平成22年8月16日(月)追記:ModernTailorで初回限定限り、19.95ドル(1,800円弱)で綿100%のシャツが作れるようになったようです。→詳細

ModernTailorの梱包
襟が痛まないように段ボールで保護した上で、2枚のシャツを交互に格納している
前回までに生地とディテールの決定を行いましたが、今回はいよいよ採寸編です。
採寸に当たってはテープメジャーが必要ですので、購入するか自作して下さい。
テープメジャーについては先日のエントリーを参考にして下さいね。
- ModernTailorレビュー
- ModernTailorに註文する(PayPal登録と生地選び)
- ModernTailorに註文する(ディテールの決定)
- ModernTailorに註文する(採寸と決済) ←今ココ
- ModernTailorフォトビュー
平成22年8月8日(日)現在、ModernTailorはPayPalの扱いを一時中止しているようです。
代替手段として、Google checkoutをお薦めします。
まずはアカウント登録
▼採寸の画面に進もうとすると、この様な画面が出てきます。
これは、「前回の採寸データを使うために一度ログインしてね」という意味なのですが、
「初めてのユーザーはここでユーザー登録してね」という意味でもあります。
ユーザー登録がまだの方は真ん中下の「Get started」をクリックして下さい。
▼これは、英語が苦手な方でも埋めることが出来ると思います。
上から、メールアドレス(ID代わりに使います)、パスワード、パスワード再入力、性別(左が男)、下の名前、名字、国籍、電話番号、何処でModernTailorを知ったか、ニュースレターを送っても良いか……
と続きます。
全て埋め終わったらSubmitをクリックして、データを送信して下さい。
いよいよ採寸!
▼続いて、どうやって採寸をするか訊いてきます。
方法は4つ。
・自分の持っているシャツを計る
・自分の体を計る
・一般的なサイズから選ぶ
・自分の持っているシャツを送る
コルテーゼなどで安く体にフィットしたシャツを作って貰った上で、自分のシャツを送るというのも手ですが、
ここではオーソドックスに自分の体を計ってみましょう。
ここで計った記録は、他のサイト(Jazzano.comなど)で転用(勿論その逆も)出来ますしね。
Body measurements から Click here to startをクリック(赤枠部分)
以下、計10カ所++について、順を追って説明します。
▼センチメーターかインチか、どちらで計るか訊いてきます。
通常はセンチメーターで計るようにして下さい。
▼計測のキモ、首回りです。
首の付け根の部分に、指を1本か2本くらい挟み、ゆとりを持って計測して下さい。
このサイズは重要ですが、前後7~8mm程度だったら、ボタンの付け替えでなんとでもなりますから、心配しないで下さい。
▼胴回りです。
リラックスした状態で、胸の一番大きな所を通すように計って下さい。
コツとしては、メジャーを絞めすぎず、「落ちない程度」に緩めることです。
なお、首回りを正確に入力していると、これ以降、採寸データが正しいかどうかチェックしてくれます。
赤い矢印は私が付け加えましたが、その先のチェックマークはこの採寸がたぶん正しいことを示しています。
▼腹回りです。
ベルトの上、腰のくびれがあるあたりを計ります。
このときもリラックスして、あまり力まないようにして下さい。
▼尻回り/肩幅です。
※すみません。キャプチャ画像を無くしてしまいました^^;
尻回りはズボンを穿き、ポケットの中身を出した状態で骨盤の回り、尻の出っ張りを通った一番広い部分を計ります。
肩幅は肩の骨の出っ張りから、背中の首の付け根を通り、反対側の肩の骨までを湾曲して計ります。
▼袖丈です。
袖丈は、肩の骨が丁度出っ張っている部分から、親指の付け根までを計ります。ただ、シャツの袖丈は基本的にカフ(手首)のサイズで調整するものと思って結構です。従って、短いよりは長い方がよいと考えて下さい。
(カフを小さくすれば上に、大きくすれば下にくる感じです。丁度飛行機が着陸するときには仰角で高度を調整するのではなく、出力の絞りで調節するのと同じですね! マテ^^;)
尚、良心的なのは左右で袖丈の長さを変更できる点ですね。自分で発見することは難しいのですが、ほとんどの方は左右で腕の長さが違います。0.5センチくらい違う場合は、左右で長さを変更して記録して下さい。
2カ所計るように指定がありますが、7番はshort sleeve、半袖用です。
半袖を作るつもりがない方は、テキトーに。肩の出っ張りから肘の上7-10センチくらいでしょうか。
▼カフと二の腕のサイズです。
カフの長さは手首の一番太いところを一周したサイズです。
時計をはめる方の腕は、+0.5~+1センチにすると、時計がつけやすくなります。ビスポークならではですね。
(「スーツの袖から覘くカフの美しさ」を追求する方は、同じサイズにすることをお薦めします。)
▼シャツの着丈です。
肩の稜線(一番上の部分)と首の付け根の点から、胸の膨らみの上を通って、シャツの裾までの長さです。
このとき、一般に売られているシャツより長めにすると、シャツが乱れにくくなるのでお薦めです。
目安としては股間の部分まであれば良いと思います。カジュアルシャツ(裾を出して着る場合)はベルトが隠れる程度か、それより少し長い程度ですかね。
▼データの確認と体型情報を入力します。
ここで、今まで入力したデータを再確認することが出来ます。
統計上怪しい数値には?や×マークが付いていますので、確認して下さい。(但し、カジュアルシャツを作ろうとすると、どうしても×がつくので、この場合は無視して大丈夫です。)
体型情報とは、猫背なのか/反っているのか、なで肩か/怒り肩か、太っているか/やせているか、などです。イラストから一目瞭然なので詳述しませんが、スーツと違ってシャツは体型補正が難しいので、分からなければアベレージ(平均)にしてしまって構いません。
最後に自分の身長と体重を入力し、今回の採寸データに名前をつけて保存(Save Profile)してください。
名前をつけることで、次回以降、自分の好きな採寸データを選んだ上で、オーダーすることが出来ます。
(たとえば、casualとか、日付とか、分かりやすいものが良いですね)
▼買い物カゴに投入
先ほどの採寸データを洗濯した上で、Add to cart(買い物カゴに投入)します。
決済
生地、ディテール、採寸が終わりましたので、最後に決済をします。ここでは、安全性に定評のあるPayPalを使います。前々回にPayPalへの登録を行いましたので、今回はPayPalのアカウントがある前提で行います。
▼チェックアウト
買い物カゴの画像です。
Checkoutをクリックします。下に書いてある赤い文字は「2枚註文するとネクタイ無料でつけるよ!」という意味ですが、採寸が必ずしもぴったり行くとは限らないので、2枚註文は次回以降にしたほうが無難です。
▼確認
註文の確認です。Proceed to Check Out、つづいてOrder Nowをクリックします。
早く届けて欲しい場合はShipping CostでDHL/Fedexを選んだり、Shirt Expedite Productionを選択します。
▼決済手段の選択です。
合計金額が正しいことを確認し、PayPalを選択して下さい
PayPalのアカウントを登録していない場合はクレジットカードかGoogle決済を選んで下さい。
▼支払い
あとは先ほど登録したPayPalアカウントを使用して、支払います。
註文完了!
以上で註文は完了です。あとは家に届くのを待つばかりです。
早く届けて欲しいオプション(DHL/Fedex、Shirt Expedite Production)を選んだ場合は1週間以内、それ以外は2週間程度で経験上届くようです。
オーダーが通ると確認メールが、出荷されると出荷メールがそれぞれ届くなど、アフターサービスも日本並みです。
長くなりましたが、ModernTailorでシャツを作ってみませんか?