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ブレイシーズ(サスペンダー)の魅力を考える2 ブレイシーズ5つのメリットと、手持ちのズボンで使う方法

     (更新:平成27年10月12日)

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前回に引き続き、ブレイシーズ(ズボン吊り、サスペンダー)について考えます。
(そもそもブレイシーズって何? と言う方は、前回のエントリーから御覧下さい)

2回目の今回は、ブレイシーズを使うことのメリット、そして、
そもそもブレイシーズってどう使えば良いの?
今手持ちのズボンにどう装着するの? といったあたりを考えたいと思います。

 

 



4.ブレイシーズ5つのメリット(+デメリットも)

ブレイシーズの「役割」は前回書いたとおり、
ズボン(トラウザーズ)がずり落ちないようにするための装置で、ベルトとほぼ同じ役割です。
そして、現在はその地位をベルトに完全に追われてしまいました……。

一方で、ブレイシーズにはブレイシーズにしか出せないメリットがいくつかあります。
ベルトと比較すると、一般的に言われているのは以下の通りでしょう。

  • ウェスト位置の保持性が高く、ずり落ちにくい
  • 押さえつけないため、クリースが綺麗に見える
  • 三つ揃いのウェストコート(ベスト)が綺麗に見える
  • 粗野なイメージが無い
  • 装飾性が高い

ウェスト位置の保持性が高く、ずり落ちにくい

ベルトが締め押さえつけるのに対し、ブレイシーズは吊す形のため、圧倒的に保持性が高いです。
人前でズボンをズリ上げることはかなりみっともないですよね……。
私がブレイシーズを使う理由の半分はこの辺にあります。

押さえつけないため、クリースが綺麗に見える

ベルトでしめた場合、どうしてもズボンの縦の線、特に腰に近い位置ほど曲線になりがちです。
その点、ブレイシーズの場合は垂直に吊すため、クリース(ズボンの縦方向の折れ線)が綺麗に出ます。
また、前項の通りウエスト位置が一定のため、裾のクッションも一定に保たれるメリットもあります。
(ハイウエストのブレイシーズ専用のズボンの場合、特に顕著です)

三つ揃いのウェストコート(ベスト)が綺麗に見える

ウェストコートを着たときに、ベルトの金属バックルが見えてしまったり
バックルによってウェストコートの裾が跳ね上がったり盛り上がったりしてしまうのをよく見かけます。
ブレイシーズならば、そういったことを防ぎ、ウェストコートを綺麗に着こなすことが出来ます。

粗野なイメージが無い

軍装出身のアイテムが多い男性用服飾の中でも、ベルトは依然としてその雰囲気を色濃く残しています。
材質やデザインに気を遣えば多少は軽減できますが、それでもベルトには粗野なイメージが残り、
その点、ブレイシーズはそういったイメージがありません。

装飾性が高い

ベルト見えることが前提のため、スーツ用としては茶か黒が殆どで、結構地味な物が多いのですが、
ブレイシーズは材質が布と言うことも有り、様々な色や模様の製品が出回っています。

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以上のようなメリットが挙げられます。
一方で、デメリットも勿論有り、以下の通りです。

  • 目立ちやすい:利用者人口が少ないため。また、上着を脱いだときにも目立ちます。
    → 気になるなら「三つ揃いの時にブレイシーズ」を提案しますが、如何でしょうか?
  • 脱ぎ着がしにくい:特に、トイレの便座に座るときなどで、かつ三つ揃いを着ているときに顕著です。→ まぁ、これはどうしようも無いですよね……。ブレイシーズが廃れた主要因でしょうか。
  • ボタン式は対応するズボンが少ない:ブレシーズ用ボタンがついたズボンは少数です。
    → 次項目で対策を解説します。ご心配なく。

 

 

5.今あるズボンをブレイシーズではく

50年前ならいざ知らず、市販のズボンにはほぼブレイシーズ用のボタンはついていません。
かといって、クリップ式のブレイシーズは、生地を傷めたり外れやすいのでお薦めできません。
そこで、手持ちのズボンでどの様に使えば良いのかを考えます。

概ね、方法は以下の2つ。

  • ブレイシーズ用のボタンを付ける
  • クリップオンボタンを使う

 

ブレイシーズ用のボタンを付ける

単純な話ですが、ボタンが無いなら付けてしまいましょう。
実は、そんなに大変じゃ有りません。
シャツのボタンを付けるのとほぼ変わりませんし、むしろ目立たない分、楽かも知れません。

私のブレイシーズはほぼALBERT THURSTON(アルバートサーストン;イギリス)製なのですが、
必ず縫い付け用のボタンが入っています。

 

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それがこちら。
一般のボタンに比べ、少し扁平です。これを、太めの糸をつかい、ズボンの内側6カ所に縫い付けます。
(ブレイシーズ専用にしか使わない場合は、前側2カ所×2はズボンの内側に、後ろ1カ所×2はズボンの外側に縫い付けます)

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実際に縫い付けた写真がこちら。

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この様に装着します。

勿論、自分で縫わなくても服屋、修理屋、クリーニング屋などに頼んでも良いかも知れません。

 

クリップオンボタンを使う

クリップオンボタンとは、上述のアルバートサーストンが出している、
「ボタンをクリップ留め」する製品です。

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こちら。6個セットで4千円ちょっとです。

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横から見た写真。
真鍮製のクリップに、おなじく真鍮製のボタンがついています。

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パチン、と留めると……

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外側からはこの様に見えます。

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ブレイシーズを装着するとこの様になります。
結構おしゃれな感じです。

この製品、クリップ式ブレイシーズのクリップよりも(装着箇所が倍になるので)生地を傷めにくい、
見た目がおしゃれ、などのメリットがありますが、
個人的にはボタンを縫い付けてしまった方がお薦めです。

 


如何でしょうか。
ブレイシーズを使ったことが無いというかたは、是非使ってみて下さい。

もし、三つ揃いのスーツをお持ちならば、
ウェストコート(ベスト)を着たとき、ブレイシーズを使うと良いと思います。
脱いだときに目立ちませんし、なによりウェストコートが綺麗に見えます。

また、ウェストコートからちらっと見えるブレイシーズは、
それはそれで結構色気があるものです。
(ジャケットからちらっと見える裏地、ズボンの裾から見えるホーズ等と同じ感覚?)

そして、スーツを買うとき/作るときには、
ついでにブレイシーズ用のボタンを付けて貰うと良いと思います。
ベルトループを残しておけば、気分に応じてベルト/ブレイシーズのどちらでも利用可能です。

それでは。

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トイレでは後ろだけ外してますw

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