雨対策

雨の日用の革靴を買う

投稿日:平成28年(2016) 10月22日

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皆さんは「雨用の革靴」をお持ちですか?

先日、新しく雨用靴を購入しました。その際の経緯、購入の基準や考えたこと、また、実際に買った雨用靴をご紹介します。

 



1.雨用靴購入に至った経緯

今年の夏、前線が停滞して雨が降り続いた日がありました。

当時、保有していた雨用の靴は2足。靴は傷むのを防ぐため、最低中2日あけて履くようにしているため、3日目の候補に困りました。

なお、完全に靴がグショグショに濡れてしまった場合は、カビや雑菌の繁殖を防ぐため、乾燥させつつ3~4日空けた方が良いでしょう。

いままでは頑丈なタイプの靴+防水スプレーを3足目の雨用靴として乗り切っていましたが、今回は3日目が台風で土砂降りという状況だったのです。

今後も似たような状況も起きると考え、3足目の雨用靴(ただし、雨専用ではなく、出来るだけ汎用性が高い靴)を購入することにしました。

 

2.Amazon別注のチーニーで、条件に合う靴を発見

結論から書いてしまうと、今回はAmazon別注のチーニーが上手くフィットしました。

今やAmazonはセレクトショップ顔負け

Amazonは通販会社というイメージが強いかも知れませんが、実はファッションにかなり力を入れているように思います。

単に品数が多いだけで無く、靴の試し履き・返品が自由&無料なこと、優秀なメーカーの日本向け別注があること、セール時には個人輸入に匹敵する安価で手に入れられること等、セレクトショップが霞むほどです。

忙しいサラリーマンにも便利

もちろん「初めて革靴を買う」という場合は、シューフィッターがいる専門店で買うべきです。

しかし、革靴の購入に慣れた方で、平日夜まで勤務+土日は予定があって店まで行けない……なんて方には特にオススメだと感じました。

 

つづいて、選んだ際の基準をご紹介します。

 



3.雨用靴として選んだポイント

① ダイナイトソール

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雨の日、濡れた地下鉄のタイルは、とても滑りやすいですよね。革靴好きにとって脅威そのものです。

また、土砂降りの雨は革底から簡単に水がしみこんでしまいます。靴がグショグショになってしまい、帰宅後乾燥させるのも大変です。

そんなときに効果を発揮するのが、靴好きの方はよくご存知の「ダイナイトソール」です。

 

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ダイナイトソールはイギリスHarboro Rubber社が製造販売しているゴム製のソール(公式サイト)。

一般名称はスタデッドソール(Studded Sole)ですが、ダイナイトという名前の方が有名です。(クロケット&ジョーンズやエドワードグリーンなどの純正ソールとしても使われています)

土砂降りの雨や、雪の日でも、滑り止めとして非常に優秀です。さらに、コマンドソールなどのごついゴム底と違い、ドレス靴にとても良く合います。

履き心地や靴音が、革底に近いのもポイントが高いですよね。

と言う事で、ダイナイトソールの靴を探すことにしました。

② モンクストラップ

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今回は単なる雨用靴ではなく、3足目と云う事も有って、どんなシーンにも対応できる雨用靴にしよう、と考えました。

これまでの雨用靴は、それぞれカーフ素材の内羽根ストレートチップ、ガラス革の外羽根プレーントゥでした。いずれもひも靴のため、他人の家に上がる際や、飲み会などでもたつくなどのデメリットが出ていました。

そこで、靴を脱ぐシーンにも対応できるよう、モンクストラップの靴を探しました。

非ひも靴で唯一ドレス用の短靴として活用出来るのが、モンクストラップシューズであると云われています。上の写真はベルトが2本有る「ダブルモンク」と呼ばれるタイプです。

また、モンクストラップは脱ぎ履きがし易い反面、サイズを調節しにくいので、必ず試し履き(通販の場合は返品交換が)出来る店で購入することをお勧めします。

③ 頑丈な靴

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最後は、雨が降りしきる中歩いても大丈夫な、頑丈な靴であることです。

そこで今回目を付けたのがチーニー。英国ノーザンプトンで、耐久性に優れたグッドイヤーウエルテッド製法の靴を作っているメーカーです。

かつてチャーチのセカンドブランド的扱いだったので、あまり良い印象をお持ちで無い方もいることでしょう。

しかし5年前に、チャーチの創業家がチーニーをプラダ(の傘下にあるチャーチ)から買い取ったことで、かつてのチャーチに似た、英国靴らしいデザインで、丈夫な素材を多用した、質実剛健な靴を多く作るようになっています。

