タイ(ネクタイ)

ネクタイの本数、価格、寿命、買い方などを考える(アンケートあり)

投稿日:平成28年(2016) 11月27日  更新日:平成30年(2018) 10月14日 

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皆さんはネクタイを何本お持ちですか?

先日読者の方から、質問箱宛に「ネクタイ観」に関する質問がありました。

曰く、ネクタイが好きでいつの間にか増えているが皆はどうなのか、オススメの購入方法やブランドはあるか、捨て時はどんなときかといったもので、個人的にも興味の有る内容でした。

ということで、今回はネクタイについて、皆さんと一緒に考えてみようと思います。(記事の末尾にアンケートがありますので、是非ご参加下さい<本日から1ヶ月間の投票を受け付けます>。)

H29.1.8追記:アンケート結果を公開しました↓ 

1.問題提起

はじめに、戴いた質問を引用しつつ、話題を整理したいと思います。

今回は、私の仕事着に関するある悩みを考察の対象にしていただけないかと思い、質問箱を利用させていただきました。

その悩みというのは、「ネクタイ問題」です。ネクタイを見るとどれも素敵に見えてしまい、つい買ってしまうのです。もはや病気?とも思うのですが、実際、私は病気なんでしょうか?(笑)

このブログをよくご覧になっている皆さんは、スーツスタイルに興味やこだわりがある方が多いと思いますので、どんな「ネクタイ観」をお持ちなのか、知りたくなりました。

①所有しているネクタイの本数は?
②いくらぐらいのものを使っている?購入方法は?
③お気に入りのブランドは?
④ネクタイの捨て時は?

私も良いネクタイ見かけると、ついつい購入してしまいます。そのため、クローゼットの中はネクタイで溢れている状況にあります……。

質問の内容は、このサイトをご覧の皆さんかどの様な感覚をお持ちなのか、が主眼だと思います。そこで、私の意見も述べつつ、別途皆さんにアンケートをとることで、皆さんのネクタイ観をお伺いしようと思います。

購入方法には特に興味があります。

というのも、ネクタイはピンからキリまで、さまざまな価格帯のものが存在しますよね。100均は論外としても、二束三文の安物がある一方で、百貨店やセレクトショップでは1万円~1万5千円ぐらい、だけどセールの時は3割~5割引きで売られているし、定価で買うのはちょっと賢くない気もします。

ただ、気に入った色柄のものがセールにかかるかもわからないし、なったとしても早い者勝ちですから、それもちょっと微妙です。

一方、最近はテーラーで4千円ぐらいから悪くない品質のものも売られているし、アマゾンでしょっちゅう検索していると、たまに定価2万円近い高級ネクタイが半額以下で売られているときもあります。

靴・スーツ・シャツ・ベルト・鞄などの価格とバランスをとって考えると、やっぱりネクタイにそんなにお金をかけすぎるのも違うと思うのです。

ネクタイの購入場所や価格については議論になることが多いですが、こちらも考えていこうと思います。

質問は、いつもコメントを下さるbasicmanさんから頂きました。有り難う御座いました。

 

2.ネクタイの所有数

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数年前に祖父が亡くなったのですが、彼が保有していた大量のネクタイを譲り受けたこともあって、ネクタイの保有数は100本を軽く超えてしまっています。(常時出しているネクタイは、16本掛けのマワハンガー6本で、96本です。)

ただ、営業日ベースでの組み合わせを考えると、一般的には最低5本(1週間で1巡)、推奨10本(1ヶ月に2巡)、多くても40本(2ヶ月で1巡)あれば十分だと思います。

就活生や新入社員など、本数の少ない状況では、ベーシックなもの(ドット柄、無地、小紋柄など)を揃え、ある程度本数が増えてきたら好みの柄に手を出すようにすれば、間違いが無いと思います。

ネクタイの保管方法

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私の場合は、柄や色別に分けた上で、クローゼット内に工夫してかけています。

ネクタイの収納方法については、過去に考察していますので、宜しければご覧下さい。

ネクタイも衣替えする

服や靴に比べて嵩張りにくいネクタイ。ただ、いくら良い収納方法を採用したとしても、保有本数に限りが有ることは確かです。

そんなときにオススメしたいのが、ネクタイの衣替えです。

ネクタイには素材、織り方、厚みなどで、季節を感じるものが有ります。そのため、それらをオフシーズンにはしまっておくことで、より多くのネクタイを活躍させることができます。

具体的には、

  • 素材:麻/綿 → 夏用、ウール → 冬用
  • 織り方:ニット/ガルゼ → 夏用
  • 厚み:薄い/芯地がない → 夏用、厚い → 冬用

といった具合です。

H30.10.14追記:ネクタイの衣替えについては後日記事にしていますので、興味のある方はご覧下さい。↓

 

