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カミチャニスタ「イタリアンファブリック」レビュー

投稿日:平成25年(2013) 8月23日 

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前回のセール情報で、今週日曜までカミチャニスタの上位ライン
「イタリアンファブリック」が通常ラインと同じ値段で購入出来るとお伝えしました。

そのなかで「イタリアンファブリック」とはどこが良いのか実際に体験すべく、
早速購入してみましたので、今回はそのレビューを掲載します。
セールは今週日曜までなので、参考になりましたら幸いです。

※ セールに関しての情報は前回のエントリを御覧下さい

 

 

■ 「イタリアンファブリック」のカミチャニスタを購入

どうも自分で試してみないと気が済まないたちでして……人柱購入です。

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いつも通りの箱で到着。

 

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どこが違うかというと……

 

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まずは、「ITALIAN FABRIC」という記事タグが違います。(^^;
Tessuto Italiana(イタリア語)でないのはご愛敬。

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参考までに、通常ラインのシャツはこんなかんじです。

 

■ イタリアンファブリックと通常ライン生地の違い

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写真では非常に伝えにくいのですが、イタリアンファブリックラインの生地について、
その特徴を挙げるならば以下の通りです。

  • 生地が滑らかで繊細
    恐らく、細番手の生地(生地に使う糸が細い)を使用しているのでしょう
  • 生地に表情がある
    単なるチェック柄では無く、その格子の中にさらに織り柄があるという凝ったものでした。
    手間のかかった生地の織られかたをしていると思います。

一言で言うと、「細番手でデザイン性の有る生地」となり、
名前に偽りの無い、イタリアらしい生地であると言えます。

 

 

■ 念のため縫製の確認

実は、チェック柄を選んだのにはワケがありまして……
それは、柄あわせがしにくく、従って縫製のレベルがよく分かるからです。

 

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剣ボロの部分。まずまずの出来だと思います。

 

 

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ヨーク部分。こちらも及第点です。

 

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ボタン部分。相変わらずボタンに糸足が無いのが残念ですが、こちらも及第点です。

(糸足……ボタンを縫い付けた後、その付け根に糸を巻き付けて丈夫にした部分。ボタンが取れにくくなる。日本製の場合はそこへ樹脂を塗布してさらに丈夫にすることもある。)

縫製については、通常ラインとの有意な差は感じることが出来ませんでした。
恐らく、イタリアンファブリックラインだからといって、
縫製を別ラインにしているわけではなさそうです。

 

 

■ イタリアンファブリック、ズバリ買いかどうか

「細番手でデザイン性の有る生地」のカミチャニスタ イタリアンファブリックですが、
結論から言うと、セール価格なら間違いなく買いだと思います。
一方で通常価格の場合、判断が迷うところです……。

迷うとはどういうことかというと、一般の既製品などに比べたら間違いなくコスパは高いのですが、
品質/技術力が高くなったとは言え、カミチャニスタは中国製。
日本製の土井縫工所FIRST EXPERIENCE等に比べると、やはりまだ縫製が見劣りします。

生地の面でも、イタリアンファブリックと土井縫工所の敷島帆布(通常ライン)を比べた場合、
品質面(繊細さ、なめらかさ)ではあまり変わらないと感じています。
逆に言うと、イタリアンファブリックになってはじめて同等レベルがという状態ですね。
(なお、土井縫工所とカミチャニスタ通常ラインは7千円弱、イタリアンファブリックは定価9千円弱)

一方で、生地のデザイン性はというと、(写真では登場しませんが)もう1着のシャツも含め、
カミチャニスタのイタリアンファブリックに軍配が上がると思います。
織り柄などがとても綺麗で、見ていて楽しいですね。

従って、セール価格なら間違いなく買い。通常価格の場合は人によりけりと言ったところです。
# カミチャニスタの型が、ご自身の体型が合うならば、通常価格でも買う価値はあると思います。
# ちなみに私は、通常価格の場合、総合点の高い土井縫工所を選ぶと思います

 


如何でしたでしょうか。
セール終了まであとちょっとですが、少しは皆様の判断材料になれば幸いです。

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