みなさんは快眠できていますか?
隣家の生活音、道路工事、配偶者のいびきなどでお悩みの方は多いと思います。また、普段は大丈夫でも、出張時には眠れないという方はいらっしゃるのではないでしょうか。
睡眠の質はQOL(生活の質)や仕事のパフォーマンスに直結します。
今回は、私が愛用している樹脂式耳栓「マックスピロー(Mack's Earplugs)」について、良い理由、ネガティブポイント、装着のコツなどを交えつつご紹介します。
昨年のベストバイ記事にて、取り上げた製品を個別記事で紹介してほしいとコメントいただきましたので、前回に引き続きとりあげます。
1.睡眠の重要性
私たちサラリーマンにとって、良い睡眠は仕事のパフォーマンスを引き出し、快適な日中を過ごすためにとても重要です。
会議中に眠たくなったり、作業に集中できないのも、睡眠がしっかりととれていないことに原因がある可能性も。
また、IT業界の保守運用、マスコミ業界の宿直、海外出張が多い方など、ホワイトカラーであっても変則的な生活を送らざるを得ないケースが多々ありますが、その際肉体と精神を健康に保つのに重要なのも、良い睡眠です。
良い睡眠を得るためには、バランスの取れた食事と、適度な運動(体を疲れさせる)や日光浴(眠りに誘うメラトニンの元となるセロトニンを分泌させる)も重要ですが、加えて入眠と睡眠が阻害されない静かな環境が必要です。
2.耳栓の役割
その静かな環境を用意できない場合に重宝するのが、耳栓というわけです。
隣家がホームパーティをしている、家の前の道路が工事を始めた、配偶者のいびきがうるさい、交代勤務で騒音の大きい日中に寝る必要があるなど、ケースは様々でしょう。
また、出張時、明日朝から重要なプレゼンを控えているが、ビジホの前が幹線道路や鉄道駅でうるさくてぐっすり眠れそうにない……というケースもあります。
職場での昼寝が許される(パワーナップと称して推奨する職場もあります)場合、話し声がうるさくて眠れないということもあるでしょう。
そんなときに活躍するのが耳栓です。
私の場合、上に挙げたケースのいくつかに該当することが多く、これまで数々の耳栓を愛用してきました。しかし、耳穴が痛くなったり、遮音性が高くなかったりとあまりしっくりきていませんでした。
そこで昨年、隣家の工事を切っ掛けに本腰を入れて複数製品を片っ端から試した結果、行き着いたのが今回紹介する「マックスピロー(Mack's Earplugs)」です。
3.マックスピローが良い理由
これまで、耳栓に対し2つの悩みを持っていましたが、そのいずれも解決できたのがマックスピローでした。
耳が痛くならない
ひとつめの悩みは、耳が痛くなることでした。
従来使っていたのは、低反発スポンジタイプの耳栓でした。薬局で耳栓コーナーを見ると、8割方このタイプが並んでいます。
自分の耳の穴に合うサイズを選べば痛くならないと思っていたのですが、毎日の睡眠で連用すると、どんなにフィットしている耳栓でも痛みを感じるようになりました。
これは、このタイプの耳栓の宿命でもあります。というのも、スポンジの反発により、負荷を掛ける形で耳の穴にフィットさせ遮音するためで、この反発がどうしても耳に負担をかけるからです。
一方マックスピローは耳の穴に入れるのではなく、穴の周囲にある耳の凹みを樹脂(パテ)で覆ってしまう仕組みです。耳に負荷を掛けないため、痛くならないのです。
最初は慣れないかも知れませんが、耳の違和感も少ないため、安眠にも繋がります。
ある程度遮音性が高い
もう一つの悩みは、遮音性が高くないことでした。
従来のスポンジタイプの耳栓は、耳が痛くないように小さいものを使ったり、あまり耳の奥に入れないように使ったりすると耳にとっては楽になりますが、当然遮音性は低くなります。
また、工事現場の発電機の音、隣家の室外機の音など、重低音は構造上遮音しづらいようです。
一方で、マックスピローはシリコン製の密度の高い樹脂を使っているため、重低音から高音までかなりカバーできました。
ただし、このタイプの耳栓がもっとも遮音性が高い、というわけではありません。巨大な低反発スポンジタイプで高遮音性を謳う製品の方が、より遮音性が高くなります。
しかし、こういった製品は短時間利用かつ遮音を目的とした利用には良いのですが、睡眠や集中を目的(遮音はあくまで手段)とした場合には、耳の違和感や痛みなどが発生し、利用に適さないのです。
4.ネガティブポイント
もちろん、どんな製品にも良い点と悪い点があります。最後に、マックスピローについてネガティブポイントをご紹介します。
格安ではない
マックスピローは、Amazonで6ペア1,000円弱、1ペア換算150円程度(記事初出時点)。安いスポンジタイプの耳栓だと、1ペア30円程度ですから、決して安くはありません。
また、皮脂や耳垢等により粘着力が低下し遮音性が下がっていくため、永く使えるものではありません。耐久性は公式では5回、(耳を清潔な状態に保てば)個人的な感覚でも10回程度が利用の上限です。
とはいえ、買えない金額ではありませんし、効果から考えるとむしろコスパは高いと感じます。必要な投資でしょう。
慣れが必要
通常の、耳の穴に入れるタイプの耳栓とは使い方が全く異なります。そのため、最初のうちは慣れが必要で、違和感を覚える方もいるかもしれません。
私も最初の2~3回は違和感や上手く遮音できていない感覚がありましたが、説明書を再度よく読み、手順通りに装着することで解決しました。
コツとしては、耳の穴のみを埋めようとするのでは無く、耳の穴の外側にある凹み全体にマックスピローが密着するように押し広げることです。
5.おわりに
当サイトは、サイト名の通り「サラリーマンのファッション」をメインに扱っていますが、アクセス分析をしてみると、ガジェット系の記事もかなり読まれています。
ファッションに興味を持ってる方は、自身のライフスタイル全体の向上に対しても興味をお持ちなのかもしれません。
これからも需要があったら、たまにはこういう記事も書いていきたいと思います。
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