洗濯

日々の洗濯を楽にする5つのTIPS

投稿日:令和6年(2024) 5月3日  更新日:令和6年(2024) 5月6日 

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皆さんは洗濯、していますか?

おそらく本サイトを見ている方の多くが、衣服やそのメンテにこだわりがあって、自分で洗わないと気が済まない……という方なのでは無いかと推察します(偏見)。

かくいう私も、家庭におけるの洗濯担当大臣を拝命しており(というか他人にやらせたくない)、日々円滑な”家庭内洗濯行政”を担っています。

ということで、洗濯に関するTIPSは色々あるのですが、今回は面倒な洗濯を楽にする、という観点でのTIPSを5つご紹介します。

1.全自動ドラム式洗濯乾燥機の活用

身もフタも無いことを言うと、本気で洗濯を楽にしたかったら全自動ドラム式洗濯乾燥機(ドラム式洗濯機)の導入は必須です。 まさに、一丁目一番地です。

これは、本当にQOLを上昇させますし、自身の自由時間を大きく創出してくれます。 なぜなら、洗濯から乾燥まで全ての工程を自動でこなし、最近の機種は洗剤も自動投入で、洗い終わりのタイミングや天候の計算、干す労力などがすべて不要になるからです。

さらに、洗濯後、間髪を入れない乾燥によって、サラーマンの大敵といえる、生乾き臭も根絶できます。

もちろん、①値は張ります(縦型の倍以上)し、②汚れの落ちは悪く、そして③壊れやすいという大きなデメリットを抱えています。

しかし、これらのデメリットは軽減可能ですので、本項ではそれを中心にお伝えします。

ドラム式洗濯機のデメリット対策

①値が張る → 安い時期を狙え

ドラム式洗濯機が安い時期は、一般的には新製品への切替が進む直前の9月頃と、年末年始と言われていて、この時期であれば安く買えます。

ただ、早く買えば買うほど、自身の自由や家族との時間を増やすことができます。また、インフレ影響を考えると、生活に無理のない範囲で早めに購入したほうが幸せになれますし、時間をお金で買えたとすると、全自動洗濯乾燥機の価格はかなり割安だと思います。

②汚れの落ちが悪い → 酸素系漂白剤や温水の活用

大量の水/水流で洗浄する従来型の縦型洗濯機に比べると、ドラム式はどうしても洗浄力に劣りますし、それが理由で買い換えない方も多いです。

しかし、酸素系漂白剤や温水を上手に活用すれば、十分解決可能です。これは後述します。

③壊れやすい → 保険を活用

ドラム式洗濯機は、その構造上かなり壊れやすいと言われています。

実際に我が家の洗濯機も約2年おきに壊れており、その修理費用は毎回1~2万円程度でした。 会社の同僚も軒並み2~3年おきに壊れており、高額の修理費用を請求されていました(本体が高額であるため、修理費用も高くなる。特にヒートポンプがやられると高額になりがち)。

これは、壊れやすいヒートポンプ、衣類のホコリにまみれた空気循環、斜めの回転軸、洗濯容量が少ないため利用回数が多くなる、高温の乾燥及び冷却の繰り返しによる部品劣化、等々構造上の問題に起因しており、どうしようも無いことのようです。

そこで、このデメリットを解決する手段としてお勧めなのが東京電力の家電修理保険「家電修理サービス 動産総合保険(商品付帯契約方式)」)。

月額300円で設置から10年間、何度でも最大50万円/回の修理ができ、しかも自己負担0というもの。 加えてエアコンと冷蔵庫もにも対応しています。

本来、保険は期待値から考えると「発生確率が小さいが、発生すると支払能力を越えたり事業継続に支障が出る事象」にのみかけるべきものです。

しかし、ドラム式洗濯機、それも高頻度で回す子育て世帯は明らかな高リスク群で、元が取れる確率が高いと思います。 また、金銭面の利得以上に、一日に何回も回すことに心理的抵抗がなくなる良い手段だと思います。(とはいえ、加入の是非は自己判断でお願いします。)

私が利用しているもの

我が家では長年日立の洗濯機を利用してきました(縦型の時代から)。

ただ、ここ1~2年で乾燥方式に大きな仕様変更があり、一概にオススメすることはできないため、本欄でお推奨機種を記載するのは避けます。

 

2.濃縮洗剤の活用

続いてお勧めなのが、濃縮洗剤の活用です。

店で並んでいる液体洗剤を見ると全て同じに見えてしまいますが、重要なのがその「濃度」です。

ドラム式洗濯機の(一部縦型洗濯機にもついていますが)目玉機能の一つに洗剤の自動投入がありますが、濃度が薄い液体洗剤を使うと、頻繁に洗剤の補充が必要になってしまいます。 そもそも、購入の手間も増えますよね。。。

したがって、濃度の高い洗剤を選ぶと、手間が楽になります。

洗剤を直接洗濯槽に投入していた時代には、濃度の薄い洗剤の方が素早く広がる上に、洗濯物の傷みも少ないのでお勧めでした。 それこそ、ボウルでお湯に溶いてい時代もありました^^;

