着用を必須としない会社が増えているものの、スーツは社会人になると、学生時代に比べ格段に着用の機会が増えます。
就活のとき、スーツとセットで購入したネクタイはあるけど、毎日同じだとみっともない……。そんな方向けに「もし私が同じ立場なら、こんな風に買い揃える」という視点で、入手すべきネクタイとその理由を解説します。
1.紺又は青の無地
最も汎用性が高いネクタイの一つが紺無地です。日常の営業シーンから、深刻な謝罪まで、どんな場面でも活躍します。
そしてこの色は、クールや知性的といった印象を与えることが出来、ビジネスシーンにかなり適しているのが特徴です。
ストライプに比べると無地はジミだと思うかもしれません。しかし、同世代の多くが(スーツ量販店の売れ筋である)柄物ばかりという状態にあっては、よっぽど目立ちます。
それでも気になる場合は、少し明るめのを選ぶと良いでしょう。艶のあるものは夜のパーティにも使えます。
なお、好きな方は色味(濃い⇔薄い)や素材(ツヤツヤ⇔ざっくり)の違いなど、紺無地だけで何本も持っていることでしょう。(私も10本以上あると思います^^;)
2.紺のドット
紺無地のネクタイと双璧を成すのが、紺のドットタイです。
こちらも紺無地と同様、どんなシーンに合わせても恥ずかしくありません。
ポイントとして、ドットが大きいとカジュアルに、細かいとクラシカルに見えます。
細かいドットの場合、紺無地よりも畏まった、保守的な印象になると感じています。
参考記事
3.茶の無地
次にオススメなのが、茶の無地。紺無地よりドレス度を落とせるので、あまり畏まった印象を与えたくないシーンにオススメです。
また、スーツの色として多い、紺やグレーに色合わせとしては最適であるため、かなり着回しがききます。
茶色というと「おじさんぽいのでは……?」と思う方もいますが、むしろ明るい紺色のスーツに合わせると、とても若々しく見えます。
4.バーガンディの無地orドット
「パワータイ」として、気合いを入れたプレゼンシーンに良いと、アメリカではよく用いられる赤色のネクタイ。赤色は、人々の視線を集めやすかったり、自信があるように見えたりするからですね。
しかし、真っ赤な色は、日本人の肌色には合わずに、悪目立ちすることもあります。そこでオススメなのが、バーガンディ(ワイン色)のネクタイです。
前項の茶色のネクタイに、すこし赤色を足したような色合いで、赤色よりはおとなしいものの、よく目立つ印象で、とても活気があるように見えます。
プレゼンテーションはもちろん、飲み会や合コンでもオススメです。
なお、表面がツルツルのものだとかなり目立つので、心配な方は表面がザラザラしたものか、織り柄が入ったものを選ぶと良いでしょう。
5.紺か茶の、花小紋
ここまで揃えると、なにか柄を入れたくなるもの。そんなときにオススメなのが、花小紋(小さな花柄)です。
難易度が高いと思われがちな花柄ですが、実際にはそんなことは無く、とてもオススメの柄です。
他人と被ることはまずなく、お気に入りの柄で自分らしさを表現することができます。
ポイントは、最初は小さな柄を選ぶこと。慣れてきたり、もうすこしカジュアルなものが欲しいと思ったら、徐々に花のサイズを大きくしていくと良いです。
さすがに、畏まったシーンや謝罪シーンには向きませんが、私は客先にも着てくことが多いですね。
参考記事
さいごに
他にも、オススメな柄は沢山ありますが、今回は「もし私が新入社員に戻ったらどう買いそろえるか」という観点で5つ選んでみました。
- 紺又は青の無地
- 紺のドット
- 茶の無地
- えび茶の無地orドット
- 紺か茶の花小紋
これはあくまで一例です。
ここまで書いておいてアレですが、当サイトを含む、ネットや書籍の情報はあくまで参考程度にして、自分が「着たい!」と思った色柄を、試行錯誤しながら揃えていくと良いでしょう。
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私が新入社員の頃を振り返ると、スーツスタイルに関しては本当に楽しい思い出しかありません。
ネクタイをはじめ、欲しいアイテムが山ほどある中、給料を少しずつ工面しながら買いそろえていきました。
月日が経ち、今では沢山のアイテムに囲まれるようになりましたが、何も無い状態から揃えていくという幸せな感覚は、もう二度とこないのだと思うと、少し寂しくなります。