前回の記事「スーツスタイルで気をつけたい「靴下7つのNG」」で少し採り上げたハリソンのロングホーズ(ハイソックスよりも長めの靴下のこと)。4年前に数足買ったものをかなりヘビーローテーションしていたのですが、耐久性が高く追加では購入していませんでした。
ただ、それでもほつれやすり減りが目立ってきたので、さらに向こう4~5年分ということで購入してみましたので、再レビューしたいと思います。
靴下の有名どころであるパンセレラ(英)やソッツィ(伊)などと併用していましたが、それらの半分~1/3位の値段なのに、見た目やクォリティは殆ど変わらないという驚異的なコストパフォーマンスに改めて圧倒されました。
1.購入品情報
4年前はおためし的に数種類を1~2足ずつ購入したのですが、今回は前回購入品の中で一番良かった「エジプト綿 ワイドリブ ロングホーズ」の紺黒灰の3色を数足、また茶色も1足買いました。
基礎情報
メーカー:ハリソン(日本、兵庫)
商品名:エジプト綿 ワイドリブ ロングホーズソックス (リンク:Amazon)
価格:S~M \1,200(税抜)、L \1,300(税抜)
サイズ展開:3種類(S:23~24cm、M:25~26cm、L:27~28cm)※
色展開:5種類(ライトブラウン、ブラウン、チャコール、ネイビー、ブラック)
※ メーカーに確認したところ、中間サイズ(24.5、26.5cmなど)は小さい方(たとえば24.5→23~24cm)に倒すとよいとのことでした。
2.フォトレビュー
今回はライトブラウン以外全色購入しました。左からネイビー(紺)、ブラウン(茶)、チャコール(灰)、ブラック(黒)です。
スーツは紺色が多いため、紺色を一週間分購入しました。茶靴とも合うのでお薦めです。
天下のパンセレラもソッツィもとても綺麗で履き心地も良いのですが、「靴を脱いで家に上がる」という文化が無い国の靴下だけあって、薄手すぎるのです。靴を脱ぐシーンがある時は、いつもハリソンを選んでいます。
しなやかで光沢のある超長綿の代表格「エジプト綿」を使用。残念ながら綿100%ではなくナイロンが少し混紡されています。ただし、同じハリソンの綿100%を並行して履いてきましたが、履き心地は綿100%とほとんど変わりませんし、耐久性はこちらの方が間違いなく上でした。
履き心地が左右されるトゥの部分。平置きだとふくれて不格好に見えますが、これは立体裁断されているため。足が入るとピッタリと吸い付くようになります。
踵の部分もおなじく立体的に裁断/縫製されています。また、この部分はかなり耐久性があり、革靴をガシガシ履いてもすり減りにくいです。
ロングホーズだけあって、かなり長いです。この写真からはわかりにくいかも知れませんが、筒の部分の上半分と下半分とでは編み方が異なっています。これは、足の形状にあわせて圧着力を変えているためで、これがハリソンロングホーズの履きやすさとずり下がりにくさを実現しています。
実際に履いてみました。ワイドリブがかなり綺麗に出ていますよね。
3.履き心地、耐久性、総評
ハリソンは私の中では大定番の存在です。もちろん、少しきつめの靴や、靴を脱ぐ可能性の無いときはパンセレラを履くパターンもありますが、少なくとも春夏用の綿の靴下は半分以上がこれになっています。
履き心地
最初のうちは少し「シャリシャリ」したざらつき感じがあります。また、若干締め付けが強いかな? と感じることがあります。しかし、2~3回履くとざらつきは一切無くなり、肌に良くなじむようになり、締め付けも丁度良くなってきます。(購入後に一回水を通すと、履き心地が良くなると思います)
耐久性
かなり高いです。繰り返し洗濯しても脱色や痛みが少なく、見た目の綺麗さを保ち続けることには驚かされます。
それでも、4年履き続けるとこんな感じになります。ここまできたら取り替え時です。
総評
満足しているので買い足したわけですが、改めて書き出してみると、このクオリティでこの値段は正直破格です(と言っても値上げしないでくださいね^^;)。大手セレクトショップにロングホーズをOEM提供している靴下製造元のプライベートブランドだけあります。
強いて欠点と言えば、余り有名でなく、扱っている店も少ないと言う事くらいでしょうか。職場でファッション好きの友人に訊いても、知らないか、名前は聞いたことがある、位でした。もう少し有名になっても良いと思うのですが、OEM提供先を喰ってしまうからダメなんですかね……。
まだ履いたことの無い方は、是非お試しください。