しかし、今では丁寧に洗剤を加水してから投入する機種が増えており、この心配はかつてのものとなりました。

私が利用しているもの

ちなみに、私はアタックZEROの自動投入専用を使っています。水量30Lに対し6mlと、従来型の1/5の量しか使用しません。 詰め替えも、買いに行く頻度も1/5です。

なお、洗剤を入れ替えた際には、洗濯機側の設定変更を忘れないようにしましょう。

 

3.酸素系漂白剤の活用

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洗濯は洗剤だけでもできますが、シミ抜きや殺菌に役立つのが「漂白剤」です。

漂白剤は色が落ちてしまうので、色物には使えないのでは……? という誤解がありますが、色が落ちてしまうのは「塩素系漂白剤」で、「酸素系漂白剤」を使えばほとんど問題がありません

特に子育て世帯の場合、食べこぼしや排泄物の粗相などで、頻繁に衣類が汚れたりシミがついたりします。

これを一々、固形石鹸とブラシで手洗いしていたのでは、時間がゴリゴリ削られていきますし、このイベントが複数発生日には発狂しそうになります。

そんなとき、酸素系漂白剤をささっと塗って、他の洗濯物と一緒に洗ってしまいましょう。 汚れてから時間が経っていなければ、かなりの確率でシミを落とす事ができます。(さすがに、大規模なシモの粗相は一緒に洗わず、酸素系漂白剤を入れて単品で予洗いをします。)

私が利用しているもの

普段からワイドハイターEXを愛用しています。

上位グレードもありますが、個人的には差は感じられませんでした。 利用する頻度が高く大量に使うため、大きめのボトルを購入し、次項で紹介するアタックゼロの容器に詰め替えて使っています。(ただし自己責任でどうぞ。)

 

4.アタックゼロ「容器」の活用

先述した酸素系漂白剤はもちろん、おしゃれ着洗い用の中性洗剤、シミ抜き用の洗剤など、洗剤には様々な種類があります。

一方で、それらの洗剤は色々な形のボトルで背丈も違い、さらに頻繁に使うのに一々計量したり、計量したカップからさらに衣服へ垂らすのが面倒だったり、垂らしにくかったりと不満が……。

そこで、私の場合はアタックZEROのワンハンドタイプボトルに詰め替えて使っています。 使い切って、中を洗って乾燥させ、てっぺんの部分に内容物をメモしておけばOK。 1トリガー(プッシュ)でほぼ5ml正確に吐出されます。

食べこぼしやシミに直接塗布するケースが多いワイドハイターEXのほかに、おしゃれ着用中性洗剤、気分を変えたいときの柔軟剤などを入れて使っています。

ただし、当然メーカーは推奨していない使い方ですので、自己責任でお願いします。 特に、子供の手の届くところには置いておかないようにします。(なお、塩素系漂白剤は危険かつ揮発しやすいので不適です)

 

5.温水の活用

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洗濯の手洗いやシミ抜きしたことがある方は、温水による汚れ落ちの威力をご存知だと思いますが、洗濯機であっても温水の利用は可能です。

温水で洗濯する事で、普通の洗剤でも脂や脂に起因するシミが良く落ち、また酸素系漂白剤も効果が高くなるため生乾き臭にかなり効果的で、洗濯のやり直しを減らすことができます。

最近は、賃貸でも分岐水栓がつき、温水が利用出来るようになっている物件を見るようになりました。 持ち家の場合は、新築時やリフォーム時に、温水が出るようにしておくと良いでしょう。(洗面台が近くにある場合は、洗面台下から分岐させる方法もあります。)

もちろん、給湯のコストはかかります。 しかし、ドラム式は縦型と違って、水量が格段に少ないので、そこまで心配はいりません。 とはいえ、温水で「すすぐ」意味は「洗い」に比べて小さいので、「洗い」の給水が終了したら水にしてもOKです。

なお、すすぎ1回の洗剤であっても、仕上がりを良くし、洗剤残りを防ぐために、注水で2回以上のすすぎがオススメです。

設定温度について

必ず設定温度はメーカーの上限温度を守るようにして下さい。 また、温水の利用は洗濯機の寿命を縮めるたため、先述の保険の加入も要検討です。(上限温度を超えて使用すると保険の適用外になることも注意します。)

さらに、色物は温水にすることで色移りが発生する可能性があります。心配な場合は30℃程度のぬるま湯を推奨します。私も35-38℃の人肌程度にとどめています。

 

R060506追記:乾燥時に水冷(水道水で冷却する方式)の機種の場合は、お湯が出るようにしていると十分に除湿できず、乾燥が弱くなることがあります。 その場合は、設定で空冷に変更するか、乾燥時にはお湯が出ない様にする必要があります。 コメントでご指摘いただきました。ありがとう御座いました。

 

おわりに

童謡「おかあさん」には洗濯していた香りのおかあさんが登場しますが、イマドキは洗濯の香りがするお父さんの時代です。

洗濯は、靴磨きやメンテナンスに通ずる、男性的な趣味に極めて親和性の高い家事ですから、家庭内の職務分掌や地位向上にお悩みのお父さんには、是非率先して取り組んでいただきたいと思います。

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もし他にもこんなTIPSがあるよ、という方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント欄からご意見をお寄せ下さい。

 

 

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