スーツの皺取りやニオイ取りにつかうスチーマー。
みなさんはどんな製品を使っていますか?
私は通常のスチームアイロン以外に、昨年の記事「新入社員のスーツ選び2 スーツスタイルのメンテ10のコツ(中)」にて少し紹介した、ツインバード製のスチーマー(ハンディーアイロン&スチーマー SA-4084BL)を使っていました。 たしか4千円くらいでAmazonから買った記憶があります。
←以前使っていたスチーマー
4年くらい愛用していたこのスチーマーですが、このたび蒸気が全く出なくなってしまい、
買い換えることにしました。
今回のレビュー対象はこちら。「強力スチームアイロン パワーノズル付」という、
まぁなんともそのままなネーミングの製品です。Amazonから送料込\2,730でした。
とりあえず人柱レビューとして、服のシワを伸ばしてみましたので、御覧下さい。
■ フォトレビュー
外箱はこんなかんじ。
箱はぺらぺら。2千円台の製品なので、余り気にしては居られません。
広告文は、しわ伸ばしと除菌に焦点が当てられているようです。
ウール用としては消臭や手入れにも使え、むしろ私はこちらの方がメインです。
無造作に詰め込まれていました。
本体と附属品一式、そして取扱説明書です。
附属品はこちら。
右奥から時計回りにカップ(計量用)、パワーノズル、くし、塩計量スプーン、塩です。
塩は大量のスチームを発生させるために入れます。当然蒸気には含まれませんのでご安心を。
450W。ドライヤーよりも小さい電力です。
韓国製なのはご愛敬。
裏側。
アイロンの形をしていますが、底面もプラスチック製です。
一番大きな丸い穴からスチームが出るようです。
取っ手の所に、簡単な取扱説明が。
こういうのは嬉しい配慮です。(といっても、すぐに使い方は覚えますが)
■ 実際に使ってみた
詳しくは取扱説明書を見て貰うとして、実際に蒸気を出すところまでレビューします。
まず、キャップのフタをあけます。
こちらに水を入れるのですが、まだ入れてはいけません。
先に、食塩を投入します。
食塩は附属の計量スプーンにすりきり1杯。
食塩も附属品一式として10回分くらい入っていますが、家庭用のでも大丈夫です。
取説によると「味塩は禁止」とのこと――って、当然ですね^^;
なお、スチーマーに入れた塩は減らないので、次回からは水だでOKです。
ただ、一週間以上使わない場合は、塩も含めて洗浄する必要がありますが。
そして、水を附属の計量カップを使って入れます。
これ1杯で、10分間水蒸気が出続けます。
最後に蓋を閉め、電源ケーブルをコンセントに繋ぎ、
取っ手の先についているスイッチをONにします。
手順はもうこれだけです。
だいたい、15秒くらいで水蒸気が出始め、さらに30秒くらい経つと安定して出始めます。
ちょっと見づらいですが、こんな感じで勢いよく水蒸気が出てきました。
■ 実際にしわ伸ばしをしてみる
それでは、実際にどのくらいの効果が有るのかを見てみます。
臭いは――いまのところWEBからは伝わらないので、しわ伸ばしに挑戦します。
デスクワークで無残についてしまったシワです。
1日放置したのですが、夏用で生地が薄いためか、復元しませんでした。
(伊:Fratelli Tallia di Delfino製)
こちらにスチームをあてていきます。
コツは、手で引っ張りながらスチームをあてること。
ただあてただけでは、特に薄い生地の皺を伸ばすことは出来ません。
裾を引っ張りながらスチームをあてること約1分。
こんな感じになりました。
結構綺麗になりました。
臭いも取れるので一石二鳥です。
アイロンでもシワはとれるのですが、アイロンが苦手な方は勿論、
ハンガーに吊したまま出来るので、複数着同時にメンテするときに便利です。
■ ツインバードSA-4084BLとの比較
スチーマー単体として見た時の性能は、
あきらかに今回のスチーマー(強力スチームアイロン)の方が上です。
一方、旅先でアイロンとしても使いたい場合には、2WAYのツインバード製の方が良いでしょう。
価格についても、強力スチームアイロンの方が安いです。
勿論、長期間使ったわけでは無いので、最終的にどのくらいで壊れるのかにもよりますが……。
(スチーマーは水道水のカルキによって、どうしても寿命が短い傾向にある)
箇条書きにして、メリットデメリットをまとめてみました。
(メリット)
・スチームの量と勢いが凄い
・スチームを出すときにレバーを握ったりする必要が無い
・価格が安い
(デメリット)
・アイロンとしてはまず使えない
・嵩張る(大きい)
・使用後、水を捨てにくい
単純にスチーマーとしての性能は良く、価格も安いので買って損は無いと思います。
今後、耐久性に問題が出たときは、本サイトでご報告しようと思います。
如何でしょうか。
これからの季節、汗臭くなったジャケットなども、
スチームでメンテをすると自然と臭いを消すことが出来ます。
ファブリーズなどの消臭剤に頼る手もあるのですが、
シリコンなどの生地に良くない添加剤も入っているので、私は使っていません。
生地を傷めるホコリをとるためのブラッシングも大事なのですが、
夏場は汗や皮脂が服につきやすくなる時期なので、
このスチームと、固く絞ったタオルで袖口や衿をぬぐうメンテナンスもお薦めです。
関連リンク:
強力スチームアイロン パワーノズル付(Amazon.co.jp)
ハンディーアイロン&スチーマー SA-4084BL(Amazon.co.jp)