靴下

ユニクロのハイソックスは、ロングホーズとして使えるか!?

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先日、本サイトの読者から、ユニクロのハイソックスがロングホーズとしてつかえるかも? というコメントを頂きました。

色が黒とグレーしか無いが、値段が一足390円と、もしロングホーズとして使えるのであれば破壊的な値段です。

ということで、早速購入して試してみました。ラインナップ、組成、ハリソンとの違い、履き心地、手入れのし易さなどをレポートします。

0.スーツスタイルに欠かせないロングホーズとは

※ この項目は、ロングホーズってなに? という方向けなので、レビューのみを見たい方は読み飛ばして下さい。

スーツやジャケパンスタイルのズボンから、生足やすね毛がチラッと見えれば、どんなに格好良く決まったスタイルも、幻滅します。 スーツや正統なジャケパンスタイルにおいて、生足を見せることは厳禁です。

これを防ぐために欠かせないのがロングホーズです。

ロングホーズは膝小僧まで届く長めのハイソックスで、椅子に座ろうが、足を組もうが、すね毛が露出することはありません。さらに、チラッと見える足首やふくらはぎを、魅力的に見せることができます

一方で、敢えて「ハイソックス」では無く「ロングホーズ」を冠する製品は高額な物が多いのも事実です。

当サイトで第一選択として推奨しているハリソンのワイドリブ ロングホーズも、一足1,500円程度と、通常の靴下から比べると高価です。見た目や履き心地はかなり上質なのですが、可処分所得の少ない就活生や、お小遣い制の所帯持ちサラリーマンには厳しいものがあります。

そこで、今回390円のユニクロのハイソックスはどうなのか、という話になるわけです。

 

1.外観レビュー

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ラインナップと価格

コメントでも頂いていたとおり、色はグレーと黒の2色のみです。商品番号は「476475」。

サイズは25-27cmと27-29cmの2種類です。 低価格のハイソックスはサイズが1つだったりするので、そこは嬉しいポイント。 今回は25-27cmを、2色とも購入しました。

そして、特徴的なのがその低価格で、単品では390円(税込)で、しかも複数購入で330円(税込)まで単価が下がります。

店頭のほか、公式サイトからも購入可能です。

https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E467909-000/

綿が73%

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また、低価格のハイソッスクには珍しく、7割以上が天然繊維(コットン)です。

さすがに、ハリソンのように超長綿100%とはいきませんが、価格差が1/5でコットン7割超は脅威的です。

のこりは、強度や洗濯時の色あせ防止に寄与するポリエステル21%とナイロン3%、そして履きやすさを担保する(ストレッチ性が高くなる)ポリウレタンが3%です。

ただし、買いだめはしない方が良い

なお、ポリウレタンは時間経過で加水分解し、柔軟性が失われます。 従って、3年以内に使い切れる量を購入するのが良いと思います。

インフレを見越して10年分購入する、というのは止めておきましょう^^;

ハリソンとの違い

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ハリソンのワイドリブロングホーズ(23-24cm)と比較すると、若干短いのが分かります。

 

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具体に比較すると、実測で8.7cm程度短くなります。

テクスチャ

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テクスチャは、ハリソンを始め、当サイトで紹介してきた高価格帯のロングホーズと比べると、若干厚手に感じますし、艶も少なめです。

 

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一方で、縫製は390円とは思えないほど綺麗です。 ここは、さすがユニクロといったところ。

 

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長さもハリソンより短いと先述しましたが、少なくともふくらはぎの上まではありそう。次項の着用レビューでもこの点は確かめてみようと思います。

 

2.着用感レビュー

続いて、実際に着用してみてのレビューです。

加圧感は均一で心地よい

まず加圧感ですが、均一でそこまで強くない、という感じがしました。

ハリソンワイドリブロングホーズよりは厚手のため、若干圧力を感じますが、福助やタビオと同等くらいのイメージです。

したがって、歩行中にずり落ちてくることもなく、また足が痛くなることも有りませんでした。

長さは十分

次に長さですが、個人的には必要十分でした。

もちろん、足の長い方は物足りない可能性もありますが、ふくらはぎの上、膝小僧の下まで十分ありますし、逆に既存のロングホーズが長すぎて折り返していた、という方にはむしろ良いかも知れません。

