香水

第2回「香水は消臭剤ではありません」|【コラム】サラリーマンの香水について

投稿日:平成22年(2010) 11月14日  更新日:平成28年(2016) 1月18日 

レセナ ドライシールド パウダー スティック 20g 無香性ドライシールド パウダー スティック 無香性
製品はマイナーチェンジを繰り返しているが、かれこれ5年間くらい愛用中。
突然の力仕事など、職場のデスクの中にも1つ有ると非常に便利。

さんはどの様な消臭対策をとっていますか?

毎日お風呂に入る、朝は歯磨きをするといった事は、身だしなみとして当然のこと。それに加えて消臭剤も使っているのではないでしょうか。

もし、あなたが香水で臭い匂いを消しているのでしたら、周囲から「香害認定」されているかも知れません……。なぜなら、「匂いは足し算であって、引き算ではない」からです。

1.足せば足すほど黒くなる

水彩絵の具で絵を描いたことがありますか?

色々な色を混ぜていくのは楽しいですが、節操なく混ぜていくとやがて絵の具はどんどん黒に近くなっていきます。これと同じ事が香水にも起きます。

香水の重ねすぎは勿論、消臭として香水を用いると、良い結果を生まないことが多いのです。

でも実際に香水は消臭剤として使われているんじゃ…… と考えるかも知れません。これが罠で、香水を消臭剤として使うためには、香水を大量投入する必要があるのです。

 

2.香りを識別(弁別)出来なくなるほど大量投入?

緑色・赤色・紫色の絵の具を丁度良く混ぜると、黒い絵の具になります。

これはさっきお話しした事ですが、では、ここで総量比3倍の赤い絵の具をぶっかけてみましょう。赤黒い絵の具になるはずです。

つまり、大量に投入すれば消臭に使えるのです。でも、その色は「適量の赤」ではなく、「大量の赤黒」になってしまうのです。

第1回の「香水は決して怖くない!?」で紹介したとおり、若い男性において香水は近づいたときにフワッと香るのが最適。消臭目的でパシャパシャかけては香害(こうがい)になってしまいます。

 

3.キツい体臭を消すために

冒頭に挙げたように、普段からの身だしなみをきちんとすることがもっとも大切です。一人暮らしの場合は、生乾きの衣服にも気をつけて下さい。

靴をローテーションで履くことで、足の臭いも抑えることが出来ます。高温多湿の日本ならではの、シャツ(いわゆるワイシャツ)の下に下着を着けるのも非常に有効です。

これら、基本的なことをやった上でお薦めなのが制汗デオドラントです。

勿論、夏場ならともかく、年中スプレーを体に吹きかけるのは体にも財布にも良くありません。本サイトでは脇の下専用の制汗デオドラントをお薦めします。

 

4.脇の下専用のデオドラントとは

ユニリーバの回し者ではありませんが、レセナのパウダースティックがお薦め。我が家では兄妹そろって10年以上愛用しています。

効果は朝塗るだけで1日持続します。また、無香料のものあり、香水との相性も良いのです。

私はこれ一本で1年中対処しています。よっぽど激しい運動をする場合は別ですが、制汗スプレーは使っていません。

身だしなみをしっかりしていても、夏の炎天下や冬の暖房下で脇の下から匂ってきます。せっかく香水をつけていても、必要以上の体臭は避けたい限りです。

 

5.まとめ

  • 香水は足し算
  • 香水を消臭に使うと匂いが強すぎるため避けたい
  • 消臭には基本的な身だしなみとワキの下用制汗デオドラントが有効

ここで、香水好きの方には違和感があるのではないでしょうか。

そう、香水には体臭がある程度必要なのです。

香水はつけた人によって薫り方が変わります。それは、この体臭(と平均体温)のためなんです。本エントリーでは「体臭憎し」とも読み取れますが、必ずしもそうでないことを附記します。

体臭も、香水も、過ぎたるは及ばざるがごとし。ってことですね。

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今年はブルガリ マンとブルードゥシャネルが相次いで発売されましたね。
両方ともサンプルを手に入れることができました。前者はまぁまぁな感じ。
ただ、色々なところ広告を打ちすぎ……。ネクタイと香水だけは他人と被るのが嫌なので、ボトルを買うのはやめにしました^^;

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