なお、甲革そのものを、ガラス革など防水素材を使った物にしようか考えましたが、晴れた日も普通の靴として使いたかったので、今回は除外しました。また、見た目からカジュアル性が高くなるノルウィージャン製法の靴も、今回は対象から外しました。

 

4.フォトレビュー

今回はAmazon別注のチーニーで、「HARPOLE」というダブルモンクストラップの靴を購入しました。もちろん靴底はダイナイトソールです。(革底のバージョンもあります)

製品のリンク:http://amzn.to/2e7h0lu

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定価は\74,520です。タイムセールで\44,091になっており、さらに今月末までは秋のセールで15+5%OFFのクーポンが使えたので、実質的な支払額は\35,272でした。

なんと、個人輸入するよりも安価に購入出来ました。これで自宅で試し履きやサイズ変更&返品し放題なのですから、良い時代になったものです……。

イギリス本国で、チーニーのこのランクの価格は、325GBP(英ポンド)くらいです。日本への発送は付加価値税が控除され約271GBP――だいたい3.5万円で同額です。しかし、個人輸入の場合は国際郵便送料や関税が合わせて1万円程度かかるため、だいたい4.5万円くらいになります。

 

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つま先のコバ部分。さすがに10万円超えの靴と比べると、華やかさは欠けるかもしれません。しかし、安心感のある、丁寧な作りです。

 

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革質もよさそうです。軟らかすぎず(薄すぎず)、しかしキメは適度に細かいです。

 

5.雨用靴、おろす前の防水処理

靴底はラバー、つくりも頑丈……とはいえ、甲革は人工皮革ではなく本革製。そこで、雨の日に使う前に、防水処理を含めた手入れをすることにしました。

革靴は、おろす前に手入れが必須

作りたてなら良いのですが、靴は流通や在庫の過程で、乾燥した倉庫の中で長期間眠っていることが多いのです。

そのため、おろす前には、靴クリームを塗るなど、保革を主眼に置いた手入れをオススメします。

防水スプレーか、防水クリームか

甲革の防水を考えるとき、防水スプレーが一般的です。しかし、光沢感が失われやすいことから、防水成分入りの靴クリームを使ってみることにしました。これなら、おろす前の保革も一度に行えます。

ただし、購入時に靴の光沢感が強い(店頭でディスプレイのために靴墨が多量に塗られていた)、乾燥感が強い、などの場合には、汚れ落としと保革のためのレザーローションを、事前に使う事をオススメします。

 

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今回はサフィールのビーズワックスデラックスクリームを使います。

靴用の防水スプレーと同じ、撥水成分であるフッ化炭素が入っています。(コロニルのシュプレームクリーム<旧・ディアマンテ>と同じ成分ですが、コロニルよりも撥水効果が高い気がします。)

 

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先端がスポンジになっているタイプです。

 

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チューブを押すと、中から靴墨が出てきます。

ペネトレイトブラシがなくても手を汚さずに塗れるので、出張に持っていっても良さそうです。また、キャップの密閉度も高めです。

 

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右側の靴に塗ってみました。このあと5分程度乾かしたあと、ブラシかストッキングで磨きます。

 

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両方塗って磨いてみました。最初の写真と比べると、かなり光沢が出ているのが分かります。

ただ、下品な光沢感出ないのが良いですよね。

雨用靴の靴磨きには、次回から他の靴も含め、毎回これを使っても良いかもと感じました。

 



6.履き心地

実際に雨の日に履いてみましたが、長時間良く水を弾いてくれました。また、ダイナイトソールはタイルの上でも安心感があり、とても楽です。

「雨用靴は逃げであって、ダンディズムが感じられない」と批判されることもありますが、ビジネスマンの通勤や外回りにとって、ある程度の実用性は大事です。

特に、「雨で靴がグショグショになるのでは……」「靴底が滑って転びそう……」という精神的な負担が減ることは、かなり気が楽になり、これだけでも雨用靴はオススメです^^;

 

ともかく、今後この靴がどの様に変化していくかがとても楽しみです。良い買い物だったと感じました。

 

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