着こなし

春らしい装いのポイントを考える

投稿日:平成30年(2018) 3月11日

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ようやく、春を感じられる暖かい日が、多く訪れるようになってきました。 まさに、季節の変わり目といったところでしょう。

そして季節の変わり目は、次の季節の装いを先取りするチャンスでもあります。

ということで今回は、スーツスタイルにおける、春らしい、旬な装いにはどんな工夫が可能なのかを考えてみます。

なお、当然ファッションには正解がありませんから、今回ご紹介する方法はほんの一例です。自分はこういう工夫をしている、こっちの方が良いのでは? というご意見がありましたら、コメントから是非お寄せください。



1.そもそも春らしい装いって何?

たとえば、オーバーコートをトップコート(スプリングコート)にするなど、季節を代表するアイテムに変更するだけでも、季節感を出すことはできます。

とはいえ、男性の服装、とりわけスーツスタイルはアイテム数が限られることもあり、少し工夫が必要です。

そこで今回は、以下の3つの視点から、春らしさを付加するTIPSを探してみます。

  1. 「色」に春らしさを取り入れる
  2. 「素材」を春らしくする
  3. 春らしい「香り」を纏(まと)う

 

2.「色」に春らしさを取り入れる

最も簡単で、かつ効果的な方法かもしれません。

それは、春らしい色をコーディネートに取り入れるというものです。

緑色

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春の色ときいて、一番最初に思い浮かぶのが、新緑の色、緑色ではないでしょうか。

ネクタイ、ジャケット、ポケットチーフなど比較的取り入れやすい色でもあります。

茶色や黄色等とも相性が良く、また写真のように様々な色合いの製品が出ているので、コーディネートも思ったよりも簡単です。

桜色

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日本人にとって、桜は特別な存在です。ということで薄いピンクである桜色も、春を代表する色と言えます。

アイテムとしてシャツ、ネクタイ、ポケットチーフが考えられます。

ただ、気をつけないとパーティーのような雰囲気が出てしまいますし、軽薄というマイナスイメージを連想する方もまだまだ多いので、業種/職種によっては、ビジネス用途として少し使いづらいかもしれません。

 



3.「素材」を春らしくする

次に考えるのは、素材についてです。

ご存知の通り、素材にも季節感が存在します。

夏の綿や麻、冬のウールやカシミアと聞くと、想像がつきやすいかもしれません。

先取りがポイント

では、春の代表的な素材とは何でしょうか。

春物、間物(あいもの)用を謳う素材は無くもないですが、個人的には、夏向けとされる素材を少しずつ先取りする事が、季節感にコントラストをつけるという意味で、良いのではと考えています。

勿論、やりすぎはリゾート感が出て、ビジネスには不適当になりますが、以下の取り入れ方であれば、多くの業界で受容されるのではないでしょうか。

  • シャツを麻素材(または、綿と麻の混紡)にする
  • メッシュ素材のネクタイにする
  • 三杢フレスコなど、あまり透け過ぎない夏素材のスーツを先取りする

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△ 麻混のシャツ

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△ 麻絹混のネクタイ

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△ メッシュ素材のネクタイ(素材は絹)

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△ 麻絹混の緑色タイに、三杢のスーツ(ウェストコート)

なお、ジャケパンではもう少し遊ぶことが出来るため、以下の工夫も可能でしょう

  • 綿や麻素材(ビジネス用途ならばウール混紡が良い)のジャケットにする
  • 綿素材のスラックス(ビジネス用途ならばクリース入りが良い)にする

 

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△ ウール麻混のジャケット(艶を出したい場合は、ウール麻シルクの三者混にすると良い)

 

4.春らしい「香り」を纏う

通常なら、色と素材だけなのですが、今回は香りについて、香水の観点からも考えてみます。

香水に季節がある?

年間を通して1本の香水しかつけないという方もいらっしゃる事でしょう。 これは、好みやセルフブランディングの観点からは全く問題ありません。

ただ、香水には、(香水によって程度の差はありますが)「イメージされる季節」があります。

使われている香料の種類、香りの系統、香水ブランドのイメージ戦略等々、様々な要因から季節性が出ます。

ちなみに、私の場合は季節ごとに使用する香水を使い分けていて、ONの日用の香水としては年間で4~5本入れ替えています(ラインナップはここ数年変わらず)。

春のイメージがある香りとは?

春のイメージがある香水といえば、一般的にはシトラス系やアクア系等が想起されます(個人的にはアクア系は好みではありませんが^^;)。

これに、スーツスタイル――ビジネスでの利用を想定すると、多少のウッディやグリーン分が入っていると真面目な印象が出ます。

個人的には、草をイメージした香りは、スーツに良く合ってオススメです。

 

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例えば、ベチパーは、春の代表的な香りです(と、個人的には思っています。もちろん、通年でも全く問題なしですが)。

いくつもの「ベチパー」の名前がつく香水が出ていますが、個人的にはゲランのベチパーと、クリードのベチパーが好きです。

 

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こちらはクリードのグリーンアイリッシュツイード

レモンバーベナやアヤメの香りを基調とし、春先の肌寒い季節をイメージできるグリーンアイリッシュツイードという名前からも、その雰囲気を感じられます。

少し年齢層が高いほうが似合う香りかも知れません。

 

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春らしい香りを選ぶ際、当然デパートなどで実際に試香するのが一番ですが、fragranticaなど、データベースで当たりをつけていくと良いと思います(英語サイトです。残念ながら、この手の日本語サイトあまりありません)。

こんな感じに、どの季節に合うか、人気投票を見ることが出来ます(赤枠が「春」の項目。なお、ビジネス用途であれば、一番右の”night”より、右から2番目の”day”が勝っているのを選ぶと良いと思います)。

業種/職種によっては、まだまだ香水の利用がなじまないところがあるかも知れませんが、もし許されるのであれば是非チャレンジしてみて下さい(その際、「香害」には要注意です。過去に香害について記事に書いていますので、初めての方は是非こちらをご覧下さい)。

 



5.最後に

この時期、寒い日と温かい日が入り交じり、体調を崩してしまうこともあれば、花粉による不快感も増してきます。

しかし、私はこの時期の気候が一番好きです。

寒い日にはコートを羽織ることができるし、温かい日には春を先取りした軽快な格好も出来るからです。

秋も似た様な気候ではありますが、「季節の先取り」が粋であるという観点に立つと、温かい秋の日に夏の格好をするのはちょっと……というのが理由です^^;

皆さんは、この季節、どんな装いを取り入れていますか?

 

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