着こなし

痛い! 静電気を防ぐスーツスタイルの工夫5選

令和3年(2021) 10月23日 

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ドアノブに触れた瞬間「バチッ!」――寒い冬、一日に何度も、そして急に襲いかかる不快な静電気。

私はこの静電気が大嫌いなのですが、皆さんは如何でしょうか? (好きな人いるんですかね……^^;)

本日は、そんな静電気嫌いの私が実践している、静電気を防ぐスーツスタイルの工夫について、ご紹介します。

1.革底の靴

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先日革底の靴について取り上げた記事アップしました。

その中でも言及しましたが、革底は、体に溜まった静電気を地面へ逃がしてくれるため、静電気対策として有効です。

 

化繊の絨毯だと効果が薄くなることはありますが、屋外ではほぼ静電気にあわなくなります。(私調べ。)

ゴム底よりも扱いは難しいですが、革底が未経験で静電気にお困りの方は、是非試してみて下さい。

 

2.キュプラの裏地

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続いては、そもそも帯電しにくくするテクニックを。

スーツの裏地には主に「ポリエステル」と「キュプラ」の2種類が用いられます。イージーオーダー経験者では、「標準の裏地がポリエステル」、「追加料金がキュプラ」とおなじみでしょう。

帯電しやすいポリエステル

そして、ポリエステルは強くて安いのですが、帯電しやすいというデメリットがあるのです。

したがって、スーツやジャケットを購入する際には、帯電しにくいキュプラを選ぶと良いでしょう(旭化成の商標である「ベンベルグ」という表記もあります。)。

また、裏地だけでなく、スーツの生地(表地)もウール100%がオススメです。

(参考)キュプラとは

キュプラ(ベンベルグ)とは、綿を原材料とした再生繊維です。

キュプラは、ポリエステルと同じ合成繊維と間違われることがありますが、異なります。風合いとしては天然繊維に近く、高い吸湿性や良い肌触りでオススメの素材です。

(分類的にはポリエステルと同じ化学繊維ですが、化学繊維は石油由来の合成繊維と、天然成分由来の再生繊維に分かれます。)

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3.綿のシャツや下着

帯電しやすい合成繊維は、スーツの裏地だけでなく、シャツや下着にも使われています。

あなたが普段着ているドレスシャツ(ワイシャツ)や下着の素材は何でしょうか? 例えばポリエステルがメインだと、ウールやシルク素材と擦れることで静電気が発生します。

特に、冬の保温用機能性下着に使われる事の多いアクリルは、かなり静電気が発生しやすいので注意します。(同じ理由で、アクリル製のマフラーはありま好きではありません。)

一方、綿など植物性繊維が主体であれば、基本的にはどんな素材とも静電気が発生しにくくなります

また、化学繊維であっても植物を原料とした再生繊維であるレーヨンは帯電しづらく、また綿と同じく肌にも優しいのでオススメです。

同様に、シャツや靴下もズボンの裏地と擦れて帯電しやすいため、静電気を防ぐには植物原料の繊維がオススメです。

(参考)ウールは帯電しやすい?

実は、天然繊維であればどれも帯電しにくい、というのは誤りです。

素材には「帯電列」と呼ばれる帯電しやすさの順序があり、プラスに帯電しやすい素材と、マイナスに帯電しやすい素材をすり合わせると、激しく帯電します。

実際には温度や素材の水分量、素材の構成も関係するのですが、図に表すと以下の通りです。(参考:小玉・五十嵐(1972)「繊維および繊維製品の帯電性」繊維機械学会誌)

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このように、綿、麻、レーヨン(キュプラを含む)など、植物を原料にした素材はプラスにもマイナスにも帯電しづらいため、どんな素材との組み合わせも静電気は発生しにくくなります

また、同一の素材や、ウール(+)シルク(+)アクリル(ー)ポリエステル(-)など、同一の帯電方向も、静電気は発生しにくいです。

しかし、ウール(+)ポリエステル(-)など、異なる帯電方向の素材を組み合わせると、静電気が発生するわけです。

 

4.手袋の活用

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続いては、発生した静電気を「痛くなくする」コーディネートを。

一番のオススメは、革手袋です。

静電気は、体内に溜まった電気が、一気に放出されることで痛みが起きます。従って、革手袋など、電気をゆっくりと通す物ごしに触ることで、静電気の痛みを減らすことが出来ます

寒い冬の時期は、実用的かつ見た目にもオシャレな革手袋をぜひ活用してみて下さい。

オススメの革手袋

個人的にはデンツの革手袋がオススメです。

スーツにしか使わないのであれば内縫いを、ジャケットなどカジュアルにも使うのであれば外縫いのものがオススメ。

また、雨や雪の日には、水濡れに強いディアスキン(雌鹿革)の手袋がオススメです。

手袋について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい。

 

5.帯電防止スプレー

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革底とかキュプラとか考えるのが面倒……という際、手っ取り早いのがこちらです。

静電気でズボンが靴下にくっついてしまう、などの局所的な帯電防止にも使えますが、靴に少量かけると体全体の静電気を逃がす効果もあります。(ただし、大量に掛けると靴に良くないので注意して下さい。)

数日で効果が薄れますが、是非試して見て下さい。

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おわりに

皆さんは静電気、怖くないですか?

決して強い痛みでは無いはずですが、私は凄く静電気が嫌いです……。

静電気対策にオススメのテクニックがありましたら、ぜひコメント欄からお寄せ下さい。

 

 

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