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ブラウンミニって本当にいいの? M-90とも比較してみる

投稿日:令和3年(2021) 2月14日 

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ここ最近、ブラウンの携帯用シェーバー「ブラウンミニ」のWEB広告をやたら見るようになりました。

ブラウンの携帯用シェーバーといえば、以前レビューしたM-90が個人的には殿堂入りでした。

しかしブラウンミニは、M-90よりも小さいサイズで乾電池→充電式、1枚刃→2枚刃と、魅力的なポイントが増えた様に思い、今回レビューしてみることにしました。

M-90との比較をしつつ、買いなのかどうか、どんな人が買うと良いのか等を考えてみます。

なお、広告の出方やレビュワーへの現物ばらまきを見るに、本製品には相当なマーケティング費用が投じられているようですが、いつも通り本レビューは完全自腹ですのでご安心下さい^^;

 

1.製品概要

  • メーカー:ブラウン
  • 品名:ブラウンミニ
  • 型番:M-1000
  • 購入価格:6千円(購入時、楽天市場にて。)
  • サイズ:幅6×厚み2.7×高さ11cm(公称値)
  • 重量:150g(公称値)

当初Amazonから購入しようとしたのですが、7千円ほどでした。そこで楽天で探すと6,000円前後の店(Joshin web)が見つかったので、そちらで購入しました。

M-90との比較

これまで一番のオススメとしていた、ブラウンM-90とのスペック上の比較は以下の通りです。

製品名 ブラウンミニ(M-1000) ブラウン モバイルシェーブ(M-90)
実勢価格 6,000~7,000円 2,200円
電源 充電式(独自形状、Ni-MH) 単三電池2本
重さ 150g 165g(120g;本体+45g;電池)
6.0cm 5.7cm
厚み 2.7cm 2.9cm
高さ 11.0cm 12.0cm
内蔵機能 - キワ剃り刃、掃除用刷毛
水洗い

 

2.外観レビュー

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オシャレなパッケージです。

 

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ドイツ製ブレード仕様 ※ 但し、本体の製造等、組み立てはチャイナ製

 

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中身は本体、充電用ACアダプタ、取扱説明書兼保証書です。

メンテ用の機械油や刷毛は附属しません。

 

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充電用の端子。USC typeCだったら良かったのですが……。

 

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本体。艶があるのがキャップです。

 

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キャップをとると、刃が出ます。

 

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下が網刃、上の白い部分がトリマー刃(長い毛を上手く剃るための刃)です。

この手の携帯用シェーバーが2枚刃になっているのは珍しいですね。

 

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電源スイッチは側面にあります。

 

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刃は取り外して洗うことが出来ます。全面防水で、流水での洗浄も可能です。

 

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以前紹介したM-90とのサイズ比較。

M-90の方が若干大きいですね。

 

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M-90は1枚刃ですが、ブラウンミニは2枚刃です。(すみません、上の写真と左右が逆になっています。)

ただ、網刃単体で見ると剃れる範囲はM-90の方が多いと思います。(後述しますが、トリマー刃が活躍する機会、つまり長い髭を剃る機会は、毎日髭剃りをするサラリーマンにとって、あまりないのでは? と思います。)

 

3.良い点

それでは、1週間程度使ってみての感想を。

最初に良い点から紹介します。

長い髭にも対応

2つめのトリマー刃が、伸びてしまった髭もスムーズに剃ってくれます。

土日に特に予定もなく、無精髭が長く伸び、そして月曜日に上手く剃れない……という状況で威力を発揮すると思います。

携帯用のシェーバーなので、想定としては土日を挟む出張とかですかね……。でも、土日もホテルに引きこもらず出かけるのであれば、ほぼ毎日剃りますよね……。アレ?

