タイ(ネクタイ)

ネクタイの基本(1): ネクタイの種類~柄と生地で考えるネクタイ選び~ 6 「ウールタイ、ニットタイ、リネンタイ」

投稿日:平成24年(2012) 4月13日  更新日:平成27年(2015) 10月17日 

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初学者のサラリーマンや就活生向けに、タイの基本を考える今回のシリーズ。
今回は前回とは全く違い、「素材」での種類分けをしたいと思います。

皆さんが普段しているタイ(ネクタイ)は、おそらくシルクタイでしょう。
しかし、タイにはシルク以外にもウール(羊毛)、リネン(麻)、コットン(綿)、そしてそれぞれの混紡などがあります。
また、ウールやシルクの織り方を変え、ニット状にしたものあります。

今回はそのなかから、寒い冬にお薦めのウールタイ、カジュアルにも使えるニットタイ
そして、これからの季節にお薦めなリネンタイをご紹介しましょう。

■おしながき■
その1
・基本は断然無地!「ソリッドタイ」

その2
・日本で一番人気!?「ストライプタイ」
- 「マルチストライプタイ」

その3
・ソリッドタイに遊びを加える「ドットタイ」
- ドットタイに遊びを加える「ポルカドットタイ」

その4
・ジャケパンに似合う? 「小紋タイ」
・ストライプタイ×小紋タイ「ロイヤルクレストタイ」

その5
・クラシックなチェックタイ「グレンチェックタイ」
・艶容なカジュアル「ペイズリータイ」

その6
・暖かく見せる「ウールタイ」
・涼しく見せる「ニットタイ」
・さらに涼しく見せる「リネンタイ」

 

 

■暖かく見せる「ウールタイ」

冬場に活躍するのがウールタイです。
一般的なタイは絹(シルク)ですが、ウールかウールカシミアの混紡を使用した物がウールタイです。
紡毛素材(フランネルなど)のジャケットと良く合います。
ビジネス度
★★★☆☆
汎用性(コスパ)
★★☆☆☆
就活生にお勧め
★★☆☆☆
週末にお薦め
★★★★★
コメント:

秋冬に限定されるので、コスパは低めですが、お薦めの種類ではあります。
若干結びにくいのと、厚いものは、結び方がほぼシングルノット限定になっちゃいます。

 

_MG_1820紺のストライプ地ウールタイ。ブランド名不明(イタリア製)。秋冬限定。

お薦めの買い方:
・まずは紺色やグレイの無難な物からどうぞ。
・あまり分厚い物は結びにくいですが、ぺらぺらな物は避けて下さい。(どっちつかずでスミマセン^^;)

 

■涼しく見せる「ニットタイ」

夏限定というわけでは決してありませんが、見た目に涼しいのがニットタイです。
通常は剣先(大剣の▽部分)が無いので、若干カジュアル寄りです。
ビジネス度
★★★☆☆
汎用性(コスパ)
★★★☆☆
就活生にお勧め
★☆☆☆☆
週末にお薦め
★★★★☆
コメント:
基本的に柄物は少ないので、合わせ方によっては見た目よりクラシカルに見せることが出来ます。
一方で、やはりカジュアルスタイルには非常にマッチします。

_MG_1819紺のニットタイ。ブランド名不明(イタリア製)。最近流行の鹿の子生地のシャツに合わせても面白い。

お薦めの買い方:
・ドットが入る物がありますが、まずは無地物が無難だと思います。

 

■さらに涼しく見せる「リネンタイ」

暑いとき限定の、リネン(麻)で出来たタイです。生地が薄く、大剣が透けて見える物もあります。
ニットタイもそうなのですが、だからといって着ていて涼しいわけで無く、あくまで見た目に涼しいだけです。
しかし、初夏に涼しげなジャケットにリネンのタイをつけている方を見ると、非常に粋に見えます。
ビジネス度
★★★☆☆
汎用性(コスパ)
★★★☆☆
就活生にお勧め
★☆☆☆☆
週末にお薦め
★★★★☆
コメント:

傾向はウールタイと同じです。季節が反対側なだけですね。
春のカジュアル用途としてもお薦めです。

_MG_1821黄土色のリネンタイ。Finamore(伊)製。普通のタイとはかなり違った質感が出る。

 

お薦めの買い方:
・茶か紺がおすすめです。
・数が少ないので、私は気に入った物が有れば即買いしています。


さて、全6回でお送りしたネクタイの基本その1ですが、次回は「失敗しないタイの選び方」を考えてみようと思います。

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