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スーツスタイルと気温の関係を考える(衣替えシリーズおまけ)

投稿日:平成24年(2012) 6月20日 

スライド5

じつはかなり奥深いテーマだったりするのですが、
今回は衣替えシリーズのオマケと言うことで、スーツスタイルと気温の関係を考えてみます。

 

 

 

 

 

■気温とスーツスタイルアイテムの関係

スーツスタイルにおける春夏秋冬の様々なアイテムは、
どのくらいの気温が適しているのか? を考えてみたのが上の図です。
衣替えについて自分の考えをまとめるために作ってみましたが、ちょっと面白いので公開します。

ここで言う気温とは、日中の最高気温のことです。
だいたい、スプリングオーバーコートは16~7度くらいに下がってきたら、
オーバーコートは12~3度以下になってきてから、といった感じです。

こうして見ると、中間温度のアイテムが少ないことが分かります。
推測ですが、ファッションは「先取り」を好み、半歩季節を先取りしたアイテムを取り入れる傾向にあるからではないでしょうか。(もしくは、単純に西洋は春秋が短いことが要因かも^^;)

まだまだ寒いけど、春の息吹が感じられたらスプリングコートにする。
まだま暑いけど、秋の足音が聞こえてきたらスエードで秋らしくしてみる、なんて感じですね。
つまりは、気温も大事だけど、先取りした季節感の方を大事にするというのがコツでしょうか。

 

 

■夏服、冬服、合い服と気温の関係

大まかな目安は、図中の左部分のとおりです。
22~23度を境にして夏服と冬服が分かれています。
合い服が着られるのは、15度以上~30度未満というところでしょうか。

便利なのがウエストコート(ベスト)です。
ちょっと肌寒いけどオーバーコートを着るまでも無い、なんて時にオススメ。

最近都内で通勤スタイルがシャツにウェストコート一枚なんていう人を結構見るようになりました。
以前、「クールビズにこそウェストコート」なんて書いてみましたが、
採り入れている人を見ると少し嬉しくなります。(別にここを見たわけでは無いと思いますが^^;)

 

 

■タイ(ネクタイ)の素材と気温の関係

一番右側が、タイ(ネクタイ)の素材と気温の関係です。
一年間を通して着用されるのが勿論シルクタイ。
織り方等で季節感を出す云々はあるのですが、とりあえず通年着用可能で、ビジネス用途に最適です。

暑いときのタイが麻と綿でしょうか。
近年はクールビズの影響であまり出番が無くなってしまって悲しいのですが、
特に麻のタイは週末スタイルでかなり映えます。三杢モヘアの紺ジャケットに茶麻のタイなんかお薦め。

一方、ウールタイとカシミアタイは冬場に暖かさを演出できます。
カシミアタイはまだまだ一般的では無いので、厚手のウールタイで代替しても良いと思います。
これも週末スタイルですが、フランネルのジャケットにぴったりですよね……。

 


如何でしょうか。
今回はオマケなので、とりとめも無く書いてしまいました。
気温を元にデジタルに判断するというよりは、多少柔軟に季節を先取りするのが重要なようです。

さてさて、次回予告。いろいろと途中で放置ぎみの連載記事があるのは重々承知しているのですが、
梅雨の季節でもあるため、旬な話題として雨用靴の話を書こうと思います。
(記事内容の希望等も受け付けますので、なにかありましたらコメントお待ちしてます)

2年位前に雨用靴の話を書き、結構反響がありました。(引越しで拍手やコメントが消えましたが……)
そこで、その雨用靴が雨に晒され続け2年――
どう変わったのか、どんな手入れ方法だったのか等を紹介したいと思います。

それでは。

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