サラリーマンのファッションを考える


書評 | MEN’S EX 2010年07月号レビュー

     (更新:平成28年1月18日)

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MEN'S EX (メンズ・イーエックス) 2010年 07月号 [雑誌] MEN’S EX (メンズ・イーエックス) 2010年 07月号 [雑誌]
(2010/06/05)

書評……というか、雑誌評です。今回は先週発売のMEN’S EX 2010年07月号です。

MEN’S EXは(多少提灯記事が多いものの)数少ないマトモな男性向けファッション雑誌です。ファッション雑誌と言っても読者として想定する年齢は40代~で、それもある程度お金を使える独身男性向け、と言ったことろこでしょうか。

このブログは大学生と20代のサラリーマンを対象にしており、「おじさん雑誌なんて……」と思われるかも知れません。しかし、(詳述しませんが)現在の若者向けファッション雑誌の酷さを考えると、若者がスーツスタイルを学ぶ上で、雑誌の中では一番の教材だと思っています。

なぜなら、

極端な流行物を紹介しない ←極端な流行物は40代に合わないので
ある程度洗練されている  ←色々なファッションを取り入れてきた人たちが対象読者
スーツとジャケットを中心とした「大人」スタイルが中心 →「スーツの壁」を乗り越える上で、勉強になる

という理由があるからです。勿論、雑誌情報を鵜呑みにするのではなく、批判的・懐疑的な考察をしながら読むと、提灯記事にひっかかったり、コストパフォーマンスの低い物(この雑誌はCP低めの物が結構掲載されている)をつかまされたりすることが少ないと思います。

と、前置きが長くなりましたが、MEN’S EX 2010年7月号の書評に入りたいと思います。

MEN’S EX 2010年7月号は大まかに2つの特集記事で構成されていました。1つは表紙に大きく掲載されている「エグゼクティブなお得モノ」で、一言で評すると「いつもの提灯記事にちゃんとした内容も含まれた高品質紳士用品特集」といったところでしょうか。もう一つは「大人の新作時計200」です。こちらは後述します。



いつもの提灯記事にちゃんとした内容も含まれた高品質紳士用品特集?

革小物から自動車まで、エグゼクティブたちがどの様な物を使っているのか、好んでいるのかを紹介している記事です。今号のトップ記事です。

目を引いたのは、代理店や金額が書かれていない品がいくつかあったこと。海外のエグゼクティブが(たぶん)本当に好きな品が掲載されているのだろうなと感じました。一方で、MEN’S EXとつながりの深いセレクトショップから、何度も掲載経験のある品が多数紹介されていました。(→半分くらい提灯?)

あまり偏った内容ではなく、参考にすべき内容が多く含まれていたので、この特集だけでも買いだと思いました。たとえば、モレスキンのノートと、ファーバーカステルの鉛筆も紹介されていました。このアイテムは2つとも本当に優秀で、私も重宝しています。このなかでファーバーの鉛筆については代理店(たぶん日本シイベルヘグナー)の名前も値段も掲載されていなかったので、本当にエグゼクティブお気に入りなんですね、と感じました。

 

■大人の新作時計200

時計好きの方はどうぞ。としか言いようがありません。私はあまり時計に入れ込む気はないので、そんなに興味が湧きませんでした。なぜなら、スーツスタイルにはクラシカルな時計が2本あれば十分だと思うからです。

具体的には、
1:文字盤は白、金色のケースで3針、茶色の革ベルトのシンプルなもの。
2:同じく文字盤が白でケースは銀色、3針の黒革ベルト。こちらもシンプルなもの。

いずれも自動巻がおすすめ。
もう1本付け足すならばなるべく薄い銀色ケースとバックル、太陽光発電と電波時計が入った国産の時計でしょうか。

なぜなら、スーツスタイルにはなるべくシンプルな時計が似合い、結果的にCPが高いからです。時計はファッション性が高いパーツです。少しでも個性的なデザインを選んでしまうと、その流行が終わったとき、あるいは皆がその時計を着用するようになったときに出番が少なくなってしまうばかりか、合わせる服や靴も限定されるので、経済的ではありません。

時計の蒐集(収集)自体を趣味とされる方、はたまた高い時計でハッタリを効かせたい方ならば良いですが、スーツスタイルを向上させたいと考える方には、あまり時計にのめり込むことをお薦めしません。3本目の20万の時計1本よりも、6足目の20万の靴一足の方が、よほどコストパフォーマンスに優れます。

 



■その他

他にはクレジットカード検定(特集)が秀逸でした。まぁ、あきらかに広告費貰ってそうな、特定カード会社の宣伝が混じっていましたが、そこは自分でフィルタリングしてください。
# 私もお薦めのBicスイカが掲載されていました。どうせならポケットカードも併載すればよいのにと思うのですが……^^;

 

■総評(買いか、どうか。)

まぁ、5点満点中4点といったところでしょうか。結論は買いです。時計好きな方ならば、5点でも良いと思います。

それにしても、「赤峰先生」のジャケット+パンティーという奇っ怪な姿(p.163)は何とかして欲しい。。。。一瞬ドキッとしてしまいました(それが狙い!?)。個人的には赤峰さん株がストップ安です。あと、p.185の「ワタる世間は夢ばかり」は本誌の品位を著しく毀損していると思うのは私だけでしょうか?

 

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