今回は、靴のメンテナンスに無くては成らないシューツリーの基本について、その役割から考えてみます。
■シューツリーとは
【役割1】型くずれを防ぐ
靴の型くずれを防ぐ、もっとも効果的な道具です。シューキーパーとも言います。脱いだ後の靴に挿入しておくだけで、靴がくの字に曲がったり、大きなシワが甲に入り、やがては甲革にひび割れが入ってしまうことを防ぎます。
【役割2】湿気を取り除く
木製の物は吸湿性に優れており、一日中履かれ続けて吸い込んだ、両足でコップ一杯分とも言われる汗を排出するのに役に立ちます。多すぎる水分は皮を傷める原因にもなるため、靴の劣化を抑えます。(たとえば、水分を吸い込んだ段ボールと、そうでないのとどちらが脆いかを考えればわかりやすいと思います)
【役割3】臭い・カビを防ぐ
小中学校時に「足くさ」とあだ名をつけられた子がいたのではないでしょうか(私だけ^^;? ぁ、私ではありませんよ)。
靴は基本的に洗えないので、悪臭やカビの温床になりがちですが、抗菌作用を持つ木製シューツリーを使用すれば、ある程度悪臭・カビに対する効果があります。代表的な物がシダーウッドを使用した物です。
■まとめ
シューツリーの役割は、主に以下の3つ。
【役割1】型くずれを防ぐ
【役割2】湿気を取り除く
【役割3】臭い・カビを防ぐ
次に、シューツリーの使い方をまとめたいと思います。