タイ(ネクタイ)

ネクタイの基本(1): ネクタイの種類~柄と生地で考えるネクタイ選び~ 4 「小紋タイ、ロイヤルクレストタイ」

投稿日:平成24年(2012) 2月18日  更新日:平成27年(2015) 10月17日 

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初学者のサラリーマンや就活生向けに、タイの基本を考える今回のシリーズ。
前回から引き続き、柄と生地から種類分けをして、場にふさわしいタイを考えていきます。
第4回の今回は、小紋タイと、ストライプタイとの合いの子のロイヤルクレストタイを紹介しようと思います。

■おしながき■
その1
・基本は断然無地!「ソリッドタイ」

その2
・日本で一番人気!?「ストライプタイ」
- 「マルチストライプタイ」

その3
・ソリッドタイに遊びを加える「ドットタイ」
- ドットタイに遊びを加える「ポルカドットタイ」

その4
・ジャケパンに似合う? 「小紋タイ」
・ストライプタイ×小紋タイ「ロイヤルクレストタイ」

その5
・クラシックなチェックタイ「グレンチェックタイ」
・艶容なカジュアル「ペイズリータイ」

その6
・暖かく見せる「ウールタイ」
・涼しく見せる「ニットタイ」
・さらに涼しく見せる「リネンタイ」

■ジャケパンに似合う? 「小紋タイ」

ソリッドタイに、小さな紋章を配置したタイを小紋タイと呼びます。
レジメンタルタイと同じく、もともとは組織の紋章を配したようですが、現在では色々な形があります。

ビジネス度
★★★★☆
汎用性(コスパ)
★★★☆☆
就活生にお勧め
★★☆☆☆
週末にお薦め
★★★★☆
コメント:

日本ではあまり見かけないタイプのタイです。
あったとしても、校章や社章をアレンジしたタイプのタイが多く、同窓会/OB会などで良く用いられています。
紋が小さければ、ドットタイと同じように、真面目な雰囲気を出すことが出来ます。

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赤色の小紋タイ。Finamore(伊)製。小紋タイも、紋の大きさが小さければクラシカルになる。


お薦めの買い方:

・あわせが難しいので、意味のある紋章は初めのうちは避けた方が良いと思います。(ブランドロゴなど)
・紋が小さいとクラシカルに、大きいとカジュアルに見えます。
・プリントされた物(プリントタイ)よりも、織り込まれた物の方が高級感があり、個人的にはお薦めです。

■ストライプタイ×小紋タイ「ロイヤルクレストタイ」

ストライプに小紋を配置したタイプのタイを、ロイヤルクレストタイと呼びます。
クレストタイは盾を小紋としたタイをいいますが、ロイヤルクレストタイも紋は盾の場合が多いです。
元々は聯隊(れんたい)旗あるいは氏族旗の柄に、部隊章(あるいは家紋)を配した物だったようです。

ビジネス度
★★★☆☆
汎用性(コスパ)
★★☆☆☆
就活生にお勧め
★☆☆☆☆
週末にお薦め
★★★★☆
コメント:

小紋タイをより同窓会チック(帰属組織意識を高めた仕様)にしたのがロイヤルクレストタイです。
紺のブレザー、ライトグレイのトラウザーズ(ズボン)、ボタンダウンシャツと合わせると完璧に「OB会の人」に変身です。
というのは冗談で、トラッドなスタイルに良く合う思います。(紺ブレとグレイトラウザーズに合うのは本当です)

_MG_1816.jpg
紺と赤のロイヤルクレストタイ。ブランド不明(日本製)。写真では盾ではなくロゴが描かれている。
お薦めの買い方:
・あまり汎用性がないので、自己主張のないクレストが入ったもので、色が合わせやすいのが良いでしょう。
校旗と校章が入ったものが1本有れば、同窓会の時に役立ちます。

# どうでも良いですが「国旗」と「国章」が入ったロイヤルクレストタイがあれば面白いと思うのですがどうでしょう?
# 黒と赤と白と双頭の鷲でドイツ帝国、紅白と五七の桐で日本とか^^; すみません。悪趣味でした。

次回はグレンチェックとペイズリータイをお送りします。

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