左が乳化性クリーム、右が油性クリーム。
靴の長持ちを目指す場合は、乳化性クリームを主体にする方がよい。
今回は、靴を長持ちさせるための初歩TIPSを紹介します。
時間とお金に余裕が無い人向けに、「コレだけはやって欲しい」をポイントにしました。以下を行う事で、飛躍的に靴の寿命を延ばすことが出来ますが、「コレで十分」と言うことではないので注意してください。
お金か無くても「これだけはやって欲しい」ポイント
- ローテーションを組む
- シューキーパーを使う
- 靴クリームを使って磨く
- 履いた後ブラッシングする
- リーガル(REGAL)を買う
強いて言うなら、重要度は上の3つが「大」下の2つが「中」です。
少なくとも、「大」3つは飛躍的に靴の寿命を長くすると共に、足下が輝き、格好良く見せることが出来ます。また、安い靴であっても、高そうな靴(格好いい靴)に見せることも可能になります。
1.ローテーションを組む
→靴の寿命を延ばすもっとも簡単な方法です
足は大量の汗をかきます。革靴は汗を大量にためこみ、非常に痛みやすくなります。ローテーションを組み、水分を抜くことで、寿命が飛躍的に延びます。また、雑菌の繁殖などを防ぐことが出来ます。
※3足で履き回すことにより、連続使用×6足分相当にまで、寿命を延ばすことが出来ます。
(もっと知るには:スーツや靴を長持ちさせる「ローテーション」)
2.シューキーパーを使う
→甲のシワを防止するもっとも簡単な方法です
靴は、足の動きに合わせて折れ曲がります。このとき、大量のしわが甲の部分に入りますが、これを放置したままにするとやがてひび割れが起きます。
保管時や手入れを行う時は、シューキーパーを使うことで、しわが伸びた状態で乾燥させることが出来、ひび割れを防ぎます。木製であれば、靴の除湿を助けます。
(もっと知るには:シューツリー関連記事を検索)
シューキーパーの例。
左からスコッチグレインオリジナルシューキーパー、海外から買ったノーブランド、
無印良品、ダスコ、amazon.co.jpで買った800円のプラキーパー、
スコッチグレインオリジナルプラキーパー
3.靴クリームを使って磨く
→靴の輝きを取り戻すもっとも簡単な方法です
靴の甲革は、履き続けることで油分を失い、みすぼらしくなっていきます。靴クリームを塗ることで、適度な油分と水分、光沢を与えることが出来ます。又、革に栄養を与えることで、寿命が延びます。油性のクリームではなく、乳化性のクリームを使うことが重要です。
※最低限、靴を10回履いたら1回は手入れするようにして下さい。
※10回履かない場合でも、雨が降った跡や、半年に1回は手入れをするべきです。
(もっと知るには:靴クリームの使い方)
如何でしょうか。
これらは靴を長持ちさせる上でもっとも基本的な方法ですが、全くやっていないという人が多いのも現実です。次回は残り2つと、纏めをご紹介します。
■おすすめのシューキーパー
プラスチック製シューキーパー 木製は高いという方向け。900円弱で買えます。吸湿性には劣りますが、靴の型を維持する目的ならば、これで十分。 |
シダーウッド製シューツリー 値段的には高くなりますが、吸湿性はこちらの方が勝ります。 |
■おすすめ乳化性クリーム
モウブレイの乳化性クリーム 旧メルトニアン。日本では一番ポピュラーな靴クリームです。クリームをつけるときは、余りつけすぎないのがコツ。 |