タイ(ネクタイ)

上品かつ華やかな、お薦めネクタイ柄3つ

投稿日:平成28年(2016) 9月11日 

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夏も終わり、待ちに待った涼しい季節が近づいてきました。

暑さから、はたまた同調圧力でネクタイが出来ない日々に、悶々としていた方も多いのでは無いでしょうか。(言い過ぎですかね……^^;)

そこで、今回は久々にネクタイについてとりあげます。

これまでネクタイの基本柄として、クラシカルな無地(ソリッドタイ)や水玉(ドットタイ)ばかりご紹介してきましたが、今回はもう少し華やかさをプラスした柄を見ていこうと思います。

 

1.スタンダードは無地と水玉……だけど

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ネクタイは無地/水玉に始まり、無地/水玉に終わるとよく言われますが、私も同意見です。

紺無地のスーツに薄い水色のシャツと紺無地のタイという、紺グラデーションは「基本のき」であり、とてもシックで、かつ万人に似合います。

しかし、毎日が卵掛けご飯だと飽きるように、もう少し華やかさを取り入れたいと思うことは無いでしょうか?

そんなとき、私が活用している柄をいくつかご紹介しようと思います。

 

2.花小紋

花柄ときくと、とても華美な印象があるかも知れません。しかし、次の写真をご覧下さい。

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一見、紺地の水玉柄に見えますが……

 

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よく見ると花柄なのが分かります。

このように、細かく小さい花柄であればドットタイとして、中くらいの大きさであれば小紋タイとして使う事が出来ます。

 

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手近にある花柄のタイを集めてみました。

花柄が小さい、又は密度が薄ければおとなしく、大きかったり沢山あれば華やかになります。(とはいえ、これでもハッキリとしたストライプのタイに比べれば、上品ですよね。)

イタリア製のタイや同国製の生地を使ったタイに綺麗な花小紋の柄が多いため、もし狙う場合は参考にして下さい。

花も、プリントの物と、織り柄のものとがあります。織り柄の白く小さな花であれば、遠くから見ると水玉と区別がつかないほとおとなしく見え、かつ近づいて見た時の意外性とのギャップが面白く、初めて手を出すのにはお薦めです。

 

3.ペイズリー

ペイズリーといえば、オリエンタルな雰囲気のある、日本ではカジュアルに分類されることの多い柄です。一昔前ではビジネスでの着用は考えられませんでした。

しかし、今はおとなしめのペイズリー柄がかなり出てくるようになって、その常識も崩れつつあります。

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こちらは遠くから見ると青色の無地に見えますが……

 

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近づいてみるとこの通り、青地に水色で、大きな曲玉模様がプリントされています。

 

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こちらは水玉か小紋に見えますが……

 

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近づいてみると、小さな曲玉の織り柄であることが分かります。

派手な柄でも、色のコントラストや色使い、柄の大きさで、シックな印象になるのが良く分かります。

 

4.ハウンドトゥース

最後は、すこし合わせ方が難しいかも知れませんが、ハウンドトゥース(千鳥柄)をご紹介します。

 

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遠目にはグレイのタイに見えますが……

 

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近づくと、紺のグレンチェック(千鳥格子、ハウンドトゥースの格子柄)で有ることが分かります。

格子柄はカジュアルで、基本的にはビジネスに不向きな印象がありますが、単色のグレンチェックや、細かいハウンドトゥースであればシックにまとめることが出来ます。

 

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こちらは遠目に見ると薄い水色のタイですが……

 

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実際は青のハウンドトゥースです。

このタイはカジュアル用で少し派手ですが、もう少し色が濃ければ「遠目には青無地、寄ると紺千鳥」といった組み合わせになって、ビジネス用にも使えるでしょう。

 

5.終わりに

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今回お薦めした3つの柄に共通するのは「遠目に見ると地味だが、近くで見ると華やか」と言う事でした。

遠くから見ても華やかに見えるのは、ステージ上でしたら必要ですが、日常のビジネスシーンには不向きです。

しかし、遠目にはクラシカルだけれども近くに寄ると分かる装飾は、上品なのに意外性のある、場に相応しい華やかさを演出します。

プレーンな卵掛けご飯も愛しているけど、たまには牛しぐれ煮で食べてみたい――そんなときにお薦めの柄でした。皆さんはどの様に感じましたか?

 

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