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ズボン用ハンガー サワフジノンスリップ4段のレビュー

投稿日:平成28年(2016) 3月5日 

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先週、ズボン用ハンガーの記事で少し触れた、サワフジの多段ハンガーについてのレビューです。ズボン用ハンガーの記事を書くにあたって、試しに購入しました。

ズボン用ハンガーがなんで必要なの? という方は前回の記事をご覧下さい。

一般的なズボン用ハンガーは(ジャケット用ハンガーも同じですが)一つのハンガーに一つのズボンしか掛けることが出来ません。しかし、今回レビューするハンガーは、一つのハンガーに4つのズボンを同時に掛けることが出来ます。

はたして実用に耐える物なのか、どの様な使い心地なのか、他の多段式ズボン用ハンガーとの違いは何かなど、考えてみます。

連続でハンガーの話題です。興味の無い方には大変申し訳ありません^^;

1.製品概要

ノンスリップスカートハンガー4段

  • 発売元:株式会社サワフジ(大阪)
  • サイズ:353 x 420mm、厚さ26mm
  • 材質:スチール(本体)、塩化ビニル樹脂(滑り止め)
  • 価格:1,124円(購入時)
  • 製造国:チャイナ
  • リンク:公式サイトAmazon

ノンスリップスラックスハンガー4段

  • 発売元:株式会社サワフジ(大阪)
  • サイズ:373 x 358mm、厚さ16mm
  • 材質:スチール(本体)、塩化ビニル樹脂(滑り止め)
  • 価格:1,182円(購入時)
  • 製造国:チャイナ
  • リンク:公式サイトAmazon

 

2.(クリップタイプ)ノンスリップスカートハンガー4段

製品名が「スカートハンガー」になっていますが、ズボン用ハンガーも兼ねています。

外観レビュー

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これまで3段のハンガーは使った事がありますが、4段は初めてです。縦にスチールのクリップが連装で4段並んでいる様は壮観です。

 

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クリップの位置はずらす事が出来ます。ズボンの位置を少しずつずらす事で、取り出しやすくしたり、柄を見えやすくしたりすることが出来そうです。

 

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クリップ部分の拡大。厚手のスカートも留められる様になっているため、力は強い方です。もちろん、製品名「ノンスリップ」にあるとおり、内側に滑り止めの樹脂があります。チャイナ製ですが作りは頑丈そうです。

使用感レビュー

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使用方法は至ってシンプルなので、普通のクリップ式ズボン用ハンガーを使った事のある方なら、あまり戸惑わないと思います。

製品そのものの作りや、ズボンのグリップ力も申し分ありません。

 

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この製品の特徴は、一段ずつ単独で開閉する点です。(開閉しなくても使えます。)

 

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ただし、2カ所以上開くとご覧の通り、バランスを失って傾いてしまいます。また、上段以外を開こうとすると、当該段より上の段も一緒に開かなければならないため、若干不便です。

この開閉機能は発想としては面白いですが、もう少し改良の余地があると思います。

 

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フックの拡大写真です。フックには滑り止めの樹脂がついており、和風建築であれば鴨居(かもい)や長押(なげし)に引っかけても落ちづらくなります。

また、フックそのものが回転する点もGOODポイント。格段に掛けられる場所が増えます。

自重だけで500gあり、これにズボン4本分の重さが加わるため、掛ける場所には注意する必要があります。

 

3.(バータイプ)ノンスリップスラックスハンガー4段

続いてバータイプのハンガーを。こちらは「スラックスハンガー」という名称になっています。

外観レビュー

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クリップタイプに比べると縦が若干短く、スッキリとした印象です。(正確には6センチ短い)

 

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塩化ビニル樹脂が塗られ、掛けたズボンが落ちない様になっています。

 

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クリップタイプと同様、バーを一本ずつ開閉する事が出来ます。

使用感レビュー

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ノンスリップという名称の通り、こちらも滑り止めが上手く働き、ズボンがずり落ちる事はありません。

使い勝手ですが、私があまりバータイプを多用しないからかも知れませんが、クリップタイプよりも扱いが難しい様に感じました。

理由は恐らくバーとバーの間隔が短いことだと思われます。掛けるときは開閉機能を用いた方が良い感じです。ただ、3段目や4段目に掛けようとすると上の段も開かなくてはならず、バランスを崩してしまう事が多々ありました。

 

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1段目ならまだ良いのですが……

 

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2段でこんな感じになります。

この開閉機能がイケていない件はクリップ式も同様ですが、クリップ式は開かなくとも掛けやすいので、あまり問題になりませんでした。

クリップ式に比べた利点としては、ズボンが折りたたまれて収納されるため、低いところにも掛ける事が出来る位ですかね……。設置場所の制約が無ければ、クリップ式の方が個人的には好みです。

なお、上部フックの仕様はクリップ式と同様で、使いやすいものでした。

 

4.他の多段タイプとの比較

本来はクリップタイプとバータイプ、それぞれ比較するべきなのですが、多段のバータイプを使った事が無いため、今回はクリップタイプのみ比較してみました。(今後、多段のバータイプを使う事がありましたら、追記したいと思います。)

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多段式ハンガーで有名どころはシンコハンガーや無印良品(上の写真)ですが、一番の違いはクリップの強さ(落ちづらさ)にあると思います。

シンコや無印は軽くて質感も良いのですが、クリップの力が弱く、厚手の重いズボンはたまに落下しそうになります。一方、こちらはグリップ力がとても強く、まず落ちる事はありません。

 

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MAWAハンガーを別売りのオプションを使ってつなげる方法(上の写真)も前回ご紹介しましたので、こちらとも比較してみます。

室内のフックに掛ける場合は、他のズボンを気にしながらクリップの操作をせずに済み、ハンガーごと取り出したり、順番を入れ替えたり出来るため、今回レビューしたサワフジのものよりも取り回しが楽でした。

しかし、クローゼットの中ではサワフジの方がお薦め。隣のハンガーを取ろうとしたときに誤ってハンガーごと引っかけて落としてしまう事があるためです。また、MAWAに比べ、クリップが大きいため硬くなく、また生地に後が残りづらいという点もあります。

 

5.総評

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この製品ですが、以下に該当する方にはお薦めだと感じました。

  • ジャケパン好きで替えズボンが沢山ある
  • ズボンをどこにしまった/掛けたか毎回忘れる(一覧性が高いです)
  • 頑丈なフックやポール、長押が部屋にある

また、クリップタイプを選ぶ場合は下記にも注意します。

  • ブレイシーズ(ズボン吊り)を掛けっぱなしにしない(肩紐が床についてしまいます)

MAWAで揃えているのでMAWAのハンガーコネクタで十分という場合もあるでしょうが、そうでない方には値段以上の魅力はあると感じます。

今回2タイプを同時にレビューしましたが、個人的にはクリップタイプの方が好みに合いました。どちらも価格は千円程度なので、ハンガーがないズボンがあるという方は、試しに買う価値はあると思いました。

 

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