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6千円の本格革手袋「MATSUグローブ」レビュー

投稿日:平成27年(2015) 12月20日  更新日:平成30年(2018) 5月3日 

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皆さんは冬場の通勤に、手袋を利用していますか? 当サイトでは何度か記事にしているためか、革手袋の質問や情報をいただくことが増えてきました。

そこで、今回は戴いた情報の中から1つを選び、実際に買って、レビューしてみました。

今回選んだのは、イタリア産の皮革を利用し、チャイナで安価に製作しているという「MATSU GLOVES」です。2年前の記事「手袋の賢い選び方 5つのポイントを考える」を見た方から、情報をいただきました。

まだまだレビュー候補はありますが、<日本語サポートがあること、サイズ交換が可能なこと、6千円台以下>という条件に上手く合致したため、これを選びました。(他にも色々情報をいただいているのに、あまりレビューできなくてすみません……)

 

1.製品情報

今回購入したのは以下の製品です。

  • 製品名:MATSU Luxury Men Winter Warm Lambskin Leather Gloves (Touchscreen&Cashmere) M1006
  • 素材:表……羊革、ウラ……カシミアニット
  • 色:黑(黑、茶、赤茶、紺の4色展開)
  • 価格:\6,480(税・送料込)
  • 購入場所:革手袋専門店PROUD(日本国内の販売代理店)
  • リンク:公式サイト

購入した店に直接確認したところ、製造はチャイナですが、日本企業が企画指導しているブランドとのこと。今のところはアメリカでの売り上げが大部分を占めているそうで、これから日本での販売に力を入れていく予定だそうです。

 

2.フォトレビュー

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EMS(国際スピード郵便)にて、現地(チャイナ)から直接到着しました。円高時代にさんざん見慣れた国際郵便用の袋です。なんだか懐かしい気分になります。

伝票上は広東省江門市から発送されており、注文から約3日で届きました。国内の通販に引けをとらない早さです。

 

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開封すると、紙製の手提げ袋と、手袋のケースが出てきました。

 

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ブランドロゴです。

 

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手袋のケースを開けると……

 

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かなり綺麗に梱包された手袋が出てきました。

 

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製品コンセプトが英語で書かれています。 日本発の革手袋ブランドとのこと。前述しましたが、アメリカでの売り上げが圧倒的に多いそうで、逆輸入ブランドと言ったところでしょうか。

 

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今回は黒色の羊革を購入しました。

 

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ライニングはカシミアのニットです。

 

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羊革は軟らかく、かつきめが細かいので手袋の材質としてはかなり優秀です。個人的にはカジュアルな鹿革も好きなのですが、スーツには羊革が良いでしょう。

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▲ 参考:左が鹿革(他ブランド)、右が本製品

 

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製造国がチャイナということで少し不安だったのですが、革質・縫製ともに綺麗でこの価格帯にしては十分すぎるほどでした。

 

3.着用レビュー

実際に着用してみました。

つけ心地

入り口が広めなのと、カシミアの滑りが良いため、とてもつけやすいです。カシミアの裏地は滑りが良いことに加え、フワフワしているので、付けていて気持ちが良く感じました。

防寒

革製であることと、裏地がカシミアタイプのため、かなり温かいです。ただし、入り口が広めなので少し風が入りやすく感じました。(ボタンで留めるタイプやとっくりタイプもあるので、気になる方はそちらにする手もアリ。)

見た目

縫製が綺麗なのと、革質がこの価格帯にしては良いため、綺麗に感じました(もう少し指が細いデザインだと良いかも……)。 また、今回は黑色しか購入していませんが、紺色など日本では珍しい色も選べます。

 

4.まとめ(良いところ、要改善点)

良いところと要改善点をまとめてみました。

良いところ

  • 革質がこの価格帯にしては良い
  • チャイナ製ながら、縫製が綺麗
  • カシミアのさわり心地が良い
  • 装着したままスマホが操作できる

要改善点

  • 生産者の情報が少ない
  • (他の種類については)デザインがアメリカンな物が多い

総論としては、かなりコスパの高い手袋だと感じました。当然、耐久性なども今後見ていかなくてはなりませんが……。6千円台の革手袋としては、お薦めの1つです。(どうしてもブランド物がと言う方は、このコメントも参考にしてみて下さい)

【要改善点の1つめについて】ブランドの公式サイトにはSNS等へのリンクはあるものの、会社概要や住所どころか企業名すら表記が見当たりませんでした。今回は日本の販売店に問い合わせ、製品の企画が日本企業であることなどが分かりましたが、肌に直接装着する物ですから、生産者の表示は必須だと思います。(チャイナ製の粗悪品と区別をする工夫が必要だと思います。カミチャニスタがその辺上手いですよね。)

【要改善点の2つめについて】面白い点でもあるのですが、今回購入した様なクラシカルな手袋がある一方、アクション映画の中でしか見たことの無い(日本では冷やかされそうな)穴あき指無しの手袋などが、かなりラインナップされており、もう少し日本市場ウケするタイプを増やせば良いのに……と感じました。

 

5.(おまけ)購入場所について

当初、今回の購入場所である革手袋専門店PROUDの情報をいただきましたが、この製品自体は複数のルートから購入することが出来ます。それぞれ特徴があり、また価格が違ったりとわかりにくいので、まとめてみました。

PROUD(代理店)

初回購入時には革手袋専門店PROUDがお薦めです。これは、電話を含む日本語のサポートが充実していることや、サイズ違いによる交換が可能だからです(また、リンク先には分かりやすいサイズガイドもあります)。とくに手袋はサイズ合わせが非常に難しいため、サイズ交換は重要です。

また、プレゼント用のギフトパックやパターンオーダーは今のところこの店しか出来ないようなので、プレゼント用やカスタムを考えている場合はここ一択になります。

Amazon

一方で、2回目以降の購入時や、少しでも安く買いたい場合にはAmazonから購入という選択肢もあります。送料を勘案しても、記事執筆時点では上記代理店に比べて15~20%程度安いです。

公式サイト(海外直営店)

最後に、少しハードルが高めですが、3双(3組)以上購入する場合には、本国の公式サイトから購入するのも手です。1双38.99ドル(1USD:120JPYで、約4,700円)で、100ドル以上が送料無料になります。(時期によってはセールもやっているようです)

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