前回紹介したJazzano.comですが、今回は註文の方法を紹介したいと思います。
というのも、このサイトは全面英語で、日本語には対応していません。英語が得意な方はよいのですが、私のように苦手な人間は少しでも助けがあった方が良いと思い、エントリします。
■註文の手順は5段階
以下の手順で進めます。
1. 生地を選ぶ(金額を選ぶ)
2. デザインを選ぶ
3. 採寸する
4. 注文者情報を入力する
5. 決済する
一つずつ、解説します。
まず始めに、左の[Custom Tailored Shirts]を選択します。
■生地を選ぶ(金額を選ぶ)
※値段から生地を決めたい方は、「デザインを選ぶ」を先に見て下さい。
・「fabric selection」から、Fabric libraryをクリックします。
・表示された生地リストの中から、自分の好きな種類→生地の順に選び、生地の名前(たとえば「Jermyn Powder Purple with Blue Stripes」等)をメモ帳などに控えて下さい。
Jazzanoは生地によって金額が異なります。値段はその時により変わるのですが、大体3段階です。
一番下はポリエステルと綿の混紡、あるいは80番手程度の綿100%。
真ん中が120番手の綿100%か麻等の素材。
一番上が140番手以上の超細番手です。
一番下を選ぶ場合は、縫製工場が中国本土になり、縫製レベルが一段階下になることを註記します。但し、初めての註文で、自分の採寸が正確か不安なときは、一番安いのを選ぶのも手だと思います。
■デザインを選ぶ
・中央左下の[Design your shirt]の画像をクリックして下さい。
※ここで、価格がユーロやドルになっている場合があります。
※日本円で見たい場合は、右の国旗が描いてある場所の下、[Currencies]から「Japanese Yen」を選択して下さい。
・[Please Choose]の右のボックスに、先ほど控えた生地の名前を入力して下さい。
・続いて、[Fabric type]から、自分が選んだ生地のタイプを選択して下さい。ここで値段が決定されます。
・下にスクロールしながら、自分が作りたいと思う、シャツのディテールを選択していきます。
お薦めなのは、「How the collar interlining is configured」にあるオプションです。
これは、襟の部分を接着芯にするか、フラシ芯にするかという選択肢です。
日本のテーラーでもフラシ芯のシャツは手間がかかるため珍しく、一部の高級テーラーでしか使用されていません。フラシ芯を使うことで非常に質感が良くなり、また、クリーニング後のシワを防ぐことが出来ます。
値段は時期によって異なりますが、500円程度プラスするだけでフラシ芯になるのは非常にコストパフォーマンスが高いです。
以下、わかりにくそうな処をポイントで解説します。
「For buttoned cuffs only」……袖のボタンの数を聞いています。
「Contrast white XX」……シャツや袖を白くする。つまり、クレリックにするかどうか聞いています。市販のクレリックシャツは袖と襟、両方が白くなるパターンが多いので、袖だけ、襟だけという選択でオリジナル感を出すと面白いと思います。
「Pocket styles」……ポケットが角なら袖も角。丸なら丸と、合わせるのが普通です。
最後に、add this to my cartから、買い物カゴに商品を入れます。
長いので2回に分けます。次回はいよいよ、採寸です。海外シャツオーダーの際、採寸で注意すべき点もご紹介したいと思います。