3.価格と購入方法

同じ素材や形をしていても、ネクタイの価格は本当に千差万別ですよね。

以前、ネクタイの製作/生産に詳しいテーラーにきいたところ、ネクタイは非常に利益率の高いアイテム(原価2-3割はザラ)とのこと。またブランド物だと、原価に占める材料費と縫製工賃は半分を切る物もあるそうで、製造原価の多くを、高額のデザイン料が占めているそうです。

ノーネクタイか一般化しつつある現在、スーツスタイルに於けるネクタイは、実用性ではなくお洒落の面が強いアイテムだと思います。そのため、頭ごなしに、高額のデザイン料を否定するつもりはなく、また、流行で在庫を入れ替える必要があるため、高い利益率もある程度仕方が無いのだとおもいます。一方で私たち消費者としては、ベーシックな物とデザイン性の高い物で、買い方を工夫するのが良いのではないか、と考えたのが、以下の内容です。

と言う事で、私は以下の4つの方法で購入することか多くなっています。

① テーラーのノーブランド

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無地(但し良い素材を使っている物に限る)やドット柄など、ベーシックな――高額なデザイン料を支払う必要の無い生地の――デザインのタイは、テーラーのノーブランドから選ぶことが多いです。

「セレクトショップと同じラインで縫製している」などの謳い文句で、4,000円程度で販売しているケースが多いです。

普段使いのタイにはもちろん、大学生や新入社員がネクタイの数を揃える手段としても、オススメです。

② セレクトショップのセール

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普段1万円~1.5万円くらいで販売しているセレクトショップオリジナルのネクタイ。

①と縫製は同じかも知れませんが、海外の有名生地メーカーから生地を輸入していたり、目利きのバイヤーが選んでいたりと、生地のデザイン性に優れていることが特徴です。

このネクタイを購入する際のポイントは、ずばりセールで買うこと。

ネクタイは、展示しておくと蛍光灯の紫外線で焼けたり、触られてへたったり、流行が早かったりと、次年度に持ち越したくない商材のひとつ、とのこと。そのため、セールの値引率が高く、5千円くらいで投げ売りされているのもザラです。

③ 国内のネクタイ専業ブランド

フェアファクス(公式Amazonタイステーション(公式Amazonに代表される、国内のネクタイ専業ブランドの人気が高くなっています。

支持されるポイントは、やはり低価格で生地や縫製が美しいこと。

自社デザインかつECサイトでの販売を増やすことで経費を削減し、デザインや品質の良いネクタイを、高いコストパフォーマンスで販売している点に、支持が集まっています。

ただ、ネクタイの質感や、しめたときの美しさは、Web画面でよく分からないのが困ったところ。返品可能なところを選ぶか、ブランドを信頼して購入するといった思い切りも必要になります。

④ Amazonのセール

質問メッセージにも言及がありましたが、意外に馬鹿に出来ないのがAmazonのセールです。

2~3万円する有名ブランドのタイが、半額で売られていることもざらな上、時期によっては割引クーポンの適用で6~7千円で購入することも出来ます。

そして、なんと言っても返品や交換が無料なことが貴重です。③で書いたように、Web画面からネクタイの良さを見定めるのは至難の業なので、返品前提で購入するのがコツです。

なお、マーケットプレイス商品(Amazonを借りて他業者が販売する商品)の場合、返品や交換が有料な事が多いので注意します。

買い方は簡単で、タイムセールのメンズファッションジャンルで掲載されている商品を通勤時間など暇なときにチェックします。セール品が多いときは、5千円~1万円のレンジで高い順に並べるか、1万円~3万円のレンジで安い順に並べると選びやすいです。

また、先述の通りファッションのクーポン割引をやっている時期に買うのもオススメです(記事執筆時点では、丁度15%OFFクーポンを配っています)。タイムセールとも併用できるので、半額以下を狙えることもあります。

ECでネクタイを購入するときに役立つのは、剣幅や素材の明記、返品が無料、図柄の拡大写真がある、といった項目です。全て満たしていることはかなり限られており、Amazonはそのうちの一つです。ほかにもオススメのサイトがありましたら、本記事コメントから情報をお寄せ下さい。

 

4.良く買うブランド

参考までに、私が良く買っているものをご紹介します。(好みによるところが大きいので、万人に推奨できる物では無いことを予めご了承下さい。)

① 高コスパ

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△ テーラーのオリジナル

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△ タイステーション(公式Amazon

この2つは前項で取り上げました。

 

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△ エバーグレイス(楽天Amazon

日本や海外の生地を使って、オリジナルのネクタイを製造販売しているお店です(ネクタイOEM大手のアイネックスと提携しているためか、フランコバッシ等の海外輸入物もあります)。

特徴は、製品説明の豊富さ。長さや剣幅はもちろん、結び目(ノット)の大きさを左右するネクタイの形状まで、パターン分けして掲載されています。

楽天で開設されている店舗の方が、商材説明が詳細です。ただ、Amazon店舗(かつAmazonが発送を代行している商品)の方が、返品が無料だったり、クーポンが使えたりと、購入時はこちらがオススメです。

