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LIBERTA 腕時計収納ケース(12本用) レビュー

投稿日:平成28年(2016) 6月19日  更新日:平成30年(2018) 12月18日 

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皆さんは、腕時計をどの様に保管していますか?

私の場合、腕時計に対してあまりこだわりがありません。そのため、スーツに合う時計、ジャケパンに合う時計、靴に合うバンド、といった具合に、靴や衣服が本位になり「高額では無いが出来の良い時計」を複数使い分けている状況です。

そんな事情から、以前5個入りの時計ケースをレビューしたことがありますが、入りきらず、一度に沢山保管できるものを探していました。しかし、なかなか良い物に巡り会えていません。

今回レビューするのは、沢山入るものの「安すぎる」と思い一度購入リストから除外していたものです。しかし気まぐれで「まぁ、人柱的にレビューするのも良いかな」と思い購入してみたところ、意外と良い結果だったので、ご紹介したいと思います。

 

1.製品概要

  • 製品名:12本用腕時計収納ケース(コレクションボックス)
  • 材質:合成皮革、アクリル、等
  • 色:ベージュ
  • 生産国:(不明)
  • 購入価格:\1,680(税込)
  • リンク:公式(なし)、Amazon.co.jp
  • ラインナップ:3種類(6本用、10本用、12本用)

製品の詳細について

製品の公式ページはなく、商品紹介ページにも情報が少ないため、少し調べて見ました。

この製品は、大阪に本社を置く(株)Ultimate Lifeという貿易会社が販売元のようです(Amazonの店舗も同社が運営元の模様)。 「LIBERTA」というブランドも、同社の販売ブランドでした。

ebay.com等で検索をかけてみると、同じデザインのWrist Watch Display Caseが、チャイナや香港を中心として多数出品されているのが分かります。そこにLIBERTAの文字は無く、チャイナの現地工場にOEM提供させているのだと推測されます。

ただし、ebayでの価格が日本円換算で2,000~3,000円なので、Amazonでの価格設定はかなり良心的なものだと感じました。

 

2.外観レビュー

開封

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Amazonから到着。

 

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こんな感じの段ボールに入っています。

 

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箱を開けると、発泡スチロールに囲まれた収納ケースが見えます。

 

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こちらが外観。収納ケースの中には、利用にあたっての注意が英語で書かれています。 ただし、リサイクル表示には「紙」のマークが。日本向けの輸出も意識しているのでしょうか。

ディテール

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留め具部分。鍵はありません。 千円台という価格からすれば、かなりしっかりとした作りです。

 

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上面のステッチ部分です。 素材は合皮ですが、縫製はしっかりしており、綺麗です。

 

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“噛み合わせ” も問題ありません。

 

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フタを開けたところ。

 

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フタはリボンで止められています。

 

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時計用の「枕」。 仕切りと同じ、手触りの良いベルベット素材です。

クッション性はかなり固めで、変形はさせにくいです。(従って、金属バンドでは、とめたまま収納するのは難しいと思われます。)

収納したところ

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手近にあった時計を突っ込んでみました。

 

3.使ってみた感想

作りがしっかりしている

まず、最大の印象が「価格からは考えられないほど作りがしっかりしている」ことです。

おそらく、3千円台、場合によっては5千円弱と言われても違和感は無いでしょう。とても千円台の商品には思えません。

枕の使い方にコツが必要

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左から金属ブレス、長めの革バンド、短めの革バンドの時計です。

見て分かるとおり、金属ブレスでは完全にバンドを留めることができず、革バンドでも長いものは留められますが、短いモノは難しい状況です。

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そのため、慣れないとこんな感じに時計が浮いた状況に……。

間隔が若干狭い

部屋と部屋の間隔は、実測してみたところ48mmでした。

私の場合は小さな顔のドレスウォッチが多く、狭い方が全体が小さくなるためむしろ歓迎なのですが、大きなフェイスの時計を主体に揃えている方は、時計同士でぶつかる可能性があるでしょう。

 

4.ESPRIMAのアルミ製5本用との比較

最後に、以前の記事「腕時計の保管/収納方法を考える」でレビューしたESPRIMAのアルミ製収納ケースと比較をしてみます。

外観とサイズ

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まず、LIBERTA(今回購入した12本入り)と、ESPRIMAとでは、横一列の収納本数かそれぞれ6本と5本なのに、横幅がほぼ一緒です。

大きな径の時計にはESPRIMAが向いていることが分かります。もちろん、普通のドレスウォッチであればLIBERTAで大丈夫です。

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左がESPRIMAで、右がLIBERTAです。

ESPRIMAの方が軽く弾力のある枕で、金属ブレスを留めた状態でも収納することが出来ます。(ただし、ムリに閉じると、金属バンドが伸びる原因になるので注意。)

ただし、高級感はLIBERTAの方が上です。

使用感

やはり最大の違いはサイズです。私の場合、34mm前後のドレスウォッチが主体なので、LIBERTAの方が使っていてしっくりきます。40mm以上が殆ど、という方はESPRIMAの方が良いかもしれません。

また、LIBERTAの方は木製の家具や調度品と、ESPRIMAは金属製のラックなどとマッチするため、部屋の雰囲気も考慮すると良いでしょう。

 

5.まとめ

その安さと高いコスパから、「腕時計の収納場所は引き出し」という方へ、とりあえず購入する収納ケースとして一番にお薦めできます。

12本用が大きければ、6本用10本用も有ります(値段は殆ど変わりませんが……)。

時計は、引き出しや、ただの箱に無造作に入れておくとすぐに傷だらけになりますが、そうなる前に、所定の収納場所を確保するのは重要だと感じます。

 

6.(おまけ)理想の腕時計収納ケース

ネットで検索してみても、腕時計の収納方法について言及した記事があまり出てきません……。「安全で効率的な収納」に特化した製品も見当たりません。

ワインダー(オートマチックの腕時計を、機械が巻いてくれる装置)に関する話題は結構あるのですが、複数ある腕時計を安全に、効率的に収納する仕組みはもう少し考察されても良いのでは無いかと思います。

既存の収納箱に対する不満点・改善要望

今回の製品を含む、現在の収納箱に対する改善点を考えてみました。

天板のガラスは時計保護に不向き?

コレクションケースとして使う方向けにガラス張りにするのは大事かも知れませんが、持ち運ぶとコツコツ時計があたるのは良くないと感じています。

まぁ、ホームセンターでスポンジを買ってきて、貼り付ければ良い話ですが。。。

重く厚い外装を削り、少しでも内側の保護材に……

重厚感を出すためでしょうか、どの保管ケースも一様に重くて厚いと感じています。

外側を他の薄く軽く丈夫な素材に代替し、かつクッションを厚くして中身をもっと保護すべきでは無いでしょうか。また、そうすることで軽くなり、扱いやすくなると思います。

時計をしっかり固定できる作りに

場所を固定した「展示用」として使う方法を除き、収納場所からケースを引っ張り出してきて時計を選ぶわけですが、その際に時計同士がケースの中で暴れてぶつかることがあります。

そのため、時計そのものをしっかり固定できるようになれば良いな、と思いました。(枕を固定できるようにするか、クッション材を工夫するか……。)

 

みなさんはどう思いますか?

もし、実践しているお薦めの時計収納方法や収納グッズがある、という方は、是非コメントを頂ければと思います。

 

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