「ブラシ」といえば、靴や服などに使うことが一般的ですが、本日は頭髪に使うブラシを採り上げたいと思います。
今回レビューするのは、以前服用のブラシでご紹介した、「ブラシの平野」製のブラシです。
参考記事:ブラシがけが楽しく&効率的に! ブラシの平野「水雷型」レビュー
今まで一般的な合成樹脂製のブラシを使ってきたのですが、今回初めて、獣毛製のヘアブラシを購入&体験してみました。
今までのブラシとどう違うのかを中心に、レビューしたいと思います。
1.概要
今回購入したブラシの概要は以下の通りです。
名称:ヘアブラシ B-5
製造元:ブラシの平野
価格:\5,500(税抜)(購入当時)
材質:縞黒檀/猪毛
サイズ:全長18cm程度
2.外観レビュー
装飾品として他人に見せる物では無いので、いつもと変わらず外観レビューを最初に持ってくるのもどうかと思いましたが、まずは写真でお伝えした方が分かりやすいと思い、外観をご紹介します……。
前回の洋服ブラシと同様、金色の箱に入っています。
価格は税抜き\5,500。
ブラシとしては高い方ですが、天然素材を使った物の中では適正価格だと思います。
箱の中身を取り出してみました。
左から外箱、製品カタログとブラシ本体、おまけの掃除用ブラシ、携帯用のベロア調ケースです。
こちらがブラシ本体。
サイズは携帯用ブラシに分類されますが、家でも、出張時でも、どちらでも使えそうな大きさです。
ブラシについていた説明書き。
男性が「髪に語りかけるようにゆっくりと繰り返しブラッシング」していたら、奇妙な光景ですが……^^;
保護材のビニールを取ったところです。
材質は黒檀(エボニー)で、非常に高級感があります。
他のブラシと違いブラシ本体が湾曲しているため、髪の毛の多い方でも、串通りが良いと思います。
ブラシ部分のアップ。
よく見ると一つ一つ色や模様が異なり、天然毛だとわかります。
取っ手にはブラシの平野のロゴが。
同梱の携帯用ケースです。実は\300で別売りされているものですが、この製品を買うとセットでついてきます。
そこまで高級感のあるモノではありませんが、出張時に便利かも。
3.使用感レビュー
使い心地
まず感じたのが、使い始めは頭皮に刺激が強いと言うことです。
下ろしたてで毛が固いあるいは先端がとがっているのか、または頭皮側が慣れていないのか、当初は従来のブラシに比べて痛い印象がありました。
しかし、1週間くらい使っていると全くそのような印象は無くなり、むしろ、とても気持ちが良いと思えるようになってきます。
つまり、慣れれば、とても使い心地が良いブラシだと言うことがわかります。
次に、冬にありがちな静電気の発生が全くありませんでした。髪の毛が長めの方にとっては、朗報なのでは無いかと思います。
そして、持ち手が天然の黒檀(エボニー)であるため、手にしっかりなじみ、使っていて気持ちよく、また所有への満足感があります。
さらに、従来は寝ぐせがついている状態で髪の毛をとかすと、ブラシが髪に引っかかって痛かったのですが、こちはら髪の毛が自然にほどけていくため、手間がかからなくなりました。
髪の毛の変化
風呂上がりに髪の毛を乾かしたあとや、朝、髪の毛をセットする前などにブラッシングをすることが多いのですが、従来の樹脂製ブラシに比べると、髪の毛に艶が出るように思います。
樹脂製のブラシは毛が太く、あくまで髪の流れを整えるモノであったのに対し、こちらはブラシの毛が細く、かつ束になっており、髪の毛のキューティクル単位で整えられているからだと感じています。
# 洋服をブラッシングすると、艶が増すのとよく似ていますね……
買いかどうか
このクオリティでこの価格であれば、毎日使う物ですし、高くない買い物だと思います。
税抜き\5,500という価格は確かにネックですが、ブラシは10年以上使える製品で、使い心地もそうそう変わりません。多少値が張っても、良いモノを買った方が後々納得できると思います。
ちなみに、従来使っていた樹脂製のブラシは、デンマンのD4です。(Amazonで1,500円くらい)
こちらも何本目かで落ち着いた先なのですが、獣毛ブラシを使うと元には戻れません。
※ \5,500はどうしても高いと言う方には、デンマンをお薦めします
※ 使い心地は獣毛に劣りますが、他製品に比べればとても良いものです。
別件で平野ブラシを買う必要があり、今回はまさに「ついで買い」だった上に、私は髪の毛が短めなので、高い買い物だったかなぁと思っていたのですが、思った以上に効果が有り、また使い心地がよく驚きました。
さんざん「服にブラシをかけると艶がよみがえり」云々書いておいて、自分の髪の毛はしっかりブラッシングできていなかったのは恥ずかしい限りですが、これで靴、服に次ぐ、新たなブラッシングの世界が見えた気がします^^;