蒸れにくい

この手の安いハイソックスで気になるのは、蒸れやすさです。

しかし、天然繊維が多めなのが良いのか、長時間履いていても蒸れることはありませんでした。

艶が無くドレス感は無い

一方で、ネガティブ要素としてはドレス感が少ないことがあげられます。

やはり、若干厚手なのと、リブのデザイン、そしてなによりも艶のなさがドレス感を消しています

通常の勤務や客先訪問くらいであれば問題無いですが、個人的には披露宴や式典にはハリソンを使うと思います。

履き始めの靴でも安心して履ける

ただし、厚手が奏功する面もあります。

履き始めの革靴は靴擦れがあるあるですが、この製品はクッション性が高く、かつ化学繊維が2割含まれているため、足にも優しく靴下もすり減りにくいと思います。

 

3.メンテナンス性

個人的には、メンテナンス性の高さが、本製品における一番の良いポイントに思います。

ガンガン洗濯、ガンガン乾燥できる

ハリソンの綿100%や、ウール混紡のドレスロングホーズは、できればデリケート洗いで、最低限タンブラー乾燥厳禁の日陰ぼしです。

一方で、家庭を持って育児がスタートすると、自分の靴下だけ別洗いする(してもらう)などと悠長なことは言っていられなくなります。

そう、靴下はドラム式全自動洗濯乾燥機に投入され、アルカリ性の洗剤とワイドハイターで子供の食べこぼし衣料と一緒にガシガシ洗われ、(メーカーは非推奨ですが)そのまま高温でタンブラー乾燥に掛けられます。

本製品を何度かこの方法で洗濯に掛けましたが、縮まず、傷まず、普通に着用出来ました。さすがユニクロ^^;

また、傷めば買い換えれば良い、という値段設定もあって精神的に楽です。(数千円もする輸入品のロングホーズは、この洗い方はできないですよね……)

 

4.まとめ

最後に、良い点と悪い点をまとめたいと思います。

良い点

  • かなりの低価格
    → 390円、まとめ買いの330円は安すぎる。
  • サイズが2種類有る
    → 低価格のハイソッスクはワンイズのことが多く、嬉しい。
  • そこそこの見た目
    → ドレス性は低いが、日常使いにはとても良い。
  • メンテナンス性が高い
    → 全自動洗濯乾燥機でガンガン洗って乾燥できる。所帯持ちに嬉しい。

悪い点

  • 色が2色しかない
    → 本当は紺色と茶色があると便利。紺色はネイビースーツに、茶色はジャケパンスタイルに合わせやすい。
  • ドレス性は低い
    → 艶が無い。
  • 長さが若干短い
    → 足が長いと物足りないかも?

結論

これは、買って良し、です。

まぁ、買うか買わざるか迷う以前に「一足買ってみてください」というお値段なので、とりあえず皆さん買ってみてください。

個人的には、値上げ前に買ったハリソンの在庫がまだまだ多くあるので、大量購入はしないかも知れません。 しかし、別洗いしなくて良く、そのまま乾燥できるのは大きなメリットなので、子育て疲弊中のメインロングホーズになる可能性が濃厚です^^;

 

最後に、本靴下をご紹介頂いたritさん、どうもありがとう御座いました!

 

 

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Shichilie

新入社員時代に、着道楽だった祖父の影響でスーツスタイルに興味を持ち始める。様々な店で60着以上のスーツやジャケットをオーダーし、30足以上の革靴を収集・ローテーションしてきた。

趣味が高じて、2009年(平成21年)からブログでの情報発信を開始。

東京生まれの東京育ち。 好きな言葉:自我作古

詳細:「サラリーマンのファッションを考える」について

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