が小さいNEWセミワイドか、開きが大きく纏まって見えるワイドの方が良いでしょう。

 

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