深ぞりに対応

メーカーサイトでも謳っていますが、ブラウンミニに使われている網刃は、フラッグシップ製品(シリーズ9)のそれと同等なのだそう。

この点はポイントが高いです。

実際、朝に剃っても、その日の夜まで髭が目立たず、携帯用髭剃りとしてはかなり深ぞりが出来たと感じました。

水洗いに対応

個人的にはここのポイントも高いです。

携帯用シェーバーはいくつも出ていますが、水洗い可能なのは少数派です。(なお、M-90も水洗い可です。)

出張用鞄やオフィスのデスクで髭の粉をばらまきたくないですし、なにより嫌な臭いの発生を防ぐことが出来ます。

デザインがよい

外観が、ブラウンらしいとても良いデザインです。

M-90はシェーバー然としていましたが、本製品は一見シェーバーとは分からない程スッキリしたデザインです。

ブラウンは時計や電卓など、デザイン性の高いガジェットを多く輩出していますが、本製品もそこに並べておかしくない雰囲気です。

 

4.改善すべき点

なんで専用充電器にした……

最大の欠点だと思うのが、充電の方法です。

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ブラウンミニは、ご覧の通り、充電に専用の(そして余り見かけない形状の)ACアダプタが必要です。これがUSB-Cで充電できたらどれだけ楽でしょうか。

M-90は乾電池なので、出張先や会社近くのコンビニで簡単に電源が手に入ります。一方ブラウンミニは、電池を使い切ったり充電を忘れて出かけた場合、ACアダプタが無いと手も足も出なくなります

持ちにくい

少なくともM-90は持ちやすい形状でしたが、ブラウンミニはデザインを優先したためか、長時間剃っていると指が疲れてきます。

特に、M-90に比べ振動が強くなったため、余計ホールドがしづらい結果に……。

トリマー刃が肌に引っかかる

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一般的な電気シェーバーの場合、トリマー刃(上記写真の白い部分)は、網刃に挟まれ内側にあるのですが、本製品では外側に露出しています。

そのため、シェーバーを往復させた場合、トリマー刃の方向にシェーバーを動かすと肌に引っかかる感触があります。

もう少し厚くなっても良いので、網刃で挟むべきだったのでは……と思います。

というか、夕方の「追い剃り」や出張/旅行用途であれば、網刃2つでも良かったのでは……?

 

5.結論

どんな人が買うべきか

上記を踏まえ、どんな方にブラウンミニがオススメなのかをまとめます。

  • オシャレな携帯用シェーバーが欲しい方
  • 長く生えた髭を剃ることが多い方
  • 携帯シェーバーで深ぞりがしたい方

こんな感じでしょうか。

多くの人にはM-90がオススメ

上記「どんな人が買うべきか」に複数当てはまらなければ、今の価格差を考えると、ブラウンミニよりも同社の従来製品M-90の方をオススメします。

M-90は記事執筆時点で2千円台で購入でき、脅威的なコスパです。

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M-90はもみあげの処理に使えるキワ剃り刃や、掃除用ブラシを内蔵し、現地調達が容易な単3電池駆動と、必要な装備が整っています。

どうしても深ぞりが良い、という方はブラウンミニでも良いかも知れません。

あくまで携帯用

なお、ブラウンミニやM-90いずれも、あくまで「2台目の電気シェーバー」であって、長期での滞在や単身赴任などには、通常タイプのシェーバーをオススメします。

そり終わる時間が半分で済みますし、そり残しも少ないです。

ブラウン好きの方はシリーズ9をオススメしますが、個人的にはパナソニックのラムダッシュ(5枚刃)が好きです。

 

6.終わりに

本当は論考系の記事を書こうと思ってたのですが、あまりにもブラウンミニの広告が多く出てきたので(関連するWEB検索をしている人向けに多くの広告を表示する「ターゲティング広告」なのでしょうが)、2週間続けてのレビュー記事となりました。

コロナ禍で出張や旅行が減っている中、携帯用髭剃りにどれだけ需要があるか分かりませんが、今後の終熄を見越して、皆様の参考になれば幸いです。

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