② 良く買う海外ブランド

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△ ドレイクス(公式Amazon

元々はスカーフやマフラーがメインのブランドでしたが、今日ではイギリスを代表するネクタイブランドになっています。

イギリス的なビビッドな色使いのタイが得意な印象です。

また、(発売時期やコレクションにも依ると思いますが)表地/芯地ともにかなり軟らかいものが多く、ノットが小さめになる傾向があるように思います。

 

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△ ルイジ・ボレッリ(公式Amazon

イタリアのルイジ・ボレッリは、手縫いのシャツメーカーとして有名ですが、ネクタイも秀逸な物が多いです。国内の扱い本数も以前に比べると多くなりました。

特に、花小紋やペイズリーなどの色使いが難しいもの、織り柄などの生地の質感が重要になるものなどに威力を発揮します。また、ノットが綺麗に出るのも特徴です。

セールにかかることも多いので、そのタイミングを狙ってみて下さい。

円高時に海外から購入する手も有りますが、剣幅が9センチを超える物があるため、三つ揃い以外で着用する場合には注意が必要です(並行輸入品も同様の注意が必要)。

③ ジャケパン向け

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△ イザイア(公式Amazon

こちらもイタリアのブランド。どちらかというと派手なタイが多い印象で、ジャケパンなどと良く合います。

 

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△ チェザレ・アットリーニ(公式Amazon

イタリアのサルトとして有名ですが、ネクタイも優秀。色使いはもちろん、質感が独特です。

これは生地の話だけではなく、芯地の使い方が上手いからだと思います。特に、夏用の芯地を極力廃したタイは、真夏の麻や綿ジャケットに良く合います。(オフィスワークには少し軽すぎるかも知れませんが……)

 

あとは一時期小紋柄に凝っていたときには、マリネッラ(公式Amazonもよく買っていました。

 

5.ネクタイの捨てどき

なるべく捨てたくないですが――ネクタイを捨てざるを得ないときは、おもに3つ有ると考えています。

① 汚れが落ちないとき

ウールタイを除けば、シルクや綿麻など、比較的汚れがつきやすい素材で出来ているネクタイ。食事の食べこぼし、ペンのインクなど、いつの間にか汚れがついている事がありますよね。

汚れがついたらクリーニングですが、ネクタイは強く洗浄しづらい事も有って、汚れが落ちないことも有ります。

こうなると、汚れた部分が大剣ならそこが隠れる三つ揃いで着るか、そうでないなら捨てるか、という選択肢に……。

また、シルクのクリーニングはウールよりも傷みが早く進みます。そのため、出来て3回、場合によっては1回のクリーニングで輝きが失われたり、ふんわり感がなくなったりします。回数は最低にしつつ、腕の良い店に任せたいですよね。

なお、ノット部分の黒ずみは、結ぶときの手指の脂や汚れが原因であることが多いです。基本的な事ですが、ネクタイは極力手を洗った後に扱うようにします。と、気をつけていても汚れやすいところですが……。

② 擦れ、解れが酷いとき

結び目はもちろん、大剣の先端など、擦れたり解(ほつ)れたりすることが多いですよね。

特に、光沢の強い(繊維の細い)素材のタイは、その傾向が強いように感じます。

初期の毛羽立ちは、ライターで炙ったりして目立たなく出来ますが、やはり酷くなってくると捨て時を迎えることになります。

結び目から大剣にかけての擦れの多くは、ネクタイを外すときの摩擦が原因とのこと。首元で優しく緩めてから外すようにするか、シングルノットなど取り外しが簡単な結び方にすることである程度軽減できます。

③ 陳腐化(剣幅、図柄の流行遅れ)

剣幅とは、大剣の幅(タイの先端の▼部分)を指します。現在の主流は8センチ~8.5センチです。

しかし、数年前のナローラペル(ジャケットの細い襟幅)が流行ったときは7~7.5センチが主流でした。また、一昔前の剣幅をみると10センチを超えるものもあったりします。

このように、時代の変化にともなって、(特にジャケットのラペル幅のサイズと一緒に)剣幅は大きく変わってしまいます。三つ揃いだとあまり気になりませんが、上下だけだと流行から乖離したタイはちぐはぐな印象になってしまいます。

テーラーや修理屋で、幅広のタイを狭くする事も出来ますが、よっぽどのお気に入りでないと金額面から割に合わないでしょう(また、広げることは難しいです)。

剣幅以外にも、ノットの大きさ、図柄なども陳腐化が起きやすい部分です。流行に偏りすぎるタイを沢山購入すると、流行が過ぎた後に扱いに困りますから、注意する必要があります。

流行は繰り返すものですから、次回の流行まで保管するという手もなくはないです。しかし、そのときまで綺麗な状態でタイを保管し続けられるかは――難しい所だと思います。

 

6.アンケート

最後に、宜しければアンケートにご協力下さい(投票期間は本日から12月27日までです)。結果は、後日記事として報告したいと思います

公開しました。

 

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